AGAは男性ホルモンの一種であるDHTによって発症する脱毛症です。
薄毛といったらほとんどの場合agaですのでdhtの抑制はほぼ必須の対策となります。
男性向けに開発されている育毛剤や
プロペシアなどの医薬品は主にDHTの働きを抑えたり
生成自体を阻止するものになります。
それは頭頂部と前頭部に特有の条件があるからに他なりません。
メチルテストステロンという成分は頭とそれ以外の部位の髪の生育に
正反対の仕組みがあるから使えるものです。
メチルテストステロンとは化学合成された要は人口の男性ホルモンの1種で、
眉毛や髭・胸毛・陰毛などの育毛剤に配合されています。
頭のてっぺんと生え際付近の場合、
DHTが男性ホルモン受容体と結合するとTGF-βという物質を作り出します。
そのタンパク質は髪の毛の元である毛母細胞に
活動を停止させるよう作用してしまうものです。
逆に頭部以外の部位だとIGF-1を産生します。
それもタンパク質の一種ですが、TGF-βとは打って変わって
髪の成長促進に欠かせない物質の1つなのです。
ハゲていても髭などが濃い人がいるのはそのためです。
なぜ頭部だけ逆の作用をする仕組みになっているのか、
そこまではわかっていませんが、
とりあえずそういうものだと覚えておきましょう。
ということでまず間違う人はいないと思いますが
育毛剤だからといって頭にまでつけてしまうと
かえってAGAが悪化する恐れがあります。
メチルテストステロンが配合された製品(ミクロゲン・パスタなど)は
第一類医薬品に指定されてるので、
薬剤師の説明を聞いたのち購入できるものになります。
2013年の1月から
通販でも第一類医薬品が購入できるようになりましたが
なるべく店頭で説明を聞いて買ったほうがよいと思います。
余談ですが、プロスポーツ選手は特に注意したほうがいいです。
過去にラグビーの選手がドーピング検査に引っかかり、
2年間の試合出場停止処分を受けた事例があるからです。
メチルテストステロンはステロイド剤の一種でもあります。
ステロイド剤は筋肉増強効果があるので
禁止薬物に指定されているのだと思われます。
その選手は純粋に髭を濃くするために使ったそうなので
悪意はないと思われますが、知らなかったでは
済まされない世界ですので念のため覚えておきましょう。
どんなものでもそうですが、
薬は特に使い方によっては心強い味方になりますが
間違った使い方をすれば毒にも敵にもなってしまいます。