薄毛というのは本当にどうしようもなくやっかいなものです。
特に生え際が後退すると治りにくいことこのうえなく
一番の悩みなのに諦めたい気持ちが出るほど改善が難しいタイプです。
ミノタブを飲んでいる方は多いと思います。
ミノキシジルは一般的には外用剤として使われるものですが、
もともとは錠剤タイプで世に登場したものです。
高血圧の方向けに開発された薬ですが、
副作用で毛が生え始めたことから育毛剤としても使われるようになったのですが、
錠剤だと体への負担が大きい懸念があるため外用剤として使用されるのが一般的です。
飲み薬の方が効果は高いといわれてますが
錠剤タイプを育毛薬として承認している国はないので
それほどリスクが高いものとなります。
個人輸入が盛んに行われるようになった昨今は
その存在も効果も副作用の面もだいぶ知られるようになりました。
ある程度の危険性を承知の上で服用している方も多いのですが、
にもかかわらずm字がいっこうに回復しない・・・
と悩まれる方も実に多くいらっしゃいます。
いったいなぜ最も強力だと定評があるにも関わらず
生え際の前進に貢献してくれないのでしょうか。
その理由は現時点で断定できませんが、
まだ未解明な薄毛原因が生え際に潜んでいる可能性があります。
髪の毛の仕組みについてはまだわかってない部分が多いので
遺伝子のどこかにm字が治りにくい要素が含まれてるかもしれません。
いまのところ治らないと思われる有力候補といえるのは、
やはり生活習慣ではないかと思われます。
これもしつこいくらいお伝えしてるのですが、
しつこく伝えないいけないくらい大事だってことなんですね。
なぜ生活習慣が大事なのかと言うと、
髪の毛までしっかり成長させられる余裕を作るためです。
薬はあくまで対症療法であり根本的な解決は望めません。
平たく言うとその場しのぎの対策しかできないわけです。
髪の毛を育てているのは他でもないあなたの「体」です。
しかしだらしない生活を繰り返して
その大事な体に負担をかけていたらどうでしょう?
体はその負担の埋め合わせをする作業に追われてしまいます。
もともと体は生命維持に重要な臓器を優先して栄養分を運ぶように出来ています。
最悪の場合、それほど生命維持に重要でない
末端の血管を少なくしてしまうこともあるのです。
血流が滞れば髪は育ちようがありません。
ミノキシジルはいわば強制的に血流を促したり
成長因子を増やすことしかできないため、
体全体のメンテナンスなどできるわけがないのです。
頭頂部の髪にはよく効くといわれるのは、
比較的治しやすい部位だからだと考えられます。
m字の場合、男性ホルモン(DHT)の影響が強く
血管も頭部の中では少ない方なのでもともと髪にとって過酷な場所なのです。
ですから回復速度にも差が出るので、
いっけん効かないと思う時間が長くなるんです。
もちろんミノキシジルタブレットが
生え際に全く効いていないということではないと思われるので
体に何か不調がなければフィナステリドなどと同様に
飲み続けることが大事になります。
その上でどんな生活を送るかが最大のポイントになります。