プロペシアのジェネリックといえば
フィンペシアを思い浮かべる方が多いと思います。
販売実績が長く製造元のシプラ社は
インドで2位の製薬会社ということで信頼度も厚く
今でも多くの方が利用されています。
しかし、2012年から突然、国内市場向けしか製造しないと発表したのです。
国内市場向けとは着色料にキノリンイエローを含んだものを指します。
これまでは国外市場向けとして
キノリンイエローの変わりに酸化チタンを
使用したタイプも作っていましたが突如変更したのです。
それにより一時期かなり話題になったと思われます。
キノリンイエローは一部からは発ガン性や
ADHD(注意欠陥・多動性障害)のリスクを上げると
指摘されているタール系色素の一種です。
問題ないという声もありますが危険性を唱える声も根強いことから
心配な方にとってはいつまでも不安なままというわけです。
フィンペシアはプロペシアジェネリックの台頭として
長く愛され続けただけにどうしようと悩みだした人が
大勢現れたものと思われます。
そんな時期に現れたのがフィナロという薬です。
それもインドの製薬会社の一つであるインタスから
発売されたものでプロペシアのジェネリックになります。
フィナロの最大の特長はキノリンイエローフリーということ。
フリーとは含んでいないという意味です。
フィナステリドの含有量は1mgと変わらず
価格はフィンペシアより200円ほど高い程度ですので
着色料の害が気になる人にとって朗報となりました。
インタスはインドで12位の製薬会社で
知名度や規模はシプラ社より劣りますが
日本を含め世界各国の企業と提携したりしてるので
それなりに信頼はされてるものと思われます。
フィナロもAGA治療薬の一種なので
フィナステリドの副作用リスクがあるのは当然ですが
フィナロ独自の健康被害というのは報告されていません。
キノリンイエローの変わりに使われている二酸化チタン(titanium dioxide)は
日本版のプロペシアでも使われてる成分なので安全性が高いと定評です。
そんなこんなでフィナロもAGA対策薬として
十分選択肢になりえるのではないでしょうか。