脱毛症を治すにはどうすればいいか 健全な髪を育て維持する考え方

当ブログをご訪問いただき
ありがとうございます(^^)

脱毛症ドットコム管理人の毛福(もうふく)です。

当ブログの運営者(管理人)の自己紹介と
ブログを運営する基盤となる理念について
お伝えしていくページです。

自身も薄毛に悩んだ経験があり、
いろいろ知識もついてきたことをきっかけに
ブログを運営させていただいています。

自分だけでなく人の役に立つコンテンツを
発信し続けることを心がけております。

 

目次
1・管理人の自己紹介&経歴
2・思い込みと苦労が続いた日々
3・このブログを運営する理念(ポリシー)
4・育毛世界のダークサイド
5・ハゲの治し方の基本
6・プロペシアで髪が生えない理由
7・ミノキシジルの効果を発揮するには?
8・ザガーロも所詮はクスリ
9・AGAの最適な治療法について
10・生活習慣とハゲの関係
11・育毛剤の効果はぶっちゃけ・・・
12・シャンプーは育毛になるのか
13・脱毛症克服の決め手
14・脱毛症概念:MPHLとFPHL
 14-1・悩んでいる人が最も多い「AGA」
 14-2・女性の薄毛の代表例「FAGA」
 14-3・まだまだ謎が多い「休止期脱毛症」
 14-4・AGAと混同しがちな「壮年性脱毛症」
 14-5・十円ハゲでは留まらない「円形脱毛症」
 14-6・強い悩みが関係する「抜毛症」
 14-7・洗えばいいってもんじゃない「脂漏性脱毛症」
 14-8・対策は限定的な「瘢痕性脱毛症」
 14-9・イメチェンがポイントの「牽引性脱毛症」
 14-10・考え方が重要な「老人性脱毛症」
15・総括:基本に還りましょう

 

 

1・管理人の自己紹介と簡易経歴

 

 

まずは軽く自己紹介を
させて頂きたいと思います。

 

私は日本ならどこにでもいる
ふつうの日本人男性で
現在はネット関連の仕事をしながら
情報発信をさせて頂いております。

 

年齢は2017年の時点では30代前半です。

 

このブログのテーマは見ての通り
脱毛症関連についてですが
文章を書こうと思ったキッカケは
管理人自身も薄毛の悩みを抱えたことです。

 

薄毛かもしれないと
初めて自覚したのは10代の頃。

 

友達に軽く指摘されたことがきっかけでしたが
それはもう衝撃的なことでした…

 

まさか自分が…しかも学生の頃から!?と
とても受け入れられる出来事では
ありませんでした。

 

当時は明らかに薄いわけではなく
帽子もかぶらず外出できるくらいだったので
そんなに深刻な状況ではなかったと思います。

 

それでも学生時代はいろんな人間と
嫌でも接しないといけなかったので
ちらほら人が傷つくようなことを
平気で言ってくる輩もいました。

 

それから社会人に近づくにつれて
本格的に薄毛まっしぐらという状況に…

 

運が良かったのは改善が難しいと言われる
M字ではなかったことですが
頭頂部でもやっかいなことはやっかいです。

 

(お金を)出せる範囲でプロペシアを飲み始め
一時期は改善に向かってるかと思いきや
フサフサになることはなかったですね…。

 

一応家族からは生えてきたと
言われたことがあるので
気のせいではなかったと思います。

しかし費用面できつくなってきて
長く続けることができませんでした。

対抗先として安い育毛剤を
使ったこともありますが
もちろん全く意味はなく頭頂部は無残にも
ほとんど無毛状態と化します。

 

20代前半にしてトレンディーエンジェルの
斉藤さんかそれ以上に薄くなっていましたね…。

 

 

2・薬があれば薄毛が治るという思い込み

 

 

社会人になれてもそのことばかりを考える毎日で
ある意味心休まる日はなかったと思います。

 

当時は売り手市場だったとはいえ、
就職できることは喜しいことではあったのですが
本当の意識はそこに向いていなかった感じですね。

 

ちなみにサロンに通った経験もあります。
当然のことながら効果は皆無です。

 

そんなある日、個人輸入というものを知ります。

 

病院に行くよりずっとお得ということで
かなりテンションがあがったのですが
残念ながらそれでも回復しませんでした。

 

一時期はミノタブで髪が丈夫になったという
実感はありましたが劇的に改善するには
全く至りませんでした。

 

 

これはさすがにおかしいと思って
薄毛について本腰を入れて
勉強を始めてみたんですね。

 

 

勉強する前は薬を飲んでさえすれば
オールOK!と甘い考えに囚われてました…

 

 

主に本とネットを駆使して色々調べていくと、
いろんなことがわかってきました。

 

良いことも悪いことも含めてですね。

どちらかというと
悪いことのほうが印象深いですが…。

 

 

詳しくはおいおいご説明するとして、
この知識は役に立てないと勿体無いという
意識が少しずつ芽生えてきました。

それでこのブログを立ち上げて
対策を続けながら今日に至ります。

 

3・当ブログを運営する上での理念(ポリシー)

 

当ブログのネット上の住所であるドメインは
datumousyou.comということで
脱毛症に関してお伝えしていく場所です。

と言っても適当に記事を書くことは
しないようにしています。

 

というのも、どんな業界でも同じですが
少なからずヤマシイ部分はあるものです。

ある画期的な治療法や育毛成分が
発見されたとします。

 

薄毛に悩む人にとって
初めてそんな情報に触れたときは
心躍るような出来事になると思います。

 

でも、それがもし悪意のあるものだとしたら?
そこまで行かなくてもメリットばかり強調され
デメリットが意図的に隠されてたとしたら?

 

そういうことは十分ありえると思います。

 

物事は必ず美点と欠点がセットです。

 

そのどちらも冷静になって考えるのが大事ですし
発信者はそのことを特に意識しないと
いけないと思っています。

そのような考えを念頭に置いておかないと
人に役立つコンテンツは
出来ないとも思っています。

 

どちらかに偏るのではなく
中立の立場になって情報発信すること。

 

良いことばかりでなく問題点にもしっかり切込み
人々の役に立つコンテンツを作り上げること。

その2つがこのブログの理念(軸)になります。

 

4・育毛の世界に踏み込んでみて思うこと

 

ではもう少し話を
深掘りしていきたいと思います。

 

育毛という世界に(強制的に)足を踏み込んで
かれこれ20年近く経っています。

 

人生の半分以上は薄毛ということで
ふとんもびっくりなわけですが、(笑)
その過程でいろいろな経験をしました。

 

友達や知り合いにからかわれたり
いろんな対策を考えたり、
情報発信する立場になったりいろいろですが
一番思うことはやっぱり・・・

 

「差別」です!

 

テレビでもネットでもハゲネタは鉄板ですが
ほぼほぼ悪意に満ちている感じですよね。

それを逆手にとってがんばっている
芸人さんもおられますが心の奥底では
やりたくないと思ってるような気がします。

 

もっとリアルなエピソードも存在します。

 

例えば禿げているというだけで
会社の重要な発表会を降ろされたとか、

 

ハゲてるから婚約破棄されたとか、

 

国内外問わず薄毛者は差別されるという
宿命をもっています。

 

もはや理不尽ともいえる状況ですね。

理不尽も個人的には
重要なキーワードとなっています。

 

例えば育毛方法なんかそうですよね。

 

効くのか効かないのかわからない物事が
跳梁跋扈している有様です。

 

効果がないというクレームに対しても
法律や言い回しなどを巧みに利用して
常に防衛戦を張っており、
消費者は泣き寝入りをせざるを得ない
状況にもなってると思います。

 

この負のスパイラルといいましょうか、
悪い状況を脱するためにはどうすればいいか。

 

おそらく世の中の常識を変えることは難しいし
効率も悪いと思うのでシンプルに
髪を生やせば解決するのではないしょうか。

 

それがなかなかできないから
あなたも苦労してしていると思いますが、

 

諦めたらバカにされる人生が
死ぬまで続くわけですから
引くわけにはいかないですよね・・・

 

薄毛人生を脱するためにはどうすればいいか。

いろいろな方法や考え方があると思いますが
最も基本的なことだと思うのは「知識」です。

 

どんなすごい方法があったとしても
知らなければなんにもならないですよね・・・

 

知らなければ存在していないのと同じなので、
最低限知ろうとしないといけません。

 

自分も薄毛人生はまっぴらごめんなので
とにかく学ばないと始まらないと思って
ネットだけでなく本もいろいろ読んで
知識を深めていきました。

 

当然難しいこともあって
なかなかうまくいかない日々が続くわけですが
それも含めて学ぶ姿勢を
崩しちゃいけないと思います。

 

もしいまやってる方法がうまくいかなくても、
それがダメだとわかったから良し!次に行こう!
などと前向きに考えれれるかがポイントです。

 

自分は少なくともそういうふうに思って
今も勉強を続けていますし、
今後も出来る限り
ブログを続けたいと思っています。

 

自己啓発の話で一生勉強とよく言われますが
育毛に関しても同じだと思います。

 

知識を得るということは
自衛や自信にも繋がります。

 

これはハナタカになるという単純な意味ではなく、
世の中の情報に振り回されなくなれます。

自分の中で軸が確立するんですね!

 

知識を得ることは大事ですが
今はどちらかというと
情報の選別のほうが重要な時代です。

 

育毛法も腐るほどありますが
知識が乏しいと見る目も何もないので
良さそうならなんでも飛びつくみたいな
愚かなことをしてしまいがちになります。

 

ちゃんと勉強して知識を増やしていくことで
やることは厳選されてシンプルになっていくはずです。

 

<>無闇矢鱈に育毛剤を試したり
サプリをがぶ飲みするようなことは
しなくなるはずだと個人的には思います。

 

とりあえずこの節の話をまとめますね!

 

育毛活動していて一番思うことは
差別、理不尽であり、
そのためには知識を得て
自衛していくのが大事、です!

 

あなたが困っているのは人目が気になるだけでなく
知識がないからともいえます。

 

その手助けとなるためにこのブログがあるので
どうぞ役立ててくれればと思っています(^^)

 

5・ハゲの治し方概論

 

ではもう少し中身に入っていこうと思います!

 

詳しい考察は各カテゴリ内の記事を
参照してみてください。

 

トップページでは
概要的な部分をお伝えしていきます。

 

まずは言葉の定義をしていこうと思います。

 

ハゲは差別用語チックでもあるので
あまり使いたくはないのですが
表現の都合から便宜上
使っていくこともあります。

あらかじめご了承いただければ幸いです。

 

ハゲとは髪がほとんどない部分がある状態、

薄毛は髪が薄い部分がある状態を指します。

言い換えると、
地肌がほとんど露出した状態がハゲ、

 

ちょっと見えるかボリュームが下がった
という状態が薄毛とします。

 

若ハゲという表現もありますが
進行具合と年齢は必ずしも合致しません。

 

基本的に脱毛は老化現象なのですが
進行が早いAGAだと
10代からハゲる場合もありますし、
アラフォーくらいで薄くなり始める人もいます。

 

さて、治し方となると考え方によっては
無限にあるような感じですが、
ある程度広くカテゴライズすると、

 

薬、手術、生活習慣

このくらいになると思います。

 

育毛剤とシャンプーは?と
あなたは疑問に思ったかもしれません。

それらは定番とはなっていますが
治すとなると領域は違うと思います。

 

あくまで補助的なものであり、
使っても良いんじゃない?
というレベルのものだと解釈しています。

 

ちなみに脱毛症ごとに治し方は違います。

 

AGAだと薬が重要になりますが
加齢による単なる薄毛だと薬は必須ではなく、
生活習慣が主体になったりと様々です。

 

症例としてはAGAが最も多いと言われてるので
ここではそれを規準に話を進めていきます。

 

 

薬はプロペシアとミノキシジルが代表例で
最近はデュタステリドも注目されています。

塗布剤としてはミノキシジルが主流です。

 

育毛剤と区別する際は発毛剤と呼ばれます。

育毛剤は医薬品が入っていない代わりに
生薬をはじめビタミンやアミノ酸など
いろんな意味で幅が広いものです。

 

中には医薬品と対抗しうるものも
登場してきています。
(あくまでメーカーの主張)

 

シャンプーについては育毛剤が
全盛になる前からいろいろ言われています。

頭皮環境が悪ければ髪は生えないという話は
すでにあなたも耳タコかなと思います。

 

でもそれらは本当に正しいのでしょうか。

そう思えるかが重要だったりします。

 

次の手術に関してですが
これは主に自毛植毛のことを指します。

他にもハーグやらメソセラピーやら
いろいろありますが自毛植毛ほどの
有効性はありません。

 

最後に生活習慣です。

 

これは美容分野でもよく言われることですが
なんだかんだいって二の次にされるか
スルーされることが多いです。

 

ある意味ではこれが一番大事なのですが・・・

 

どの方法論も昔からよく言われてるので
あなたもすでに実践中かもしれません。

でもうまくいっていないから
このページをご覧になってるのでは
ないでしょうか?

 

治し方といわれる方法はもう何年も前から
言われてることで情報を得るくらいなら
ほぼ誰でもできることです。

にも関わらずなぜうまくいかないのでしょうか。

まずはそう思えるかが解決の第一歩です(^^)

 

ポイントとなるのは個々の対策の
問題点に気づけるかどうかです。

ここからはその点についての
概論を述べていこうと思います。

 

 

6・プロペシアが効果ない?飲み続けても生えないワケとは?

 

プロペシアはAGA治療薬のひとつで
定番中の定番といえるものです。

作用を簡単に説明すると、
ハゲを促進させる
男性ホルモンを作る酵素の働きを
邪魔する効果があります。

 

プロペシアが登場するまでは
そこまで根本的な部分に
アプローチする方法はなかったので
日本だけでなく世界的で注目されました。

脱毛症はいろんな種類があるわけですが
一番多いと言われてるのがAGAです。

 

 

男性ホルモンは誰でも体内にある物質ですので
たしかにそうかなとは思いますね。

でも効果ないと訴える人が多いです。

 

多いというか大半といっても過言ではありません。

 

自分もそれは経験しているので
余計にそう思ってしまうところがあります。

 

一応AGAは男性ホルモンによる遺伝的な脱毛症
という意味で研究はそれなりにされてると思うので
薄毛の一因であることはほぼ間違いないと思います。

 

遺伝子の研究はいまも世界各国で続いていて、
新たな薄毛と関係する遺伝子も発見されてるような
ニュースが出てくることはあります。

 

 

ただ男性ホルモンとハゲることの関係を
完全に否定することは難しいと思います。

そういえば去勢したら髪が生えた
という話もありましたよね。

 

ということでプロペシアは単純に考えて
効く可能性は十分ありえることです。

 

でも実際は効果がないと訴える人が続出・・・

 

抜け毛が減ったとか産毛が増えた気がするとか
そういう小さな変化は起こりやすいです。

でも劇的に治るかといわれればそうじゃない。

本来なら昔のようなフサフサの状態に戻ることを
効果があったと言うべきなのですが、

 

いつのまにか抜け毛が減った程度のことが
効果があったの定義になってきていると
個人的には思えてしまいます。

自分も昔はプロペシアを飲みさえすれば
あとは勝手に生えてきてくれると思って
期待していたのですが、

 

思ったほど効果ないなぁと思いながら
金銭的にきついから続けられなかったという
苦い思い出があります・・・

 

今ではそれも納得できることなのですが
当時は知識のちの字もなかったので
どうしようもない状態でしたね・・・

 

プロペシアを飲んでも髪が生えない理由は
やっぱり生活習慣が大きく関係してると思います。

男性ホルモンは大きな要因であることは
間違いないと思いますけど
それだけなんとかしてもダメなんですね。

 

ちゃんと髪が生える
体内環境を整えないといけなんです。

 

つまり健康体にならないといけません!

 

それに気づくのに何年も要してしまったので
ほんと何も考えてなかったなぁと
悪い意味でしみじみ思います・・・(笑)

この点については後ほど
ミノキシジルの節で述べていこうと思います。

 

フィンペシアなどのジェネリック医薬品も同じです。

 

有効成分はプロペシアと同じなので
ジェネリックだから効果がすごいわけじゃないです。

むしろ偽物問題も絡んでくるので
一段とやっかいなものでもあります。

そこまで踏み込むと話が長くなるので
ここでは触れないでおきます。

 

 

7・ミノキシジルをつけても効果なし!なんでだと思いますか?

 

ミノキシジルもAGAを語る上で
絶対に欠かせないもののひとつです。

近年はプロペシアとセットで利用されるもので
もはや必須アイテムというイメージすらありますね。

 

なんでセットかというと、
それぞれの薬の役割が違うからです。

 

 

プロペシアは薄毛の進行を止めるもの

ミノキシジルは髪の成長を促すもの

似てるようでけっこう違います。

 

 

プロペシアは薄毛を促す原因物質を
作らせないようにするだけなので
弱った髪に対しては何も作用しません。

 

抜け毛が減ったり産毛が増えるのはいいことですが
それ以上の効果はあまり期待できないのが現実です。

 

ミノキシジルはブースターともいえるものです。

 

血流を促すなどして髪の成長自体を促進させて
太い髪に成長させるという効果があるとされます。

ということでどちらか単体で使うよりも
一緒に使ったほうがより効果的という
理屈が成立することになります。

 

しかしながら・・・
世の中は理屈通りにいかないものです。

 

ミノキシジルもまたプロペシアと同じく
効果がないという声が多いです。

 

 

人によって単体で使ってるのか
併用しているのか分かれますが
後者だとしても効果なしという人は多いですね。

まあ自分もその一人だったわけですが・・・(笑)

 

理屈の上では完璧っぽく見える
プロペシアとミノキシジルの併用作戦。

それでも髪が生えない理由はなんだと思いますか?

 

さきほどチラッといいましたけど、
ズバリ生活習慣にその答えはあります!

 

細かくいうと長くなるので
このページではサラッといわせてくださいね。

 

髪の毛は何で出来てるでしょうか?

 

基本構造はアミノ酸といえますが
いろんなものが混じってます。

要は栄養の塊なんですね。

栄養と言えば、現代人は慢性的に
不足しがちであるとよく言われますね。

それは正しいと思います。

ジャンクフードが増えましたからね・・・

 

 

素材そのものも農薬などで
土壌汚染が広がり栄養価が減っています。

あとは理不尽に忙しい日本の就労環境が
ストレスや睡眠不足を招いていますよね。

それらをひっくるめて
薄毛対策をしないといけません。

 

 

ただ薬を飲んだりつけたりして
ハゲが治るのなら誰も苦労しませんよね・・・

ミノキシジルもまた画期的な薬と
もてはやされましたが所詮は薬に過ぎません。

 

本当の意味で髪を育てているのはあなたの体です!

 

それを絶対忘れないようにしてくださいね(^^)

 

 

8・ザガーロでも効果なしならどうしようもない?

 

AGA対策といえばプロペシアとミノキシジルが
2大巨塔みたいな位置づけですが、
新たにもうひとつ加わったのがザガーロです。

有効成分のデュタステリドという名前も
けっこう有名になっていますね。

 

2014年に認可されるまでは
個人輸入でしか手に入りませんでしたが
今ではプロペシアと同じように
皮膚科で買うことができるようになってます。

効果は基本的にプロペシアと同じですが
より強力になったという感じです。

 

薄毛を促す男性ホルモンは
5アルファ還元酵素というもので
作られますがその酵素は2種類あります。

以前はAGAに関わるのはII型と呼ばれる
酵素だけでしたが今はI型も関与してるのでは?
と言われるようになりました。

 

明確な数値はよくわかりませんが
少なくともプロペシアの1.5倍か
それ以上の効果があると言われています。

 

デュタステリドはより治りにくいとされる
M字ハゲにも使われることがあることから
プロペシアより強力だとは思いますね。

口コミを見るとそういうふうに
実感してるのかな?という声も見かけはします。

 

ただ、それでもあんまり期待しても
アレかなと思います。

 

プロペシアより強力だったとしても
作用機序はほとんど同じなわけですから
全く新しい画期的な発明、
発見とはいえないですよね。

 

自分も飲んだことがありますが
劇的に髪が生えたかというと
そうでもありませんでした。

 

それよりもプロペシアやフィンペシアと比べて
性欲の減退がより顕著に感じました。

 

イコール効果が強いってことでも
あるとは思うのですが、
肝心の発毛が達成できなければ
意味が全くありません・・・

 

ということでデュタステリドも薬でしかなく
健康体質にならない限りは
いくら男性ホルモンを抑制しても
徒労に終わると思います。

 

たぶん効果がないと悩んでいる人は
次の新しい画期的な何かはないか、と
テクニックを探し求めてるだけでは?
と個人的には強く思います。

 

 

以前は自分もそんな生き方をしてたので
あまり人のことは言えないんですけどね…(笑)

まあでも全く意味がないわけではないと思うので
試したいなら試してもいいと思います。

AGA克服のカギは健康であることを
しっかり念頭における方限定ですが。

それができないとお金の無駄ですからね…

 

 

9・agaは手術で治す方法がも最も合理的だと思います

 

agaを治す方法として
薬の次にお伝えしたいのが手術です。

 

手術というと反射的に
敬遠する人が多そうですが
現状では最も効果的な手法だと
個人的には強く感じています。

 

手術と言ってもいろいろありますので
ものによっては全然期待できないものもあり
もちろん選ぶ必要があります。

 

主なものではメソセラピー、ハーグ、
そして植毛の3種類があります。

サロンはエステのようなものなので
全くの別物(論外)です。

 

メソセラピーは簡単に言うと
育毛剤の本格的なものという感じです。

特殊な器具で栄養素を直接注入することで
育毛剤よりも効率的に髪を増やそうという
シンプルな手法です。

 

何の栄養素を配合するかは
クリニックによって違ってきますが
フィナステリド(プロペシアの成分)と
ミノキシジルは定番のようです。

 

 

ハーグは栄養分だけではなく
幹細胞を利用してメソセラピーとは
違った栄養(成長因子)を注入する特許技術です。

 

特定の期間が配合成分を定めてるそうなので
認定クリニックならどこで受けても
効果はおなじになるはずです。

 

でもフィナステリドやミノキシジルなどは
含まれていないのでメソセラピーと比べて
どっちがいいのか議論が分かれるところです。

 

 

植毛は人工毛と自毛の2種類がありますが
前者は拒絶反応があって危険ということで
現在ではほとんど行われていません。

 

植毛といえば自毛植毛のことを
指すと思ってもらってけっこうです。

 

植毛は男性ホルモンの影響を受けない
側頭部と後頭部の髪を採取して
薄毛部分に移植する手術のことです。

 

メソセラピー、ハーグ、植毛。

 

この3つの中で何を受けるか聞かれたら
自分の場合は真っ先に植毛を選びます。

 

メソセラピーもハーグも
一見するとすごそうに思えますが
育毛剤の延長に過ぎないので
効果に関しては疑問に思う部分が多いです。

 

特に持続性に関しては疑問が大きいですね。

 

植毛は世界的に有効性が認められていますので
薄毛手術といえば植毛と定義付けても
いいのではないかと思うほどです。

植毛はAGA以外にも外傷による脱毛にも
大変有効で、軽症なら円形脱毛症にも
適用できる可能性があります。

 

何よりすごいのは持続性です!

 

一度行えばあとは勝手に生えてきてくれるので
育毛剤も薬も必要なくなります。

既存毛は薬をやめると薄くなると思いますが
再度手術を受けて補正することも可能です。

 

栄養注入タイプの手術ではこうはいきません。

 

何回も繰り返す必要があるにも関わらず
生えるかどうかは不透明で
高額な費用がかかります。

 

植毛も保険が効かないので
費用は高くついてしまいますが
持続性のことを考えると
どちらがいいかは目に見えています。

 

クリニックによって技術に差があるので
どこでもいいわけでじゃないのもポイントです。

 

詳しくは個別のページで述べているので
よかったら参考にしてみてくださいね^^

数ある薄毛対策がある中で
手術(植毛)は最も効果が高いことといえます。

 

他の対策はいったいなんだったんだと
調べれば調べるほど思います。

 

費用が高く付くのが大きな障壁になるので
なかなか決心がつかないかもしれませんが
検討する価値は十分あると思います。

受けるか受けないかは別にして
学ぶ姿勢を忘れないことが大事です!

 

 

10・ハゲは生活習慣の改善で治るのか?について

 

薬、手術に続いてお伝えしたいのが
生活習慣についてです。

この話もけっこう聞かれるようになってきたので
あなたも知ってると思います。

 

でも関係ないという意見もあるため
どっちなのかって思うところもあると思います。

 

 

結論からいうと、関係オオアリです!

 

 

生活習慣を疎かにすると
他のすべての対策が無意味になるといっても
過言ではないほど重要です!

 

このことに気づけるかそうでないかで
今後の人生は大きく変わってくると思います。

 

それは髪がないことから開放されて
ハッピーになるという意味だけでなく、
あなたの人生全体のことまで含みます。

 

まさに人生の質、QOLに繋がる話でもあります。

 

 

まず基本的なこととして、
髪の毛は他の臓器と独立していません。

 

すべてと繋がっています。

 

髪は血液から運ばれてきた栄養で育ちます。

血液は栄養以外にも様々な毒素も流れてるので
肝臓や腎臓などで解毒しないといけません。

 

新鮮な酸素の供給や二酸化炭素の排出には
肺が必要になります。

といった具合にすべての臓器が連携して
体の健康を保っています。

 

髪の毛が血余と表現されることがあるのは
栄養の供給が一番最後だからです。

 

途中で何らかのトラブルがあると
栄養が枯渇して余裕がなくなります。

 

そのため普段から体に負担のかけることを
極力減らしていかないとならないんですね。

たとえ薬だけで髪が生えたとか
植毛を受けたとしても
生活習慣には気をつけないといけません。

 

病気になったら元も子もないですからね・・・

 

生活習慣の改善は育毛の原則といえるほど
重要なことだと思います。

 

でも、ほとんどの人はそれを忘れ、
末端の対策ばかりに精をだします。

薬に頼ったり、育毛剤に頼ったり、
頭皮マッサージに注目しすぎたりですね。

 

いくら薬を使っても不健康なら髪は増えませんし
育毛剤は効果そのものが疑問ですし
血流は頭皮だけ良くても意味がありません。

 

ということで、育毛とは生活習慣の改善なしでは
できないのだと思っておいてくださいね!

以上、薄毛対策の基本である
薬、手術、生活習慣の3つについて
概要的な部分をお伝えしました。

 

 

11・育毛剤は効果なしと言われるのはなぜ?

 

 

補足として、育毛剤についても
触れておこうと思います。

育毛剤といえば薄毛対策の定番中の定番なので
触れないわけにはいかないですよね。

 

ただ、先程も少し触れたように
育毛剤は対策の補助でしかないので
あまり期待するものではありません。

 

いやいや、育毛剤がなければ始まらないでしょ!
と、突っ込みたくなるかもしれませんが
今一度冷静になって考えてみてくださいね^^

 

髪の毛の源泉は体の健康状態であって
育毛剤のあるなしや種類では決まりません。

 

そもそも本当に意味があるのか
疑いたくなるようなものばかりです。

 

 

あくまで聞いた話ではありますが
大量生産であるがゆえに
中身がほとんどないに等しいものが
溢れているといいます。

 

仮にそうでなくても問題はあります。

 

育毛成分は毛根まで浸透させることに
大きな意義があるとされています。

髪の毛は毛球部から徐々に育つので
そこに作用させることが重要だと。

 

たしかにそう言われればそうなのですが
浸透させるためには界面活性剤やら
ナノ技術やらを使わないといけません。

 

界面活性剤は水と油を混ぜ合わせるもので
肌のバリア層を壊すものともいえます。

ナノ技術は粒子が非常に細かいことから
体に悪い成分も一緒に血管に
入り込んでしまう恐れもあります。

 

その他にも健康上あまりよろしくない添加物、
商品価値と価格のギャップ問題もあります。

これは発毛剤とされるものも一緒です。

(医薬品を含む外用剤を発毛剤、
それ以外のものを育毛剤と区別されます)

 

国内外含めて外用剤の成分構成は
お世辞にも健康的とはいえません。

 

このようにいろいろ考察してみると
育毛剤は本当に必要なのかと
思ってしまうことばかりなんですね・・・

 

一部例外的なものがあったとしても
それだけでフサフサになるのは考えにくいです。

 

使うとしたら生活習慣の改善も
セットで行わないと無意味だと思います。

 

 

12・シャンプーに育毛効果があると思ってませんか?

 

育毛の話でもはや欠かせないものと
なっているのがシャンプーです。

あなたもいままでいろんなシャンプーを
使ってきた経験があると思います。

 

抜け毛が減る?とされるもの、
栄養が補給できる?とされるものなど
育毛にフォーカスしたシャンプーは
数えきれないほどあります。

 

もちろんそこには良い意味と
悪い意味両方が含まれます。

どっちかというと後者のほうが
目立ってる感じではありますが・・・

 

てことでこの節では
シャンプーの基本に立ち返って
改めて役割などを再確認したいと思います(^^)

 

まず大前提として、
シャンプーの役割とは何かについてです。

結論からいうと、
頭皮と髪を洗うもの。

それ以上でも以下でもありません。

 

この点を再認識してほしいと思います。

 

そんなの当たり前でしょ!と
あなたは思ってしまったかもしれませんが
勘違いしてる人も多いと思う部分なんです。

 

特定のシャンプーを使えば育毛になると
本気で思ってる人がいるかもしれません。

もしくは抜け毛が減ると
思ってるかも知れません。

残念ながらその可能性はほぼありません。

 

頭皮環境が重要視されてますが
よほどひどい炎症でも起こさない限り
薄毛の原因になることはまずないです。

 

ありえるとしたら脂漏性皮膚炎でしょうか。

 

少なくともagaに関しては
シャンプーでどうのこうの
できるものではありません。

 

agaは髪の根元の部分で起こることであり
頭皮の問題ではないからです。

最近は育毛シャンプーという
紛らわしい表現も出てきたことから
勘違いする人が多くなってると懸念してます。

 

シャンプーもまたドル箱市場ですから
似たようなものが次々と出てくるといった
経済的な問題も出てきます。

ただ、シャンプー市場が活発化したことは
すべて悪いわけではありません。

 

一応シャンプーの良い部分の啓蒙にも
繋がっているからです。

 

シャンプーと言えば一昔前までは
安物の低質なものしかありませんでした。

スーパーやドラッグストアなどに売ってる
お得感たっぷりの大きなボトルとかに
有名人のポップが張り付いてるようなものです。

 

そういうものは洗浄成分が
がっつり合成界面活性剤であり
添加物もたっぷり含まれています。

 

肌につけるには全く適さない代物です。

 

最近はその辺の意識が高まり、
アミノ酸シャンプーじゃないと
頭皮環境を荒らすから良くないなどと
言われるようになってきました。

 

アミノ酸が適切な表現かは置いといて、
たとえ泡立ちが悪かったとしても
低刺激なものが育毛界では
主流になっていきました。

その点は良いことだと思います。

 

ただ、まだまだ問題点も多いです。

 

育毛シャンプーとか
アミノ酸シャンプーと言われるものは
洗うこと以上の機能があると
宣伝する向きが強い面があります。

だからそういう表記になってるというか
誰かが考えたんだと思いますが
ここで原点に立ち返ってください。

 

シャンプーとはあくまで洗浄剤であり
それ以上でも以下でもない。

いくら頭皮を丁寧にケアしたとしても
薄毛や抜け毛の本当の原因には
全くアプローチできないのです。

 

もし抜け毛が減ったと感じても
誤差のレベルだと思います。

 

合成界面活性剤はタンパク質変成作用が強く
頭皮だけでなく髪にもダメージなので
低質なシャンプーを使うよりはもちろんいいですが

 

そもそも減ったのは抜け毛ではなく
切れ毛かもしれません。

 

あと育毛シャンプーとされてるものすべてが
良質なものとは限りません。

よく成分表示を見ると洗浄剤がやたら多かったり
実は石油系だったという場合もあります。

 

ここに巧妙なトリックが隠れています。

 

そもそも表記に明確なルールはないので
なんかしらのアミノ酸を含んでれば
アミノ酸シャンプーと言っていいだろう、

 

パラベンを使ってないから
無添加シャンプーと言っていいだろうなどと
企業が勝手に定義しているものです。

 

価格についてもいろいろ問題があります。

 

そのへんのスーパーに置いてあるような
ものよりはこだわってるでしょうから
そこそこ値段が高くなるのは仕方ありません。

でもそのこだわりがなんなのかを
見極める必要があると思います。

 

 

有名なものほど広告費を使ってるものです。

中には芸能人を起用してるものもあります。

そういう付加価値の部分も
値段に反映されてるパターンは多いです。

 

 

適正なように見えて
適正じゃない可能性があるってことですね。

 

シャンプーはぶっちゃけ質が良ければ
なんでも良いと思います。

 

頭皮環境と薄毛は全くの無関係では
ないかもしれませんが主因ではありません。

いくら綺麗にしたとしても
髪の成長が促進されるわけでも
脂ぎってるからハゲるわけでもないです。

 

 

13・脱毛症の克服は生活習慣の良し悪しで決まる

 

では最後に改めて
生活習慣について語っていきます。

これもいろんなことに枝分かれするので
細かくは各個別ページに譲ります。

ここでは原則的なことだけお伝えします。

 

生活習慣は美容の話でもよく出てきますが
残念ながら二の次にされることが多いです。

○○を食べしょう、○○を避けましょう、
運動しましょう、よく寝ましょう。

で、この商品がおすすめ!

みたいに結局商品がメインのように
伝えられる場合が多いです。

 

でも本来なら優先順位があべこべです。

むしろ生活習慣がきちんとできていれば
補助アイテムはほとんどいらないと思います。

生活習慣を考える上で一番大事なのは
食生活と思考です。

 

食べ物はいい意味でも悪い意味でも
体に最も大きな影響を与えます。

 

現代は悪い意味のほうが強大になってるので
避けることを重視するべきなのですが
食欲は本能でもあるので
なかなかうまくいかないのがやっかいなところ。

 

脂っこいものではなく
糖質がもっとも避けるのが難しいものです。

 

ちなみに断食をしたら
髪が増えたという話もありますが
当然ありえる話だと思います。

 

そこまでいかなくても少食にシフトできるかが
育毛に限らず人生において重要なことになります。

 

そしてある意味で食より重要なのが思考です。

思考がどこを向いてるかですべてが決まります。

 

要は前を向いてるか後ろを向いてるかで
あなたの人生は180度変わってくるという
よく聞く話ではあるのですが、
それを疎かに考えるとダメですよね・・・

 

私生活、仕事、恋愛なんでもそうですが
気持ちが前向きじゃないと
何もうまくいきません。

 

うまくいかないと思ってしまうと
それがセルフイメージになってしまい、
その状態がずっと続くことになります。

 

悪い意味で自分に暗示をかけてしまっています。

 

学ぶ意欲もわかず、結局何も取り組まない日々が続き
髪の毛だけが減り続け、人から蔑まれる人生を
送り続けることになると思います・・・

 

そのためにはエネルギッシュになる必要があるので
食生活ともリンクしてくるんですよね!

 

変なものを食べてたら眠くなったり
気分が悪くなったり調子が悪くなりますよね。

もしかしたら遺伝的な原因と言われる
重度な円形脱毛症でさえ食生活が
鍵を握っているかもしれません。

 

精神疾患の一部とされている抜毛症も
思考はもちろんですが変な食べ物により
ホルモンや脳細胞に悪影響を与えている
可能性だって考えられるわけです。

 

現代社会は罠だらけです。

食べ物だけ見てもよくわかることです。

まずはそのことに気づき、
どんどん知ろうとすることが大事です!

知識を蓄えて自衛しないといけません。

 

もし適当にフラフラ生きていたら
もはや言うまでもなく
悲惨な未来が待っていると思います。

 

とりあえず話をまとめますね!

 

AGA(薄毛)を治す方法は主に3種類。

薬の使用、(外科)手術、生活習慣の是正です。

薬と手術は独立させて考えてもいいですが
生活習慣はすべてと関係すると思いましょう!

 

このブログでは薄毛(脱毛症)と
関係することをなんでも取り上げることを
コンセプトにしています。

あなたの何かしらのヒントになれば幸いです(^^)

 

14・男女の薄毛の分類について改めて考察 MPHLとFPHL

 

ここからは更に補足として
それぞれの脱毛症についての
概論を述べていきたいと思います。

脱毛症ネタとなると大抵は
AGAが中心になりがちで
このブログもそういう傾向にあります。

ただこのブログは脱毛症に関することは
なんでも取り上げてみるという
コンセプトですので
AGAばかりだとまずいわけですね(笑)

ということで脱毛症と言われる
個々の症状について
忘れない意味でも書いていこうと思います。

まずは前提部分のお話である
薄毛の分類についてから始めます。

・「MPHL」と「FPHL」という概念

薄毛の分類といっても
いろいろな分け方があると思いますが
大前提となる概念が男女別です。

これまで触れてるようで
触れてない部分だったので
ある意味では新鮮かもしれません。

以前は自分も含め世間一般の認識では
AGAかFAGAかくらいの違いしか
なかったように感じます。

でもそれだとホルモン系の
脱毛症しか対象にしていないので
とても視野が狭い考え方です。

今後はMPHLとFPHLという
広い分類で考えていきたい思います。

MPHLは男性の薄毛症状のことで
Male Pattern Hair Lossの略です。

FPHLはもちろん女性の薄毛症状のことで
Female Pattern Hair Lossの略。

MPHLは言い換える男性型脱毛症のこと。

つまり、AGAと同義語です。

男性の薄毛だけ見ると
ただ言い方を変えただけに見えますが
同じAGAでもいろいろな
パターンがありますよね?

てっぺんだけ薄くなる人もいれば
M字で留まる人もいます。

後頭部まで広がるほど
重度な方もおられます。

症状も含めての表現ということですね。

また、女性の薄毛のパターンは
男性よりも多岐に渡ります。

女性の薄毛はFAGA以外にも
休止期脱毛症などいろいろあるので
それを一括りに表現したのがFPHLです。

FPHLは女性型脱毛症ともいえます。

FAGAはFPHLの一部ってことですね。

ちなみに女性の薄毛の場合は
男性と違い全体が薄くなる
びまん性脱毛となる特徴がありますが、

それは脱毛症とは違うので
ちゃんと区別しておきましょう。

薄毛の状態を示しているだけなので
「びまん性脱毛」が正しい表現。

びまん性脱毛症という
固有の脱毛症は存在しないので
勘違いしないようにしてくださいね。

ということで、
MPHLとFPHLをまとめると
以下のようになります。

分類 脱毛症
MPHL AGA
FPHL FAGA
休止期脱毛症
男女共通 壮年性脱毛症
円形脱毛症
抜毛症
脂漏性脱毛症
瘢痕性脱毛症
牽引性脱毛症(結髪性脱毛症)
老人性脱毛症

では個々の脱毛症に関しての
概要を述べていきたいと思います。

 

14-1・AGAとは?世の男性を最も多い悩みのひとつ

 

AGAはすっかり浸透した言葉であり
どんなものかもわかってる人が
多いと思うので軽く触れていきますね!

AGAとは男性型脱毛症のことです。

男性ホルモンの影響によって
頭頂部か前頭部、
もしくは両方の頭髪が
薄くなってしまう脱毛症です。

早い方だと10代から薄くなり始めるので
若い年代から発症するのが
大きな特徴といえます。

一般的に若禿げと言われることもあります。

アラフォーあたりから薄くなる症状は
AGAというより壮年性脱毛症と
いったほうが適切かと思います。

男性ホルモンは誰でも持ってますが
影響力が人によって違っており、
それは遺伝によって決まっているのが
定説となっていますね。

しかし、遺伝といっても絶対ではないので
ネガティブに考える必要はありません。

逆に油断してもいけませんが、
AGAだと否応なしに進行するので
もし自分がそうだったらどうするかと
考えるのが重要です。

親が禿げていると遺伝すると
よく言われますが、
必ずしもそうとはいい切れません。

その逆も然りなんですね。

近年は母方の祖父が禿げていると
隔世遺伝するという話もありますが
それも絶対そうとは言えません。

遺伝子のコピーは正確だと言われますが
生まれてみないとどうなるかは
わからないものです。

ちなみに若禿げといっても
時期はバラバラです。

10代となると稀で、
多くは20代から進行しだすでしょう。

明確な線引はないのですが
30代で薄毛に悩んでいるのなら
AGAの範囲に入っていると
個人的には思います。

AGAの詳しいメカニズムは
少々複雑でややこしいので
個別記事にてお伝えしています。

・AGAを治す方法について

これはさっきも言ったので
軽く触れておきますね(^^)

AGAの治療法は主に2種類あります。

薬物療法か外科手術です。

薬物療法は有名なプロペシアや
ミノキシジル、最近だと
デュタステリドを使う手法です。

外科手術は植毛のことですね。

プロペシアは薄毛の原因となる
影響力が強い男性ホルモンを
生み出さないためのもので、

デュタステリドは
プロペシアのパワーアップ版です。

ミノキシジルは発毛を促進するものです。

一般的にはプロペシア、
もしくはデュタステリドと
ミノキシジルを併用することが
最も効果的だと言われています。

植毛は人工毛植毛と自毛植毛の
2つの方法があります。

現在は安全性の観点から
ほとんど自毛植毛が主流です。

後頭部と側頭部の髪は
男性ホルモンの影響を受けないので
それを禿げた部分に移植するという
シンプルかつ大胆な手法です。

手術ということで抵抗感がある人が多く
まだまだ日本では浸透してない感じですが
薬物療法より確実性が高いため
検討する価値は十分あります。

植毛についても奥が深いので
詳しくは植毛カテゴリーを
みてみてください(^^)

補足として、
治療法ではないですが
対処法もいろいろあります。

一時的に隠すなら
かつらやふりかけといった増毛法も
重要なAGA対策になりえます。

逆に対処法とはいい難いのが
長らく世の中に浸透してしまっている
育毛法と言われる手法ですね。

育毛剤が代表例ですが、
頭皮からの対策は費用対効果が悪く
あまり役立たないと思います。

・AGAについてのまとめ

ひっくるめていうと
AGAは男性ホルモンを
どうにかするに限る脱毛症ですね。

そこをどうにかしない限りは
どんなに規則正しい
生活習慣を送ったりしても
髪が復活することはまずないでしょう。

それはブログ管理人自身も体感してるので
残念ながら(?)自信をもっていえます。

いろんな手法を試してみるのは
個人の自由ですが、男性ホルモン対策が
大前提であることを忘れないでくださいね。

 

14-2・FAGAとは?詳しいメカニズムが不明な女性版の男性型脱毛症

 

FAGAは近年知られるようになった
比較的新しい脱毛症の部類に入ります。

FはFemaleの頭文字のことで
ネーミングとしては
女性版のAGAということになりますが
男性とは特徴が異なります。

おそらくホルモンの割合により
大きな違いがあると思われます。

・FAGAの概要

FAGAは女性の薄毛の代表例であり
そのメカニズムはおおまかにしか
わかっていません。

男性との大きな違いは
症状とその進行具合です。

FAGAの場合、大きく3つに
分類されています。

ルードウィッグ型と
クリスマスツリー型と
ハミルトン型です。

ルードウィッグ型が典型例で
おでこの生え際から後退はしませんが
頭頂部から後頭部にかけて
びまん性に薄くなるタイプです。

男性よりも顕著に禿げませんが
人によってはかなり薄くなり、
度合いの個人差は大きいです。

クリスマスツリー型は
頭頂部が徐々に左右に分かれて
薄くなっていくタイプです。

クリスマスツリーのように
枝分かれするように
薄くなっていくので
そう名付けられたようです。

ハミルトン型はおでこの生え際の
両サイドに剃り込みが入るタイプで
いわゆるM字型です。

女性にM字ハゲはいないと
少し前までは言われてましたが
現在では存在することが
はっきり示されています。

どのタイプになるかは
時が経過しないとわかりません。

薄くなるかどうかは
女性の場合も遺伝が関係すると言われ
薄毛女性全体の20%が
そうかもしれないとされてますが
実際はどうなのかよくわかりません。

FAGAは40歳~50歳あたりの年代で
悩む方が最も多いですが、
20~30代の方でも大勢います。

・FAGAはどうやって治すか

FAGAの場合はホルモンが関係してますが
男性のようにプロペシアを飲めば
いいというわけではありません。

これは胎児に影響がでる可能性が
あるだけじゃなく、そもそも
男性ホルモンが少ないので
あまり意味がないのが主な理由です。

AGAは血中DHTの量が深く関係しますが
女性の場合は血中のDHT濃度が
上がることはほぼないそうです。

プロペシアはDHTの量を減らすために
飲むものですから意味がないのは
わかると思います。

FAGAの治療としては
ミノキシジルが第一選択薬となります。

ミノキシジルはプロペシアと違い、
男性ホルモンにアプローチするではなく
髪の成長を促す効果があるので
男女ともに効果が認められています。

どのくらい効果があるかどうかは別として
メカニズム的には有効だとされてます。

他にはスピロノラクトンやフルタミドなど
AGAとは違った薬が推奨されてます。

ただ、いずれも副作用がありますので
何が最適かは議論が分かれるところです。

薬物療法をする場合は
個人的にやるより専門の医療機関で
アドバイスを受けながら
勧めていくのがセオリーです。

ちなみにFAGAもAGAと同様に
シャンプーや医薬部外品の育毛剤などは
治療とは関係ないので
勘違いしないようにしてくださいね。

薬物療法以外では
植毛という手もありますが
よほど重症でないかぎり
行われないことが多いです。

 

14-3・休止期脱毛症の特徴について 原因が特定しにくい

 

女性型脱毛症(FPHL)といえば
FAGAが代表例ですが、
もうひとつの大分類が休止期脱毛症です。

その名の通り休止期の髪が増えることで
薄毛になってしまう症状です。

FAGAとの違いは薄毛になる範囲と
原因の多様性です。

休止期脱毛症のほうが
脱毛範囲が広く原因も多岐に渡るので
FAGAよりやっかいな症状です。

ただ休止期脱毛症にも種類があり、
健康問題に直結することが多いので
不治の病ではありません。

・休止期脱毛症の種類と原因

現在は広く知られていると思いますが
髪の毛にはヘアサイクルがあります。

髪が伸びる成長期と、
徐々に成長が止まる退行期、
成長が止まり次に生える髪の
準備期間である休止期を
繰り返していますね。

本来は成長期の髪が9割以上あり
一斉に髪が抜けることないのですが
なんらかの理由によって
その割合が変化することがあります。

休止期の髪(毛根)が増えると
密度が低下して薄毛になってしまいます。

その症状を総称して
休止期脱毛症といいます。

分類上は女性型脱毛症となっていますが
男性でもありえると思います。

休止期脱毛症はの症状は
さらに3つに分類されています。

「急性休止期脱毛」と
「慢性休止期脱毛」、
そして「慢性びまん性休止期脱毛」です。

急性休止期脱毛は文字通り
何か強い脱毛要因によって
急激に髪が薄くなるタイプです。

主な原因は薬剤、高熱、貧血、
分娩後のホルモンバランスの乱れです。

薬剤の代表例は抗がん剤で
百害あって一利なしの代物です。

他には経口避妊薬や抗血液凝固剤、
向精神薬、ビタミンA過剰摂取、
高プロラクチン血症、抗けいれん剤
などなど。

高熱は免疫の暴走、
貧血は生理や食生活が関係してると見られ、

分娩後は誰でもホルモンバランスが
不安定になるので仕方ないものですが、
ピルで意図的に操作する行為は違います。

次に慢性休止期脱毛は
中年女性で半年以上続くタイプとされ、
特定の原因はわかっていないようです。

慢性びまん性休止期脱毛は
内臓疾患が主な理由とされます。

内臓疾患は主に肝機能障害や
甲状腺機能の低下または亢進、
がんや膠原病、梅毒などがあるそうです。

まだまだわからないことだらけですが
個人的には生活習慣が
主に関係しているとふんでいます。

薬の服用も含め内臓疾患は
自らの行動が招くものだと思うからです。

ということで本当にしょうがないといえる
休止期脱毛の原因は妊娠・出産における
ホルモンバランスの変化くらいでしょう。

・休止期脱毛の治療はどうするか

原因の多くは生活習慣だと思われるので
まずは悪い部分を自覚し、
改善しようと思うことが第一ですね。

余裕があれば薬物治療も同時に
進めてもいいと思いますが、
発毛薬も副作用があるため
体に負担を強いることになります。

そのため判断が難しい場合は
専門医にかかったほうが無難です。

薬剤を使う場合はミノキシジルが
基本となります。

女性の場合は男性よりも
濃度を低めに設定する傾向が強いですが、

時と場合によっては
男性と同じ濃度を
使用する場合もあるようです。

そういう細かいところも含めて
専門医と相談しながらのほうが
安心感があると思います。

ちなみに植毛は休止期脱毛症の場合
適用外になります。

休止期脱毛症は頭髪全体が
抜け落ちるという特徴があるため
確実に安全なドナー(移植毛)を
確保できないんですね。

ここがFAGAとの最も大きな
違いといっていいでしょう。

原因がわかりにくいので
やっかいな休止期脱毛症ですが
ある程度はわかっているので
絶望的になる必要はないです。

女性の場合は老齢になったとしても
男性よりも断然禿げにくいので
前向きにならないともったいないです(^^)

 

14-4・壮年性脱毛症について|AGAとはちょっと違います

 

ここからは男女共通で起こりうる
脱毛症ゾーンに入っていきます。

まずは壮年性脱毛症についてです。

これはAGAと同じという見解もありますが
厳密には違うと思います。

壮年性と冠しているように
年齢による区分けをしていますので。

・壮年性脱毛症とは何か

壮年性脱毛症とは壮年に起こる
脱毛症ということです。

そのまんまですね(笑)

では壮年とは何かというと
厚生労働省の定義によると
働く時期という年代で、
25~44歳頃としています。

お役所の決まりはころころ変わるので
正確に覚える必要はないでしょう。

あくまでそのくらいの年代と
認識していればOKだと思います。

そのくらいの年代は
薄毛に悩み始める人が多い年代ですが
なぜそのような名前の脱毛症が
生まれたかどうかは不明です。

ちなみに壮年期は人生の区分けでいう
半ばくらいの時期で、

それより若い時期は幼年期、少年期、
青年期があり、上だと中年期、
高年期となっているようです。

壮年期に禿げ始める人が多いことと、
AGAの発症時期がダブることから、

壮年性脱毛症=男性型脱毛症だと
思う人もいると思います。

でも名前の通り、
年代を基準にしていますから
必ずしもAGAとは限りません。

内蔵機能不全も脱毛原因ですし、

生活習慣の悪さが積み重なり
40(初老)あたりから
髪に元気がなくなる人もいます。

壮年期に起こる脱毛のことを
ひっくるめて壮年性脱毛症とする、

言うなれば壮年性脱毛症ではなく
「壮年性脱毛」といったほうが
しっくりくるかなと思います。

壮年性脱毛症というのは
非常に曖昧なネーミングですので
ぶっちゃけなくてもいいのでは?
とも思ってしまいます。

・壮年性脱毛の対策と考え方

対策についてですが、
ほぼほぼAGAのことになるので
ここでの説明はあまりいらないですね。

壮年性脱毛症というのは
その時期に起こった脱毛というだけで
特定の脱毛症というわけではないです。

強いていうなら治療法をなるべく早めに
決めて動いたほうがいいです。

壮年性脱毛といえる状況は、
まだガッツリ禿げていないと
推測できます。

もしハゲ散らかすとか
誰が見ても前かてっぺんが薄いと
言えるような状況なら
AGAと言っているはずです。

ということでまだそんなに
薄くなっていない状態を
想定して話を進めますね。

といってもやることはとりあえず、
知識がないなら知識を得るようにし、
生活習慣に気をつけるよう
心がけることですね。

それでも進行してると思うのなら
専門医と相談しながら
プロペシアを飲むか飲まないかを
考えてみてください。

植毛はこの段階だと早すぎるので
不向きです。

将来的にどのくらい進行するか
わからないからです。

 

14-5・円形脱毛症は原因がはっきりせずやっかいですが・・・

 

続いて考察する円形脱毛症は
非常に厄介な特徴がある脱毛症です。

発症する割合は人口の1~2%ほどだと
言われているのでAGAよりは
だいぶ少ないながらも
かなり認知度が高いです。

それはおそらく十円ハゲといった
わかりやすい表現が定着したことや、

誰でも起こりうることが
関係しているのかもしれません。

・円形脱毛症の概要

円形脱毛症はその名の通り
脱毛部分が円形になることが
多いからその名称になったと思われます。

ただ、それはひとつの症状であって
実際は帯状だったり頭部全体だったり
全身に及ぶこともあるのです。

原因としては長らくストレスが
最も大きな理由と言われてきましたが
最近はそれ以外の要因が主流だと
言われるようになってきました。

それが自己免疫疾患です。

免疫がなんらかの理由で
毛包を攻撃してしまうのですが
なぜ攻撃するのかは不明です。

糖尿病やアトピー性皮膚炎を
発症する人に多いことがわかってますが
あくまで相関関係があるといった
程度のことしかわかっていません。

幼児期でも発症する人もいるので
遺伝的な要因も指摘されています。

ただ、ストレスも免疫を狂わせる
要因があることから
完全に関係ないともいえません。

抜け方の特徴としては

前兆がなく突然抜ける、

成長期でも関係なく抜ける、

脱毛部位の面積は一定ではないなどです。

・円形脱毛症の治療法について

円形脱毛症もAGAと同じく
ガイドラインが2017年に
改訂版が出ています。

それによると項目は増えましたが
これといった画期的なことはなく、
打開策は見出されていません。

いまだにステロイドや
局所免疫療法が推奨されていますが
推奨度はBと控えめです。

ほとんどがやってもいいけど
あんまり期待できません、
もしくは根拠が乏しいので
おすすめできないといった
C評価が大多数となっています。

ある意味では最も効果的だといえるのが
かつらと治療しないという選択。

かつらは技術が進歩してきたことから
有用性が増していますし、
評価はガイドラインの中では最高の
Bランクとなっています。

そして治療しないという
選択肢が登場したのは意外であり
画期的なことだと思います。

結局現時点での治療は
化学物質頼りなので
長く続けるほど副作用の
リスクがあがることは明白です。

それならいっそのこと治療せず
考え方を改めて生きたほうが
いいのではないかということですね。

これはAGAにも通じる話です。

このような選択肢が出るということは
治療法が全然確立していないことを
暗に示されてるともいえます。

強く勧めるA評価および
行うべきではないD評価が
存在しないのはまだまだ研究が進んでおらず
いわば迷走気味なのかもしれません。

 

14-6・抜毛症はこれまでの脱毛症とは異質な特徴がある

 

次に紹介する抜毛症は、
脱毛症の一種ではありますが
かなり異なる特徴があります。

栄養不足や内臓疾患、
男性ホルモン、傷害、炎症などではなく
自ら髪の毛を抜いてしまうという
精神的なことが引き金となります。

重症の場合は頭部全体の髪を抜いて
ほとんど失ってしまうくらいです。

そんな深刻な抜毛症について
考察していこうと思います。

・抜毛症の概要

抜毛症は明確な病気とされており、
精神疾患のひとつとなっています。

以前は抜毛癖と言われていましたが
いつからか病気として
取り扱われるようになりました。

原因は何らかの不安・ストレスが
引き金となると言われていますが
詳しいことは不明だそうです。

ストレスが関係しているということで
現代特有の問題だと思います。

有病率は1~2%ほどで
女性の方が男性よりも
10倍以上多いそうです。

その理由もよくわかりませんが
女性のほうがホルモンバランスが
崩れやすいことや、
男尊女卑な世の中など
いろいろなことが関係しているのでしょう。

抜毛症に悩む人に見られる主な特徴は
髪の毛を無意識に抜いているか、
意識的に抜きたい衝動に駆られる、

抜いてるときは安心感や満足感を得られるが
その後は後悔することが多いという。

この点は拒食症などにも
繋がるところがあると思います。

また、食毛症を併発する人も多いことや
幼児期に発症する人が多いのも特徴です。

成長するにつれて自然と治る人もいれば
大人になっても治らないで
ずっと悩み続ける人もいます。

症状がひどくなると頭髪だけでなく
全身の毛も抜くようになります。

それで眉毛がなるなる人も多いそうです。

・抜毛症の根本解決はどうする?

抜毛症の対処法としては
かつらを活用するか、
病院で治療するか、
もしくは諦めるかのどれかです。

ふっ切れて丸坊主にし
ウィッグでおしゃれを楽しむという
精神的に強い方もおられます。

ただ全員がそうはいかないので
治療したいと思うかもしれません。

ほとんどの場合は精神科に
かかるよう勧められると思いますが
薬物療法は非常に問題があるので
減薬をする過程で飲む以外は
勧められない代物です。

理想は世の中の問題を鑑み
薬に頼らない医者にかかることです。

そして自分自身で学ぶ姿勢をもつこと。

そうしないとどんなにすごい医者や
カウンセラー、治療法に出会っても
根本的に解決することはないでしょう。

これは他の育毛法にも言えることです。

原因も解決法も自分自身の中にしかなく
周りができるのはサポートまでです。

 

14-7・脂漏性脱毛症とは何か マラセチアだけが悪者なのか

 

脂漏性脱毛症は名前だけ見ると
皮脂が漏れ出すことで起きる
脱毛症となっていますが、

実際はそんなことはないので
紛らわしいネーミングです。

これは脂漏性皮膚炎による脱毛と
言ったほうがわかりやすいです。

マラセチアが原因だから
殺菌が大事とよく言われますが
果たしてそれでいいのでしょうか。

・脂漏性脱毛症はマラセチアが原因?

脂漏性脱毛症は炎症により
抜け毛が発生してしまうというもの。

正確には炎症により多く集まった
白血球の攻撃により毛包が
とばっちりを受けてしまったということ。

よって成長期だろうと
関係なく抜けてしまいます。

その炎症を脂漏性皮膚炎と呼んだりしますが
原因はマラセチア菌とよく言われます。

マラセチアは真菌の一種、
つまりカビの仲間です。

カビといっても不潔なところに触れたから
体に寄生したわけではなく、
皮膚常在菌のひとつとして
人間と共生関係にあるものです。

でもなんらかの理由で繁殖しすぎると
免疫が発動してしまうわけです。

ニキビなどの他の炎症と
メカニズムは同じですね。

そこでマラセチアを殺菌しないと
いけないと声高に言われ、
真菌対策用シャンプーを使うなどが
推奨されるわけです。

・脂漏性脱毛症の対策について

炎症がひどくなるとアレなので
一時的な対処法が必要になる場合もあり
全否定はできません。

できませんが、殺菌すればOKという
考えだけに囚われてはいけません。

西洋医学的に分析すれば
マラセチア菌が原因になりますが、
なぜマラセチアが増えたのかを
考えてほしいのです。

脂漏性皮膚炎は生後3ヶ月の赤ちゃん、
40代~60代の人に
多いと言われています。

乳児の頃は抵抗力が弱いのであれですが
中年期以降に多くなるということは
それほど不摂生がたたっているということ。

また、脂漏性脱毛症といえるほど
深刻な脱毛に悩む人となると
アトピー性皮膚炎といったレベルでないと
起こりにくいと思います。

つまり相当ひどい炎症でないと
髪は抜けにくいと考えます。

ということでよほど出ない限り
病院に行くべきではないですし、
安易に変なシャンプーを
使うべきでもありません。

病院ではステロイドなどの
危険な薬物療法が主流ですし
シャンプーは合成界面活性剤入りの
粗悪なものばかりです。

大事なのはもちろん生活習慣を
改善することの意識。

それができていないから
頭皮環境も悪くなるんですね。

AGAでも皮脂がどうのこうのと
言われることが多いですが
あくまで結果論にすぎないことも
忘れないでくださいね。

 

14-8・瘢痕性脱毛症は誰でも起こりうる毛包が消失する症状

 

瘢痕性脱毛症は通常の発毛法、
および育毛法では意味がない
やっかいな脱毛症です。

毛包自体が消失しているので
髪が生える能力が失っています。

こういうと恐ろしく感じるかもですが
通常は起こりえないことなので
あまり恐れなくても大丈夫です。

・瘢痕性脱毛症の原因は何か

瘢痕性脱毛症の「はんこん」とは
怪我や火傷などで生じた傷跡のことです。

傷自体はいずれ修復されますが
毛包はそうはいきません。

毛包は髪の毛に関わる組織全体のことで
一度消失してしまう再生しません。

ですのでプロペシアを飲んだり
ミノキシジルをいくら塗っても
再び生えてくることがないのが
最大の特徴です。

怪我や火傷以外には外科手術や感染症、
免疫の暴走によるものもあるようです。

そのうち怪我、火傷、手術の
単純な物理的な原因によるものは
続発性瘢痕性脱毛症、

それら以外によるものを
原発性瘢痕性脱毛症と区別されます。

前者はわかりやすいですが
後者は原因がよくわかっていません。

おそらくは免疫系か感染症の
どちらかだと思われます。

稀に幼少期に発症することもありますが
小さいうちはなんらかの
感染症にかかりやすいので、
免疫とも関連があるように感じます。

とりあえず言えるのは、
毛包が消失しているのなら
自然と生えることはないということです。

・瘢痕性脱毛症になったらどうする?

対処法としては主に2つです。

隠すか植毛かのどちらかです。

ちゃんと治したいのなら
植毛一択になると思います。

プロペシアやミノキシジル、
育毛剤といった一般的な方法は
全くもって無意味です。

毛包がないのですから
育てようがありません。

将来的に再生医療が発達すれば
選択肢が増えるかもしれませんが
それまでは植毛しかないでしょう。

例外的に脱毛部位が小さいなら
縫縮手術で脱毛部位を
なくすことも効果的です。

隠す手段はかつらかふりかけがあり、
どちらも良し悪しがあります。

あまりお金がかからないぶん、
日々のメンテの手間がかかります。

植毛だとお金はかかりますが
メンテが不要なメリットがあります。

また、瘢痕性脱毛症の場合、
AGAと違って範囲が狭い傾向にあるので
ドナー採取も少なくて済むと思います。

しかし火傷の場合は広範囲にわたって
損傷する可能性もあり、
その場合はカツラを検討するか、
自然体でいるかを選ばないといけません。

広範囲に傷を負ってしまうと
移植毛が採取できないので
植毛法では打つ手がないんですね。

このように瘢痕性脱毛症は
発症すればとてもやっかいなものなので
気をつけてください。

 

14-9・牽引性脱毛症は原因も対策もシンプルなのが救いです

 

特定の髪型にすることで生じる脱毛症で
ひどくなるとおでこが大幅に
後退した状態にもなりうるもの。

基本的に女性が多いですが、
ヘアスタイルの多様性によって
男性でもなりうるものだといえます。

牽引性脱毛症はこれまで紹介してきた
脱毛症の中ではあらゆる面でシンプルです。

万が一重症になった場合の対策もあるので
慌てる必要はありません。

・牽引性脱毛症の原因は1つだけ

牽引性脱毛症はその名の通り
髪の毛を引っ張ることで
頭皮(毛根)に負担がかかり
脱毛してしまう症状です。

意図的に引っ張る頻度は
さほど多くはないのですが
知らず知らずうちに
やってしまっているというのが
最大の特徴ですね。

特に女性は髪型を頻繁に
アレンジする傾向にあるので
男性と比べてリスキーです。

ポニーテールや三つ編み、
お団子ヘアーといった髪型、
エクステやカチューシャ、
ヘアアイロンを使うなど
女性はいろいろと変化に富んでいます。

それが災いしてしまうのは
なんとも皮肉なところです・・・

ただ、頻繁に変える人は
かえって危険が少ないかもしれません。

一番危ないのは同じヘアスタイルを
貫いていることです。

典型例はポニーテールですね。

ずっと後ろに引っ張る形になるので
生え際は相当な負担になるはずです。

単純に抜けやすくなるだけでなく
頭皮の血行にも問題が生じると
指摘されています。

たとえ負担を感じてないとしても
本来の髪の流れに逆らってるのは
間違いないので小さいながらも
負担は蓄積してると思われます。

分け目がいつも同じ場合も
ちょっと注意が必要かもしれません。

引っ張る形のヘアスタイルでなければ
そんなに負担は大きくなさそうですが
分け目が広がると目立ってしまいます。

牽引性脱毛以外の理由で
薄毛になる可能性は多々あるので
気づかずうちに醜態を晒していた…
なんてことも考えられます。

・牽引性脱毛症の対策について

牽引性脱毛症の場合、
原因はヘアスタイルだけという
これ以上ないシンプルなものです。

AGAのように原因が
多岐に渡るものではないので
その点は救いだと思います。

トレードマークになってる人は
変化を嫌うかもしれませんが
薄毛になるのと天秤にかけて
考えてほしいと思います。

ヘアスタイルを変えること以外は
基本的に対策はないと思いましょう。

ツボ押しやマッサージをしても
効果はたかが知れてますし
髪型が同じなら本末転倒です。

もちろん育毛剤も期待できません。

もし重症化してしまった場合は、
抜毛症や瘢痕により生じた
脱毛と同じように植毛が効果的です。

髪を抜いたり血行不良が続くと
毛根組織がダメになる可能性があり
そうなると自然と生えてきません。

でもAGAや円形脱毛症と違って
範囲が広いとかドナーが取れないとか
そこまで深刻になるケースは少ないので
植毛でもそんなに費用もかからず
実施できるはずです。

とにかく大事なことは、
ヘアスタイルに気をつけることですね!

 

14-10・老人性脱毛症は向き合い方が大事だと思います

 

最後に紹介するのは
誰もが避けて通れないことです。

老人性脱毛症は60歳以降に起こる
脱毛症のことを指します。

老化はみな平等に起こるものなので
もちろん男女共通の脱毛症です。

一応治し方はあるといえばありますが
限界があるので基本的には
治すというよりどう向き合うかという
思考の部分が重要になります。

・老人性脱毛症の特徴とAGAとの区別

老化はあらゆる機能が衰えます。

髪の毛の生育にも当然影響します。

単純に細胞の働きが鈍くなることをはじめ
生命維持のためになおさら維持は
後回しになるなどいろんな影響が
考えられます。

男性の方が顕著なのは
男性ホルモンの影響があるからですね。

AGAと区別しにくいところですが
厳密に分ける必要はないでしょう。

男性の方が薄くなりやすいのは
もともと女性よりも男性ホルモンの量が
圧倒的に多いわけですし、
年をとってもそれは同じです。

そして多かれ少なかれ
男性ホルモンの影響は避けられないので、
女性よりも薄くなりやすいのも同様です。

要は還暦以降に
髪が薄くなったと認識できたら
老人性脱毛症だと思えばいいでしょう。

そもそもAGAかどうかと迷っている時点で
AGAかどうかは疑わしいですね。

明らかにAGAだという人は
還暦を迎える前にとっくに
薄くなっていますので。

ということであまり区別することを
意識する意味はないと思います。

・老人性脱毛症の対処法は?

では老人性脱毛症をなんとかしたい場合
どうすればいいかですが・・・
若い世代の方とは少し違ってきます。

50代までは20代と同じように
プロペシアやミノキシジルなどの
薬物療法がスタンダードといえますが、

60代以降は副作用の懸念から
あまりおすすめされなくなってきます。

特にミノキシジルは循環器に
影響があることからなおさらですね。

リスクを承知でやったとしても
回復スピードは老化によって
衰えているので非効率でもあります。

重要なのは短絡的に
育毛法を探すとかではなく
今後の人生をどういうスタイルで
生きていくかといった考えを
巡らせることだと思います。

年を取るといいことのひとつに
若年層のときと比べて
薄毛でも馬鹿にされにくいことです。

年相応の姿ですよね、くらいの
柔らかいイメージになる傾向があります。

だから年配者になったら
あまり気にしなくなる人も多いです。

よほどプライドが高いのなら
治療法を追求するのも個人の自由ですが
あまり気にならないのなら
何もしないほうがいいです。

無駄金になる可能性が高いので・・・

ちなみにもし追求したいのなら
植毛を検討したほうがいいですね。

ドナー自体も少なくなってくるので
全体をカバーするのが難しいですが、
前だけやっても印象が変わるので
実は効果的だったりします。

 

15・総まとめ:テクニックに走りすぎないのが大事

 

脱毛症や育毛・発毛に関する情報は
非常に多岐に渡ります。

全てを理解する必要はないですが
学ぶ姿勢を崩してはいけません。

いろいろ学んでいくとわかりますが
いずれはシンプルな考えに
いきつくかなと思います。

テクニックというのは
ごく一部の行いでしかなく、
対症療法に過ぎない、

結局は考え方も含めて
生活習慣に気をつけて
健康的に生きようって感じですね。

テクニックとしては
大きく分けると2つしかありません。

薬物療法か外科手術のどちらかです。

育毛剤やサプリといったものも
テクニックになるかもしれませんが
有効性はかなり怪しいのが現状で
使う価値のないものばかりだと感じます。

そんなものに頼る時間とお金があるなら
即効性がある可能性が高そうな
プロペシアなどを選択したほうがいいですし

薬に抵抗があるのなら
植毛を検討したほうがいいわけです。

どちらも抵抗があるなら
薄毛を受け入れるよう
考えを改めるしかなく、
モノやサービスは不要になります。

変な育毛グッズに手を出すのではなく
健康に関する本を読んだり
専門家の情報を買うなどしたほうが
よっぽど為になります。

とにかく知識を得て
自分の頭で考えて行動することが
本当の意味での育毛や発毛に
繋がるのだと思います。

薄毛や禿げで悩んでいる人が
このブログをきっかけに
なんらかの気づきになればといいなと
思いながらこのページはとりあえず
区切りとさせていただきます。

シェアする