丸い形に脱毛することが多いので円形といわれていますが
中にはそうではなく重症なものもあります。
ではそれぞれどのような特徴があるか
見ていきたいと思います。
●単発型
最も多い症例で1~2部分にだけ現れます。
前兆としてかゆみやフケがでることがあります。
単発型は症状としては一番軽いので
治療しなくても放っておくだけで治る可能性が高いです。
●多発型
単発型から症状が進んだ状態で
ひどい時には脱毛箇所が十数か所に及ぶこともあります。
そして脱毛部分が合体することでかなり目立ってしまいます。
●蛇行型
後頭部や側頭部の生え際から
蛇が張ったような細い脱毛の仕方をします。
●全頭型
多発型がさらに進行した症状です。
瀰漫(びまん)性といってまばらに抜けていく場合もありますが
その後は頭髪の全てが抜けてしまいます。
●汎発型
髪の毛だけではなく全身の毛が抜けてしまう
円形脱毛症の中で最も重症のタイプ。
腕や脛(すね)の毛はもちろん、
眉毛や髭、陰毛も抜けてしまいます。
そして再発もしやすいとてもやっかいな症状です。
円形脱毛症はよくストレスフリーになれば
自然に回復するといわれています。
しかしそれは単発型に限ったことで、
他の4つの症例の場合はそれだけでは厳しく、
治療が必要とされます。