増毛と植毛はどちらのほうが良いのかと
悩む方は多いかもしれません。
増毛はかつらも含まれますが
どちらも結果自体は出るものなので
余計迷う所だと思います。
が、総合的に判断すると
植毛に圧倒的な軍配が上がります。
・増毛法と植毛法の基本のおさらい
まずはそもそも論として、
増毛と植毛の違いについて
確認しておこうと思います。
増毛は人工毛を使った一時的な対策で、
植毛は自毛を使った長期的な対策です。
植毛にも人工毛を使ったものがありますが
今回はそれも増毛法のひとつに含みます。
増毛手法は種類は主に5つあります。
カツラやウィッグといった着脱式、
既存毛に結びつける結毛式(けつもうしき)、
糸を使った独自手法の編み込み式、
シールのように皮膚にくっつける接着式、
ふりかけのように振りかけるパウダーや
スプレーなどがある増毛剤の5つです。
いずれもそれなりに効果があることは確かで
最近は技術が向上してきたことで
見た目はすごく自然になってきています。
植毛も技術は日進月歩で進化しており、
結果が出るまで時間はかかるものの
仕上がりは増毛と同じく
自然に近い状態になれます。
傷跡も目立たないよう工夫されたり
手術自体のリスクも低いものなので
敷居が低くなってる傾向にあります。
・増毛は短期的、植毛は長期的
増毛か植毛かを選ぶ上で
最も大きな要素なるのは時間です。
短期的か長期的かで見ると、
自ずとどちらがいいか
見えてくると思います。
さきほど挙げた増毛法、
すべてに共通しているのは
短期的な対策になります。
カツラはメンテナンスをしないと
使い物にならなくなりますし、
既存毛に結びつけるタイプのものも
髪が伸びてくるのでメンテが必要です。
人工毛植毛も切れたり抜けたりしたら
またやり直す必要があります。
もちろん増毛パウダーやスプレーの類も
水分ですぐ取れてしまいます。
それに対して自毛植毛は長期的な対策です。
自分の髪を使っているので
しっかり定着しさえすれば
抜けたり切れたりしてもまた伸びるので
やり直す必要はありません。
もし薄毛部分が広がってしまったら
再度その部分に植毛をすれば
問題はなくなります。
あと重要なポイントに費用がありますが
それも時間を基準にすれば
はっきりしてくると思います。
オーソドックスな着脱式のカツラは
オーダーメイドなので高いというのは
けっこう知られていますが、
他の増毛法も高いは同じです。
最近は定額方式もあるようですが
それでも利用し続ける限り
メンテナンス費用はかかります。
1年位だと10~20万くらいで済んでも
それが何十年単位となったら…
植毛も確かに費用が安いとはいえないですが
一度成功さえすれば何も費用はかからないので
どちらのほうが得かは言うまでもありません。
・時間の意識を忘れないようにしよう
このようにいろいろな要素がありますが
どう考えても植毛の方が
優れていると言えるのではないでしょうか。
増毛法の中で唯一いいなと
個人的に思うのは増毛パウダーです。
取れやすい欠点がありますが
濡れなれば問題ないですし、
植毛手術をしたあとでも
一時的に隠す手段としても優れています。
スプレータイプは色素が皮膚に
べったりついてしまうので
健康的にちょっとあれかなと思います。
繰り返しますが、
植毛と増毛どちらがいいかを考える上で
最も大きなポイントは時間です。
短期的か長期的か。
それをヒントに考えてみてくださいね。