ビタミンAは皮膚の健康を守ることから
髪にもいいといわれてるミネラルです。
しかし過剰摂取はリスクが高いので
気をつける必要があります。
過剰障害としては次のことが起こる可能性があります。
<頭・皮膚の異常>
脱毛・色素沈着・かゆみ・発疹・めまい
脳圧亢進(脳の圧力が高まる症状)
ひどい頭痛(後頭部に多いといわれる)
<内臓の異常>
肝機能障害・食欲不振・吐き気
下痢・骨や四肢の痛み
<精神・行動の異常>
不安感・疲労感・睡眠障害
不機嫌になりやすくなる
<その他の異常>
鼻血・奇形児の発生・ガン
どれも問題だと思いますが
特に恐ろしいのは奇形児とガンのリスクです。
妊婦や妊娠していると思われる女性、
特に妊娠3ヶ月以内の肩は特に
摂取量に気をつける必要があります。
胎児の奇形が起こらない1日の上限量は
4500μgとされています。
※μg(マイクログラム)=mgの1000分の1
※成人男性の過剰症が起きないとされる上限量は
13500μg/日、幼児で6000μg/日です。
ビタミンAは比較的安全なビタミンだといわれてるので
よほどなことがない限り大丈夫だと思いますが
一応頭の片隅に知識として蓄えておいてください。
ちなみにアメリカやフィンランドの調査によると
ビタミンAやβカロテンのサプリメントで
肺がんや循環器系のリスクをたかめ
死亡率が高まるという報告もされています。
そしてなぜビタミンAを摂り過ぎると
脱毛が起こるのかは明確なメカニズムは不明ですが
皮膚の障害があることから炎症や栄養面で
なにか問題が生じているのかもしれません。
大事なことなのでこれから何度も述べると思いますが
体にいいからといって摂りすぎる事はやめましょう。