プロペシアやミノキシジルの耐性は存在するのか|考えられる2つの事

シェアする

スポンサーリンク

プロペシア(フィナステリド)やミノキシジルは
使用し続けることが大前提になっていますが
長年使うと耐性がつくのではないかと、
まことしやかに囁かれています。

たしかにフィナステリドの場合
3年服用し続けると髪が増えたなどの効果を
実感する人が多いのですが

5年以上経つと効かなくなると
感じる人の割合が増えたというデータがあります。

中には抜け毛が増えたなどの
悪化を訴えるケースもあるといいます。

しかし耐性については賛否両論で
明確な結論が出ていないのが現状です。

いろいろ気になることが多いですが
どちらかというと否定的な見解が目立ちます。

否定論と肯定論を織り交ぜながら
重要になりそうなポイントを2つに分けて
考えていきたいと思います。

1・薬の効果

1年目は効いてるがそれ以降は
効かなくなったのは耐性がある証拠だと
主張する人もいます。

たしかに医薬品というのは使い続けると
肝臓の代謝速度が速まったり
受容体の数が減るなどして
効果が出にくくなる特徴があります。

そのことをメルク社(MSD)では
耐性といわず寛容性と表現しています。
(耐性は細菌などが抵抗力を持つこととしてるので
表現としては寛容性のほうが適当かもしれません)

しかしMSDは今のところフィナステリドや
ミノキシジルの耐性について言及していません。

そしてフィナステリドは効能的に細菌類や
神経に作用するものではないので耐性はない、

男性ホルモン(DHT)を作らせない機能しかないので
活動が止まった髪全てに働きかければ
それ以上効果が出ないのは当然であるという意見もあります。

2・処方する期間や個人差・勘違い

医薬品の効果は高いですが
それも個人差が大きいものになります。

一般的にはフィナステリドは
1年は服用し続けましょうといわれますが
ぴったり1年で解決するというわけにはいきません。

数ヶ月で劇的に効果が出たという人もいれば
3年経ってやっといい感じになってきたという人もいます。

そしてミノキシジルは毛母細胞の働きを促進するので
フィナステリドより効果が高いと言われますが
それでも健康な毛包に戻すのに2年以上かかるともいわれます。

始めのうちは効いてたのにしばらく経つと
そんな感じがしないことを理由に勝手にやめたりする
独自の判断も耐性の噂を強めているのかもしれません。

(なぜ効かないように感じるか正確には不明ですが
体が薬に適応するために代謝速度を上げて耐性がつくという説がある)

しかし年を取るにつれ男性ホルモンの感受性が高まる、
フィナステリドを長期服用したら感受性が高まる、
という噂話も存在します。

あくまで噂話なので何ともいえませんが
薬についてはまだわからないことが多いので
とりあえず見守り続ける必要があります。

そして耐性が仮に存在したとしても服用をやめると薄毛が再発して
どんどん悪化する恐れもあるのでそれもいい判断とはいえません。