血糖値が上がりやすい食生活を送っていると
老化原因物質(AGEs)が発生し様々な悪影響を体に与えてしまいます。
それは育毛にブレーキをかける一因となるため
食生活はとてつもなく重要な要素となります。
gi値は各食品の血糖値の上がりやすさの目安となり
薄毛を卒業するための大事な指標ともいえるものです。
しかし、gi値は炭水化物を50グラム摂取したときの
数値であるため炭水化物が元から少ない
野菜や肉類などの食品に対してはわかりにくい欠点があります。
また、炭水化物が多く含まれていたとしても
その食品の摂取量に左右される問題もあります。
そこで考え出されたのがGL値というものです。
glとはGlycemic Loadの略で日本語に直すと血糖負荷になり、
ハーバード大学の公衆衛生学大学院の研究チームが開発したもの。
GL値はグリセミック指数(GI値)に炭水化物の「量」を
かけた指標を表すものなのでより的確に各食品の
血糖値の上昇具合を知る大きな手がかりになります。
計算式は次のように表します。
GL値 = 各食材に含有する炭水化物の量(g) × GI値 ÷ 100
例えば精白米と玄米をその式に当てはめてみます。
米は一般的に茶碗1杯分が150グラムほどですので
それを基準にすると精白米の炭水化物の量は55.7グラム、
玄米の炭水化物量は53.4グラムとなります。
精白米のGI値を81、玄米を55として当てはめると、
精白米のGL値=55.7 × 81 ÷ 100 = 45.117
玄米のGL値 =53.4 × 55 ÷ 100 = 29.37
となります。
GI値は炭水化物を50グラム摂取した際、
ブドウ糖(グルコース)を100としたときの相対値ですので
食べ物によっては何キロも食べないと
血糖値の本当に上がり方はわかりません。
つまりGI値は炭水化物の「質」だけを見てるのに対し
GL値は「質」と「量」の2つを考慮しているので
よりわかりやすく的確というわけです。
必ずしも計算をする必要はないので
1つの知識として頭の片隅にでもいれておいてください。
基本はGI値が低い食品を基本にして
適度に満遍なく食べることを心がけてください。
それが育毛を進めるうえで極めて大事なことになります。
GI値自体が曖昧な部分が残っているため
まだまだ国際的に浸透していないかもしれませんが
血糖値は健康を左右する最も基本的な要素の一つです。
世界保健機関(WHO)もGI値が低い食品を摂れば
心臓疾患や肥満の予防に繋がるとコメントしてるので
今後研究が発展してくれることに期待したいと思います。