気功エクササイズで育毛を促す|「気」を適正配分する優れた技法

シェアする

スポンサーリンク

中医学では体に流れる気が適正に配分されることで
健康になるという考え方があります。

気は神経作用やエネルギーなどとよく言われますが
正確にはそうではなく秩序を保つ恒常作用と解釈したほうが適当です。

つまり気とは健康体を維持する作用という解釈です。

その気を強化する技法を「気功」といいます。
(または導引とも言われます)

気が体に適正配分されることで「精」も強化され
全身にエネルギーがしっかり流れるようになり育毛にも繋がるのです。

今回は気を強化する気功エクササイズのやり方を紹介します。
難しい動きは一切ないので誰でもできる簡単なものです。

その気功法は十二経脈(じゅうにけいみゃく)に基づいています。

十二経脈とは体の各部位を通る気の運行ルートの総称で
それぞれの気の流れを良くする働きがあります。

体と髪を元気にする気功エクササイズ
手の運動 1・太陰肺経(たいいんはいけい)

①右手を軽く腰にあて左手の甲(指先)を左肩先にあてます

②そして左の掌(てのひら)を広げ真っ直ぐ左にゆっくり腕を伸ばします

③同時に親指の内側の筋(すじ)を伸ばすように
掌をやや外側(後ろ側)に向けましょう

2・少陰心経(しょういんしんけい)

①太陰肺経と同じく左手の甲を左肩先に右手は腰にあてます

②今度は左手を前に突き出します

③腕を突き出した際、小指側の筋を伸ばすように掌をやや内側に向けます

3・厥陰心包経(けついんしんぽうけい)

①右手を軽く腰に当て、左手をまっすぐ右に伸ばす
②左手を右から上・上から左・左から下とゆっくり1回転させる
4・太陽小腸経(たいようしょうちょうけい)

①肩を後ろから前へ5回まわします
5・少陽三焦経(しょうようさんしょうけい)

①右手を左脇下に入れます
②左手を右に真っ直ぐ突き出します
6・陽明大腸経(ようめいだいちょうけい)

①両手を胸に置き両肘(ひじ)を肩の高さまで上げ
指を真っ直ぐ前を向かせます(甲が上・掌が下になります)

②次に指を上向きに反らして両腕を前方に伸ばします
③そして天井を押し上げる気持ちで
両腕を伸ばしたまま頭上まで動かします
(このとき指も反らしたままにします)

④最後に③→②→①と動作を逆戻りさせます


気功エクササイズは体に無理なく健康的な運動になる
足の運動 7・太陽膀胱経(たいようぼうこうけい)

①両手を腰にあて少し内股にして足を八の字の形にする
②上半身を伸ばしたまま軽く腰を落とし元に戻します
(要は軽いスクワットをします)

③次に上半身を反らし顔を上に向けます
そしてまた元に状態に戻します
(このときは内股でなくて大丈夫です)

④最後に上体を真っ直ぐに保ちながら
首だけを後ろに倒して元に戻します

8・小陽胆経(しょうようたんけい)

①両手の掌を大きく開いて胸に当てます
②その状態で胸を反らして突き出し元に戻す
9・陽明胃経(ようめいいけい)

①両手を開いて腹(へそあたり)にあてます
②大きく腹を反らして元に戻します
10・太陰脾経(たいいんひけい)

①左右の足を20センチほど離し
右足の足を90度曲げT字(L字)形にします
②右足先方向に膝(ひざ)を曲げながら腰を落とし
そして元の状態に戻します

③今度は左足先の方向に膝を曲げて腰を落とし
元に戻る動作を同じく5回繰り返します
④左右の足の形を変えてまた同じセットを行います
(曲げる角度は大体45度くらいでOKです)

11・少陰腎経(しょういんじんけい)

①お腹を抱えるように両手をへそあたりに当てます
②5秒を数えながら呼吸をし腹を膨らませます
③息を止めて5秒数えます
④次にまた5秒数えながら息を吐き腹をへこませます
(息を吸い込むときは鼻・吐くときは口でやりましょう)
(きついようでしたら口呼吸だけでもOKです)
12・厥陰肝経(けついんかんけい)

①両手をみぞおちに当てます
②5秒数えながら胸を膨らませて息を止め、その状態を5秒キープします
③5秒数えながら背中をまるめ同時に息も吐きます

全ての気功法に共通すること

・各動作は5回繰り返すこと
・両足は肩幅くらいの間隔に開くこと(10番は例外)

1~12の気功法を朝晩2回やることで全身の気が強化され配分も適正になります。

それにより頭髪ばかり・内蔵ばかりという
バランスの崩れが改善され健康な体と髪を維持することができます。

スポンサーリンク

シェアする

コメントの入力は終了しました。