育毛サロンとは? 頭皮ケアの域を脱しない民間療法が主

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育毛サロンについて

今回は育毛サロンについて触れていこうと思います。

かなり前から存在する育毛関連サービス業の一つで
薄毛に悩んでいなくてもご存じの方は多いでしょう。

でも基本的なことでさえ未だに知られていないことが
多いと思うのでこの記事をきっかけに
学んでほしいなと思います。

・育毛サロンとはそもそも何?

薄毛に悩む人を対象としたサービス業のひとつで
頭皮ケアや育毛促進の施術、その他もろもろの
アドバイスを受けるなどがあります。

医療機関ではないため注射や切開などの処置はもちろん
薬の処方もできないことが大きな特徴で、
そこがクリニックとの最大の違いです。

要は美容エステの育毛版といったところですね。

発毛サロンという場合もありますが実質同じものです。

・どんなこと(施術)をしてくれるんですか?

個々の会社によって細かい部分は違いますが
大枠ではほぼ同一です。

頭皮の状態をチェック

クレンジングや洗髪を行う

育毛剤をつける

マッサージをしてくれる

頭皮のチェックとは特殊なスコープで
毛穴の詰まり具合を主に見るようです。

育毛剤はその会社独自の製品が使われ、
浸透率を上げるとされる装置を使う場合があります。

マッサージは人力と機械があり
どちらか一方の場合もあれば
両方の場合もあると思われます。

・施術をする前はどんな流れになってるのですか?

クリニックなどと同じく消費者側から予約を行い、
指定した日時にサロンへ直接赴きます。

まずはカウンセリングを受けることになりますが
そのときに頭皮の状態を見せられることが多いようです。

時にはあなたの頭皮はこんな状態になってるので
すぐに施術しないと手遅れになりますよ、
などと勧誘してくるケースもあります。

同時に色々なコース内容の紹介もされると思われます。

消費者側がカウンセラーの説明に納得したら
どのコースをどのくらいの頻度でやるかなどを
相談した後、次回から施術が始まるという感じです。

・どのような人が対象なのですか?

明らかに深刻な(病的な)脱毛症、
例えば円形脱毛症や抜毛症や
怪我による瘢痕性脱毛症以外は
基本的にすべてを対象としていると思われます。

AGAはもちろんAGAかどうかわからない
曖昧な状態の人も対象としたほうが
より多くの顧客を獲得できますよね。

・通う必要がありますか?

サロンと一口にいっても大企業や中小企業もあるので
一概には言えませんがおそらく大半のサロンは
何回も通うことが必須だと考えられます。

プラン(コース)がいろいろ用意されていて
短くても半年は通うように設定されてると思います。

そして、それが終わっても延長したり
新たなプランを勧められたりします。

・どのくらいのペースで通うのですか?

おそらく最低でも月1で来るように言われると思います。

プランによっては2回もありえます。

最初のうちはいいかもしれませんが
そのうち面倒になりがちです。

・料金はどのくらいかかりますか?

かなり高いです。
会社によりけりですがどこも高額なのは共通です。

安いプランでも数十万単位になり、
年単位となると車が余裕で買える金額になるでしょう。

・自分の髪が生やせると聞くが果たして効果のほどは…

ここが最も肝心かつ最も議論されるところだと思いますが
ハッキリ言って効果はほとんど見込めないと言わざるを得ません。

なぜならサロンの行う施術はエビデンス(根拠)が乏しく
医療行為も行えないので劇的に改善するのは
かなり難しいと考えるのが普通だと思うからです。

AGAの場合は特にそうで、
薬を使いながら生活習慣を正すか
自毛植毛くらいしか根本対策はないのが現状です。

中にはクリニックと提携しているところもあり
お客によってはそこの受診を勧められ
薬を処方してもらうこともあるようです。

そのおかげで発毛している人もかなりいると思われます。

・発毛率が異様に高く宣伝されているが…

ほとんど100%に近い割合を示すところもありますが
発毛率自体が非常に曖昧なものなので
それを鵜呑みにしてはいけません。

発毛とは髪が皮膚の表面上まで伸びることを言うので
硬毛(成毛)だろうと産毛だろうと
発毛と表現することができてしまいます。

そのため解釈によって割合は当然変わります。

・サロンと病院ならどちらに行くべきか

迷うこと無く病院になります。

薬の問題点もいろいろあるにはありますが
費用や効果の面から見ると差は歴然です。

さきほどクリニックと提携するところもあると
言いましたがわざわざサロンを通す必要はなく、
直接いけばいいだけのことです。

・その他の医療行為(植毛やハーグ)との比較は?

進行具合にもよりますが
現状最適と言える薄毛対策は自毛植毛なので
お金をかけるとしたらそれです。

自毛植毛は理論も技術も確立されたもので
サロンの施術とは天と地ほどの差があります。

植毛はちゃんとしたクリニックで受ければ
ほぼ薄毛を解消できると言えるほどの技術です。

それに比べてサロンは生えるか生えないか
いつまで経ってもわからないようなレベルなのです。

ハーグも医療行為ではありますが
根拠がまだ乏しい技術で植毛に遠く及びません。

よってハーグとサロンはどっちもどっち状態です。

今回は概要的な部分をお伝えしたので
なかなかイメージが浮かびにくいかもしれません。

でも本当に通う価値があるかどうかを
考えるきっかけくらいにはなったと思います。

やはり大きいのは医療行為かどうかですね。

生活習慣など部分的に正しいことに
言及してくるところもあると思われますが
それだけでは対処しきれない場合も多いです。

深刻な薄毛の悩みの多くはAGAであり、
男性ホルモンにフォーカスした対策は必須です。

たとえ若い内から進行が始まる深刻なAGAでなくても
男性はただでさえ男性ホルモンの影響が強いのですから
その点を無視することはできません。

頭皮を綺麗にしたり育毛剤を塗ったり
食生活を変えるだけに留まるような対策では
どうしても限界があるんですね。

女性の場合は男性よりはマシですが
わざわざ高額な料金を払ってまで
受けるようなサービスではないと思います。

植毛は別として薄毛対策は本来、
あまりお金をかけずに出来ることです。

そのようなことも考慮した上で
サロンに行くべきかを考えてみてください。

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