髪がフサフサであると同時に体も健全であること。
それこそがほとんどの方が理想とする状態だと思います。
そのすばらしい状態を獲得・維持するためには
漢方的な考え・対策がとても役に立つと思うので
今回はそのことについてお伝えしていきます。
漢方流の考え方だと体が丈夫な人は
精力にエネルギーが多く費やされるかわりに髪が少なく、
特別なヘアケアは何もしてないのに髪が綺麗で丈夫な人は
髪にエネルギーが費やされすぎて体が病弱になりやすい
というものになります。
そのため髪が少ない人は手入れするのはもちろん
髪に問題ない型でも手入れする必要があります。
ヘアケアをすることで髪へ注がれるエネルギーが減り
体の健康へと注がれるようになります。
つまりエネルギーのバランスを取る事で
体全体の健康を増進させましょうという考え方なのです。
そしてお手入れ方法は3つに大別されます。
①体表刺激(たいひょうしげき)
経穴(ツボ)を刺激することを指します。
やり方は針灸と指圧とマッサージがありますが通常は針灸まで行う必要はありません。
指圧でも十分ツボを刺激することができ痛みも熱さもあまりなくいつでも出来るからです。
②経口物質(けいこうぶっしつ)
髪を健康にもたらす食べ物を食べたり、薬を摂取することを指します。
プロペシアなどのいわゆる新薬も含まれますが
漢方的には食べ物と漢方薬をより重視します。
自然物質なので長期的に飲食しても副作用の心配がなく安全性が高いメリットもあります。
③着髪材料(ちゃくはつざいりょう)
薬物をシャンプーやリンス・トリートメントなどを
頭皮に塗布する外用対策のことを指します。
すでに多くの製品で漢方薬が多く使われており
むしろ近代薬物(新薬)が含まれるのは海外製の製品など極々一部になっています。
しかし漢方薬だからといってなんでもいいわけじゃありません。
人によっては合わないものもあるのです。
漢方は体に優しく長期的に安心して行えるものですが
使用するものを間違えれば逆効果になりかねませんので
正しい知識をしっかり身につけて実践していきましょう。
次回からは具体的な対策法を紹介していきます。