アミノ酸サプリと育毛の考え方|髪を生やす為の基礎作りとなるもの

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アミノ酸とは人体のみならず生物の根源たる物質です。

生物は体に驚くほどの生体機能を兼ね備えていますが、
それはたった20種類のアミノ酸が出発点となります。

生物の体の構成は簡潔に言うと水とタンパク質で、
タンパク質はアミノ酸が複数組み合わさって出来るものなので、
正に生命体の基礎となるものです。

髪の毛はよくタンパク質からできていると言われますが
要はアミノ酸から出来ているという意味と等しく、育毛的にもよく重要視されています。

アミノ酸がなければ髪は育たないから補給は重要である、
しかし、不摂生な生活を送っていると逆に体の中で
多く使われることになるから食生活の改善やサプリメントの摂取が大事、などなど。

たしかにそれらのアドバイス(情報)は大事だと思います。

大事なんですけど、本気で薄毛を改善したい、
もしくは将来絶対にハゲたくないと思っているのなら
もう少し進んだ考え方を身に付けておきましょう。

ありがちなのがこの成分は髪に重要だからサプリで補給しましょう、などのお話。

たしかに髪はアミノ酸で出来てはいますが、
よほどなことがない限り髪の成長が止まるほどの
アミノ酸不足が起こることはまずありえません。

なぜならアミノ酸は多種多様な食品に含有しているので
ふつうに日常生活を送れているのならわざわざ追加する意味はそれほどありません。

その点は他の栄養素でも全く一緒です。

あとアミノ酸もひとつの成分だけたくさん摂ればいいいいという単純なものではなく、
バランスよくいろんなものを摂取するのが基本です。

それは必須アミノ酸、非必須アミノ酸に関係なくです。
(必須=体内で合成できないアミノ酸、非必須はその逆)

リジンのようにミノキシジルの効果を高めると言われてるなど、
特別な事情がない限り、アミノ酸までサプリで賄おうという
考え方は色んな意味で危険なので気をつけてください。

それでもアミノ酸サプリを試してみたいと思うのなら、
基本中の基本である食事から栄養素を摂取するということを
しっかり実践した上で行ったほうがいいでしょう。

アミノ酸サプリを選ぶ上で注意したいのは、添加物の割合、アミノ酸の状態です。

添加物に関しては他のサプリと同様で、
メインの成分よりはるかに多くの割合だったらお世辞にも質が良いサプリとは言えません。

添加物が原因で肝臓を悪くする方もおられます。

アミノ酸は髪のみならず体作りをするための最も基本的な成分ですがかといってサプリをたくさん飲めばいいわけではない

そしてアミノ酸がどのような状態なのかも重要です。

生物は食べ物を胃で分解することでタンパク質をアミノ酸に変化させて吸収します。

その分解がけっこう手間がかかるので、
なるべくアミノ酸が多く結合してない状態のほうが吸収効率が良くなると言われています。

一般的にはタンパク質より少し分子量が少ないポリペプチドなどの状態のものが、
コストが安くつくので一般的になってます。

理想とされてるのはフリーフォームというアミノ酸同士が結合していない単体の状態です。

せっかく飲んでも体に吸収されないと意味がないので、
なるべくフリーフォームのものが良いでしょう。

もしくは元々含まれるアミノ酸の種類が多い成分を使ったサプリメントを飲むというのも手です。

代表的なのはプラセンタやシルクアミノ酸です。

大事なので繰り返しますが、
これを飲めば髪が生えるなどの短絡的に考えるのではなく、
栄養素の補給は髪を生やす為の基礎づくりである、
という考え方を常にもっておいてほしいと思います。