今回は植毛について基本的な事柄を
一覧形式で紹介したいと思います。
基本中の基本を知りたい場合に
参考にしてみてくださいね。
一覧の中でもお伝えしていますが
植毛といったら自毛植毛が主流なので
そちらを中心に学ぶことをおすすめします。
参考:自毛植毛とは?
・植毛の基本 よく疑問に思われること一覧
・そもそも植毛って何?
その名の通り、
髪の毛を植え付ける処置のことをいいます。
外科手術になるので立派な医療行為です。
そのため医療機関でしか受けられないので
無資格者が運営している悪徳業者や
効果が乏しいサロンとは違います。
人工的な髪、もしくは自分の毛を使う
2つの方法があります。
現在は自毛植毛の方が圧倒的に主流です。
・植毛の種類について
人口毛植毛と自毛植毛の2種類があります。
昔は頭皮の一部を切り取り
それを強引に薄毛部分に縫い合わせるなどの
力技が流行っていた時期もありますが
それらは現在ほとんど行われていません。
人口毛はその名の通り
人工的に作り出した毛を1本1本
気になる部分に植え付ける手法です。
自毛植毛は禿げない部分の髪の毛を使う手法です。
・受けることによるメリット
これは手法によって異なります。
人口毛植毛はすぐ効果が出る、
つまり見た目が手術当日から
ガラッと変えられます。
自毛植毛はすぐ見た目は変わりませんが
いずれ自然と生えてきます。
その後はカツラのように
特別なメンテナンスや買い替えは必要なく
ずっと維持することができます。
・反対にデメリットは?
人口毛は生え変わることがないので
何度も手術を受ける必要があり、
拒絶反応により頭皮が荒れます。
自毛の場合はしっかり生え揃うまで
時間がかかることと、
費用が人口毛より高いことです。
健康保険が使えないことや
仕上がり具合は医師の腕次第
という点はどちらも共通です。
・費用はどのくらいかかる?
面積や本数(ドナー数)で決まるので
一概には言えませんが
m字部分だけの狭い範囲だったら数十万ほど。
頭頂部が全体的にスカスカになったら
100~200万台くらいです。
植毛は他のAGA治療と同じく自由診療なので
クリニックによって大きく値段が異なります。
下手すると倍くらい違ってきます。
人口毛も面積(本数)によりけりですが
自毛植毛よりはるかに安くなります。
1本あたり100円台という世界なので
自毛植毛の5分の1くらいでしょうか。
・育毛や増毛との違いは?
育毛は薬物や育毛剤などのケアグッズ、
私生活全般を見直すことで
自分の髪を育てる方法です。
増毛は人口毛を既存毛に巻きつけたり
パウダーを使ったりして一時的に
髪を増やしたように見せる方法です。
植毛との一番の違いは
頭皮に直接髪を植えるか植えないかで、
外科手術かそうでないかとも言えます。
・植毛、育毛、増毛で最適な対策は?
これは人により異なります。
現状、根本的な薄毛対策と呼べるものは
自毛植毛くらいだと思われますが
頭に傷を残したくないなどの理由があれば
育毛に専念したほうがいいことになります。
増毛はその場しのぎでしかないですが
それでもいいと割り切れるのなら
その方法が最適になるかもしれません。
・傷は残るのか?
どんな手法でも傷は残ります。
人口毛は自分の髪を使わないので
ドナーを採取する必要がありません。
そのため後頭部や側頭部に傷は残りませんが
植える部分には植えるための穴を開けるので
結局は残ることになります。
それよりもその後の拒絶反応により
頭皮が慢性的な炎症を起こすなどの
トラブルのほうが懸念されます。
自毛植毛は手法により
後頭部などに線状か丸型の傷が残ります。
技術の進歩でどちらの場合も
かなり目立たなくなってきています。
・植毛手術は痛いのか
基本的に手術中はほぼ痛みはないでしょう。
局所麻酔を使うのでその時の注射は
我慢する必要がありますが
それ以外は大丈夫な場合がほとんどです。
ただ術後に鈍痛が残る場合もあります。
そこも医師の腕次第になります。
・植毛は結局のところ有効なのか
人口毛はもともと太い硬毛ということで
手術日当日から効果が出るので
急ぎの用事がある人にとっては有効です。
しかし長い目で見ると
デメリットの方が大きいので要注意です。
自毛植毛は男性ホルモンの影響を受けない
安全な部分の髪を移すわけなので
現状もっとも有効ともいえる薄毛対策です。