植毛手術は外科手術の一種なので
イメージ的には痛みが当然あると思います。
メスで後頭部や頭頂部などを切るので
想像しただけでも痛いですよね…。
結論からいうと、
そんなに懸念するほどではありません。
・手術中の痛みは麻酔注射くらい
植毛は外科手術といっても
かなり安全な部類に入る手術です。
体を大きく切開して内蔵を処置するという
大掛かりな手術と比べると
すごくシンプルなものです。
そのため強力な麻酔を使う必要もなく
よほどな量を投与されない限り
生命の危機と呼べる状況にも
陥りにくいと思われます。
細かい部分はクリニックによって
違ってくるかもしれませんが一般的には、
局所麻酔、静脈麻酔、内服薬が用いられます。
麻酔は注射が使われるので
そのチクッと感は我慢する必要がありますが
その後は鎮静剤(精神安定剤)の作用により
眠りに着くことになります。
そうなると痛みを感じるどころか
眠っている間にドナーの採取や縫合が
終わっている感じだと思います。
ちょっとしたタイムスリップでしょうか(笑)
その後は意識が戻るのですが
もちろん麻酔は聞いているので
植え込み時も痛みはほとんどないでしょう。
痛みに関しては感じ方は人それぞれなので
なんとも言えない部分ではありますが
歯医者のと比べるとどうってことない、
という感想が多いように感じます。
・どちらかというと痛みは術後が問題
手術中は強い痛みを感じることは
かなり少ないといえます。
しかし、術後は麻酔が切れてくるため
当然痛みがじわじわ出てくる可能性があります。
特に夜寝る時は枕が後頭部に当たることから
強い痛みを感じる方もいます。
一般的に痛みがほとんどないと言われる
FUEでもヒリヒリ感が残る場合もあるそうです。
ただ術後も出血が少々ありながらも
痛みはほとんどなかったという人や
痛み止めを飲むまでもないという人も多いです。
おそらくその辺も人それぞれの体質と
手術をした医師の腕にかかってると思いますが、
全体的に見ると痛みというデメリットは
ほとんどの場合で軽微といえると思います。
どちらかというと術中より術後のほうが
痛みを感じる可能性は高いと言えますが、
激痛までにはまず至らないという感じですね。
・万が一のサポート体制も重要です
痛みに関しても植毛の仕上がりと同じく
クリニックや医師選びが大事なのは同じです。
麻酔を使うので痛みがないというのは
当たり前のことと言えますし、
それが使える立場の人ならば
処置に差は生まれません。
差が出るとしたらサポート体制の充実度です。
患者の質問に担当医師が
明確に説明してくれるのは基本として、
万が一の備えをしっかりされているかが
重要だと思います。
比較的安全な手術だとはいえ、
万が一の備え(AEDなど)があるのか。
医師やスタッフは救急処置の知識を
ちゃんと持っているのかなどですね。
痛みの感じ方はだけでなく
薬による影響も人それぞれです。
薬というのは基本は毒物であり、
少量だとしても何が起こるか未知数ですので
そういう危機感をきちんと持たれてるか。
そのようなクリニック(医師)が理想ですね。