ヨウ素は様々な食品に含まれており
必要量はとても微量なミネラルです。
それに日本は海産物が手に入りやすい国なので
欠乏症が起こることは非常に稀だといわれています。
今回は参考程度にもし不足したら
どうなるのか見て行こうと思います。
ヨウ素は甲状腺ホルモンの生成に不可欠なミネラルなので
体内のヨウ素のほとんどは首にある甲状腺の中に存在しています。
甲状腺ホルモンは全身に作用する重要なホルモンです。
細胞の成長・発達、基礎代謝の向上、
タンパク質の合成など働きは多種多様です。
それが不足すると甲状腺が大きく腫れ上がったり
舌の巨大化、声のかすれ、倦怠感、発達障害などが
起こる可能性がでてきます。
重傷になるとクレチン症といわれる
精神や神経系の障害が起こることもあります。
髪の毛も細胞が分裂することで出来るため
甲状腺ホルモンとの関係は深い。
エネルギーが不足すると当然細胞は
分裂能力が衰えるのでコシがある
丈夫な髪が出来にくくなってしまいます。
通常は薄くならない側頭部や後頭部の髪も
甲状腺の異常で薄くなる可能性はあります。
繰り返しになりますが
ヨウ素の必要摂取量は大変微量なため
よほど乱れた食生活になっていないかぎり
過度に心配する必要はありません。
どちらかというと過剰摂取のほうを気をつけましょう。
参考