男性型脱毛症は頭のてっぺんが薄くなる
生え際が後退する・それら両方から進行する特徴があります。
ざっくりいうと頭頂部と前頭部ってことになりますが
なんといっても治すのが困難なのは前頭部です。
前頭部でもおでこ全体が後退するパターンと
おでこの両端から薄くなるm字ハゲになるパターンに分かれます。
その中でも回復が難しいのがm字です。
発毛自体もそうですが産毛が生えても
そこから髪を太くしていくのも困難なのです。
少しその理由をおさらいすると、
・5αリダクターゼII型が存在する箇所なので2型DHTの影響が強い
・遺伝的な理由により前頭部の筋肉を守る帽状腱膜の硬化
・頭蓋骨の発達により皮膚が突っ張りやすくなる
・DHTの影響で皮脂分泌が多くなり炎症も起きやすくなる
もう少しわかりやすくまとめると、
男性ホルモンの影響が強くて抜け毛リスクが強く
帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)と頭蓋骨の影響で
血行が非常に悪くなりひどい酸欠も引き起こす、ということです。
このようにm字部分は薄毛を招く要因が
一番集結している場所といえるわけですが
どうやって対処していけばいいのかを紹介します。
・M字ハゲを治すポイント1・頭皮をほぐす
M字部分は血行が非常に悪い特徴があるので
ほぐすことは非常に重要なポイントになります。
おそらく揉むと痛みを感じると思いますがそれこそ血行が悪くなっている証拠です。
シャンプーのときや育毛剤を塗布する前後は
特に意識してマッサージするようにしましょう。
・ポイント2・DHTを抑制し続ける
m字型薄毛も男性ホルモンの影響で発現するので
諦めずに抑制し続けることが大事になります。
プロペシアやフィンペシアはM字に効かない
という意見もありますが服用しないと生え際が後退する可能性が高くなります。
いわゆる現状維持の為にはフィナステリドは重要ってことですね。
あとサプリメントでも同じことが言えます。
髪が生える仕組みは部位に関係なく同じなので
育毛に関係が深い栄養素も継続して摂取するのが大事です。
・ポイント3・外用育毛剤を使用する
m字の場合、頭皮が硬くなったり突っ張ってしまう要因も含んでいるため
皮膚を柔らかくする対策も大事になります。
内服薬やサプリだけだとピンポイントで
前頭部の皮膚に働きかけることができないため
質のいい育毛剤を塗布する必要があるのです。
使用する育毛剤はナノ技術が盛り込まれていて
安全性が高くAGA対策もできるものが望ましいです。
もしくはナノ技術がなくてもきのこなどに含まれる
優れた育毛成分が入っているものがベターです。
M字禿げに関する大きなポイントは以上になりますが
もちろん生活習慣も気をつけるようにしましょう。
体に無理をかけない定期的な運動、規則正しい十分な睡眠・起床リズム、
緑黄色野菜・タンパク質を多く摂る食生活などですね。
それらは脱毛症の種類に関係なく大事なことなので忘れないように気をつけてください。
シャンプーは特にこれといったものはなくアミノ酸系など洗浄力が程よく肌や髪に悪い
石油系合成界面活性剤や余計な着色料が含まれていないものならOKです。