核酸食を続けても痛風にはならない|原因はプリン体ではなく内因性

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核酸を構成する成分の1つにプリン体があります。

プリン体はよく痛風の原因になると言われてるので名前を聞いたことがある方は多いと思います。

でもそれは間違いなのでしっかり覚えておきましょう。

そもそも通風とは何かと言うと、尿酸が結晶となって間接にたまることで
激烈な痛みを発生させる関節炎の一種です。

尿酸というのは余分なプリン体やタンパク質の代謝により
作られた最終処分物質で、尿から排泄されるものです。

そうきくと尿酸は全く必要ないものに思えますが
常に血中に存在してる物質で抗酸化力が強い特徴があります。

そのため血液の尿酸濃度が「適度に」高いほうが健康的には良いということになります。

しかし多くなりすぎると高尿酸血症になって
尿酸の結晶が多く作られるようになり通風を発症する可能性が出てきます。

ということでプリン体(核酸)を多く含む食品を食べると痛風になると考えられていました。

しかし、痛風になる主な原因は内因性によるもの、
つまり尿酸が作られやすい体質(生合成の過剰)だと痛風が発症しやすいとわかっています。

よって核酸を多く含む食品をたくさん摂ったとしても
痛風になるということではなく食事と高尿酸血症も関連性が低いと判明しています。

(また、腸の働きが弱くなることも関係しているようです)

メカニズムは完全に解明されていませんが
少なくとも食事によって痛風が引き起こされる説は
ほぼ完全に否定されている向きが強いようです。

核酸は痛風との関連が心配されていますが過度に気にする必要はない

よって髪や体の健康のために核酸は積極的にとりましょう。
ちなみにプリン体も細胞分裂に関わる重要物質です。

では痛風になりやすい体質の方はどうすればいいか。

聖マリアンナ医科大学難病治療研究センターの研究によると
アルコール・激しい運動・精神的ストレスの
3つが重なると尿酸の生成が通常の2倍になることがわかってます。

よってそれらはなるべく減らしたほうがいいでしょう。

※ビールはプリン体が多く含まれてるとよくいわれますが
100ml中3mg前後程度なので言われてるほど多くありません。
ですがもちろん飲みすぎは禁物です。

⇒核酸が多い食品一覧

⇒核酸と健康について

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