万病の元といわれるストレスは
脱毛症(薄毛)の原因説としてよくでてきます。
しかしハッキリした科学的根拠がないことや
実感しづらいことなどがあるのか
賛否両論が激しいのが現状です。
確かに強いストレスを受けたとしても
必ず抜け毛が増えるわけではないので
意見が分かれるのも必然といえます。
ただストレスによる健康への悪影響は
確かに存在しているので
髪にも影響があると強く思うのです。
その理由は大きく分けて4つあります。
理由①:血行が悪くなる
髪の毛に必須な栄養素は血液を通して
運ばれてきますがストレスにより
血管が収縮してしまいます。
もちろんそれは頭皮だけではなく全身に及びます。
コレステロール値も上げてしまうので
血流が悪くなる一方です。
また、男性型脱毛症の原因である男性ホルモンの
DHT(ジヒドロテストステロン)は
血流を良くする働きがあるそうで、
血行が悪くなるとDHTが多く分泌
されるようになるともいわれています。
理由②:睡眠不足になりやすくなる
悩んだまま床についても
なかなか眠れない経験をした人は多いと思います。
あれこれ考えていると
体はすごい疲れていても全然寝付けない事が起こり、
睡眠不足に陥りやすくなってしまいます。
睡眠中は成長ホルモンが多く分泌されるので
睡眠時間が削られることは育毛にとてもよろしくない。
理由③:ホルモンバランスが崩れる
ストレスは自律神経を乱し
ホルモンの分泌にも影響を与えます。
(自律神経とは内臓などを
コントロールしている神経のことです)
よく女性ホルモンが減少することで
女性も薄毛になってしまうといわれますが
それがホルモンバランスの乱れなのです。
理由④:免疫力の低下や異常で病気になる可能性がある
ストレスは体の機能を低下させてしまうので
免疫力が低下してしまいます。
免疫力が落ちると悪い常在菌などが
繁殖しやすくなってしまい不健康になります。
髪の毛は内蔵機能がしっかり働いているから
生えているので頭皮だけ見ていてもいけません。
また、免疫力の誤作動が起こり
円形脱毛症になることはあまりにも有名です。
強いストレスを受けてもすぐ髪は抜けないですが
それがずっと続くようだと非常に危ないですね。
どの要素がどの程度脱毛症に繋がるか
明確に示すのは難しいかもしれませんが
ストレスは体に悪いことは確かですので、
ストレスは薄毛に関係ないとは言えないのではないでしょうか。