ナツシロギクのサプリメントを育毛目的で使う際に考えること

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髪にいいと言われるサプリはいろいろありますが
その中のひとつにナツシロギクがあります。

別名ではフィーバーフューやマトリカリアと呼ばれ、
古くからリウマチなどの症状緩和に用いられてきたハーブです。

育毛サプリは定期的にというかたまにというか、
注目の成分が彗星のごとく突如出現することがありますが、
ナツシロギクもそれに属するかもしれません。

2007年ころに週刊誌で特集されたことを皮切りに
一気に注目度が上がって育毛サプリの仲間入りを果たします。

リウマチを患う人にパルテノライドを摂取させたところ
産毛が生え始めたことが偶然わかり、大阪大学の医師が
男性型脱毛症の30人を対象に実験を行った所・・・
8割の方に増毛効果が確認されたとのこと。

そのとき用いた量は320mg×6錠。

1日3回、2錠ずつ服用したそうなので、
とりあえずその分量を推奨されているようです。

ここで注意したのは有効成分の含有量と信ぴょう性です。

320mgというのはサプリメント全体の重量で、
有効成分パルテノライドは0.8%ほどです。

ハーブは基本的に有効成分量にばらつきがあるため
有効成分量を均一にする標準化が施されていますが、
中にはどのくらいの割合で含まれてるのかしっかり明記していないものもあります。

話題性があるとそれに乗っかろうとする輩が
必ずといっていいほど現れるものなので、まずはそこを注意するのが一点。

夏白菊は育毛にも関連する作用があると注目されていますがそれに頼り過ぎないことも重要

次に信ぴょう性についてですが、
パルテノライドはガン抑制効果も期待されており、
世界的に注目されてる成分でもあるので
健康維持に役立つ可能性が高いと思われます。

そのため完全にメカニズムは解明されていないにしても、
DHTの発生に関与するタンパク質の抑制に役立つなどの
情報もあることから髪が生えたという話はそこまでおかしい話とは思えません。

ところが髪が生える効果があったとしても
それはどの程度だったのか詳細な部分まではわからず、
効果の度合いや感じ方は人それぞれなので
あんまり過信しすぎるのもどうかと思います。

それに髪の毛は単独の要素で抜けたり生えたり
するものではなく複数の要素がからみ合って成るものです。

ナツシロギクのサプリを飲んだからといって必ず話通りに行くとは限りません。

そしてナツシロギクに限らずですが、
育毛サプリは単独の成分に絞るよりも複数の成分を組み合わせたほうが効率的です。

何かこだわりがあって単独で試したいのなら海外製のサプリだとリーズナブルですが、
そうでないならナツシロギクを含めた多くの成分が組み合わさったものが理想的です。

ハーブは天然成分であるため単独よりも
他の成分と組み合わせたほうが相乗効果を発揮してより高い効果が望めるからです。