頭の手術を受けた部分から髪が生えなくなった時の3つの対処法

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事故や病気のせいで頭を何針か縫ったり放射線治療を受けると
患部から髪が生えてこない副作用が起こる場合があります。

それは瘢痕性(はんこんせい)脱毛症の一種となります。

細菌の感染や火傷・事故などの外傷などにより
毛母細胞の元である肝細胞が破壊されることで起こるもので
よく毛根が死ぬと表現されてることになります。

手術は頭皮と髪に多大なダメージを及ぼすので
毛根が死ぬ可能性がとても高いと考えられます。

毛根組織は一度なくなってしまうと二度と再生しません。
(だから脱毛サロンが成り立つのです)

よって薬を飲んだり育毛剤をつけたりしてもまったく意味がありません。

ですが完全に道が閉ざされてるわけでもないです。

一応現時点では対処法が3つあると考えられます。


①カツラもしくは増毛パウダーで隠す

一番てっとり早い対処法が隠すということです。

範囲が広い場合はカツラ、薄毛部位が狭く限定的なら部分ウィッグか
増毛パウダー(ふりかけ)で十分隠すことができます。

どちらかというとおすすめはふりかけの方になります。

洗髪すると落ちてしまうのでそのたびにつけないといけませんが
費用がほとんどかからず頭皮にもほとんど負担にならず
すごく自然なのでまずばれることはありません。

その点カツラは蒸れたりばれやすかったり費用がめちゃくちゃかかってしまいます。

手術を受けるなどして髪の毛が生えなくなった部分は植毛やパウダーなどで対処するしかない

②植毛手術を受ける

いちいち隠すのが煩わしいという方は
植毛手術(自毛)を受けるのも有効な手段のひとつです。

また手術を受けないといけないのかという不安もあるかと思いますが
最近は傷が残らない手法も開発されてるので
負担が少なくなってる特長があります。

縫合などの手術跡があってもできますし、
自分の髪を移植するだけですので副作用が起こることもありません。

ちなみに移植元は男性ホルモンの影響を受けない
側頭部や後頭部の髪となるのでAGAの根本対策にも繋がります。

※ちなみに人口毛植毛はおすすめできません。
作り物の髪を植えつけると拒絶反応が起きて
ひどい炎症を引き起こして再生不能な脱毛部位を
増やしてしまう恐れがあります。

根元にまきつける手法でも髪に負担がかかり、
どちらにしても定期的にやり直す必要があるので
手間もコストもかかりすぎます。

③iPS細胞の応用

3つ目は対処法と呼べるか現在は微妙なところですが
期待感はとても大きいものだと思います。

iPS細胞はあらゆる細胞に変化することができるとされる
特殊な細胞で毛根組織が失われたとしても
新たに作り出すことが可能だと思われるすごいものです。

しかもiPS細胞は自分の皮膚から作り出すので副作用がないメリットもあります。

すでに毛包を作り出すことに成功しているので今後の発展が非常に楽しみです。

(毛包とは髪の毛を刀の鞘(さや)のように
包み込んでいる組織のことで毛髪を抜けにくくする役割や
毛母細胞などの起源となる細胞が
生まれる場所でもあるとても重要な組織です。)

まだ人への臨床試験などはされてませんが
将来的に画期的な育毛対策になる可能性は十分にあります。

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