ハーグと似たような薄毛治療に
育毛メソセラピーというものがあります。
どちらも栄養素を薄毛部位に直接注入するというもので
そこまで大きな違いはありません。
効果についても同じことが言えるので
あまり詳しく比較してもアレです…
今回は単なる参考記事として捉えてください。
・ハーグと育毛メソセラピーの基本的な違い
ハーグも育毛メソセラピーも薄毛治療の中では
比較的新しい部類に入りますが
登場してからだいぶ年数が経ってきたので
けっこう認知されていると思います。
両者とも多くの栄養素を頭皮に注入するという技術で
かなり似ている特徴がありますが
大きく2つの違いがあります。
1つは幹細胞や栄養素などの成分の種類、
もう1つは認定制度です。
まず幹細胞についてですが、
ハーグは脂肪由来の幹細胞が使用されており、
育毛メソセラピーは皮膚由来の幹細胞です。
脂肪細胞由来の幹細胞から得られた成分をAAPEといい
それにアミノ酸やビタミンを混ぜた製剤が
ハーグカクテルと呼ばれています。
配合できる成分が決まっているそうなので
クリニックによって自由に追加したりは
できないルールになっているようです。
育毛メソセラピーの方はそのような厳密なルールはないようで
クリニックごとに差別化が図られています。
例えばフィナステリドやミノキシジルを配合したり
特定の成長因子だけを増やしたりすることもできます。
以前、成長因子はハーグだけに使われてましたが
現在はメソセラピーでも使われてるので
ますます境界線は曖昧になっています。
次に認定制度について。
ハーグは日本医療毛髪再生研究会という機関から
認定を受けないと実施できないことになっています。
敷居が高いのか低いのかわかりませんが
大体180ほどのクリニックが認定されてるようで
大都市圏に集中しています。
この点は消費者視点からいうと大したメリットにも
デメリットにもならないと思いますが
考え方次第ということになります。
縛りがキツいぶん、配合成分の自由度はないが
ちゃんとした?クリニックでないと受けれないので
一定の安心感があるなど考え方により変わります。
・肝心な効果の違いはあるのか
さて、一番重要なのはハーグと育毛メソセラピーは
果たしてどちらが効果的なのかということ。
どちらがいいかを単純に比較することは難しいですが
最近の傾向から思うにメソセラピーの方がマシだと
個人的には思います。
ハーグは成長因子が一番のウリだったわけですが
最近はメソセラピーでも使用されてるので
その優位性は揺らいでいます。
幹細胞の出処が脂肪か皮膚かの違いがありますが
どちらのほうが良いのかはハッキリしていません。
そしてメソセラピーには成分配合を独自に
工夫できるという点がポイントだと思います。
特にフィナステリドとミノキシジルを入れるとなると
そうでないものとは違うと考えるのが普通です。
ハーグカクテル(成長因子+各種栄養素)は
使用される成分が決まっています。
厳密にどんな成分がどのくらい入ってるかは不明ですが
少なくともAGA治療薬は含まれていないはずです。
ハーグカクテルといった栄養素の集合体は
細胞を賦活する作用があったとしても
男性ホルモンの悪影響すら凌駕するほどとは考えにくい。
だからハーグ単体で対処することが少ないというのが
大いに納得できてしまいます。
(薬の併用がよく行われてるらしいです)
ということでどちらかが効果的かと聞かれたら
育毛メソセラピーと答えます。
・結論としてはどっちもどっち
どちらか選べと言われたらメソセラピーですが
最終的に効果としてはどっちもどっちだと思います。
なぜならどちらも持続性に乏しく
従来から行われている育毛法をアレンジしたものに
過ぎないと思うからです。
医療機関限定で受けられるとか
特殊な成分があるとか
ダイレクトに栄養を届けられるとか
いろいろ限定的でお得感がありますが
結局は対症療法に過ぎません。
どちらも育毛剤のパワーアップ版でしかなく
医療行為だからなんでも有効とは限らないので
あまり比較する意味もないと個人的には思います。
そして費用も育毛剤プラスαにしては高すぎるので
どちらもコスパが悪すぎます。
自由診療なので価格差がありますが
どこにしろ高額なのは変わりありません。
どうせ高額な投資をするのなら
自毛植毛のほうが明らかに合理的といえます。