ビタミンEは抗酸化に強く働いてくれるので
体の老化や病気を防いでくれます。
よって減ってくるとそのリスクが高まります。
一番影響が受けやすいのが血液です。
体の酸化、つまり過酸化物質が増えてくると
細胞を覆う膜が壊れやすくなります。
赤血球の細胞膜が壊れやすいので
特に影響が強く出てしまい、
溶血性貧血を引き起こします。
赤血球の寿命が通常の10分の1くらいになり
体中に酸素と栄養素が届きにくくなります。
その結果、髪も含めた体中の器官の
機能低下に繋がってしまうのです。
症状としては、
歩行や手足などの位置を感じることが困難になる
持久力・筋力・筋肉や血管の弾力・反射の低下
動脈硬化や心臓疾患のリスクを高める
などがあります。
ビタミンE不足は吸収障害がある人などが
主に起こりやすいですが
ふだんの食生活で起こることは稀です。
ただし太るのが嫌だからと言って
脂肪分を摂らな過ぎるとリスクが高まる可能性があります。
(植物油に多く含まれているため)
ちなみに過剰摂取のリスクは
あまりないと言われる部分もありますが、
脳の出血リスクを高めたり
筋力低下や疲労・吐き気・下痢を起こしたり、
死亡率が高まるなどの指摘があるので
気をつけないといけません。
ビタミンEは脂溶性のため
体に溜まりやすい性質があります。
よって水溶性のビタミンBやCなどより
リスクが大きいと考えられるので
サプリを飲んでいる方は特に注意しましょう。