髪に良いと言われる食べ物や成分は
現在は数多く存在することがわかっています。
その中でも近年特に注目度が高まっているのがバナチンという新成分です。
それはバナナに含まれる成分の1つで
5αリダクターゼを阻害する働きがあります。
有機バナナ栽培のパイオニアである
株式会社ヒロインターナショナルの研究により
その優れた効能が明らかになりました。
5アルファリダクターゼは、
男性ホルモンのテストステロンと結合しより受容体と結合しやすい
ジヒドロテストステロン(DHT)に還元する酵素として有名です。
DHTは男性型脱毛症の主原因物質であり
AGA対策はそのホルモンの阻害がとても重要になります。
他にも5アルファ還元酵素を阻害するとして
ノコギリヤシエキスがとても有名ですが
バナチンはそれよりも高い効果があることがわかったのです!
前立腺の長さと太さ・精嚢線の大きさを比べる実験では
いずれの場合もバナチンの方が高い効果を示しました。
DHTは前立腺肥大症も引き起こすホルモンなので
老後のQOL(クオリティーオブライフ)を向上させる
新たな一手を投入できるものとしても期待されてます。
※前立腺肥大症とは頻尿や残尿感・性欲の減少などを引き起こす病気の一種。
体は老化による前立腺縮小を防ぐため男性ホルモンを
溜め込む性質があることから肥大してしまうと考えられています。
※5αリダクターゼのどちらのタイプを阻害するかは
明確に示されていませんが前立腺には2型が存在すると所であり
天然成分はフィナステリドと違って1型も阻害する力がある可能性があります。
バナナのポテンシャル(潜在能力)には脱帽ですね。
今後研究がもっと進み実用化されれば
育毛法の新たな選択肢が増えることになると思います。
しかし、
バナナを日ごろ食べていれば男性ホルモンを抑制できる
ということにはなりません。
なぜならバナチンはバナナの皮に含まれる成分ですので
果肉部分を食べても摂取できないのです。
東南アジアの方は皮ごと焼いて食べる場合もあるそうですが
なかなかそれも大変だと思われるのでバナチンの摂取は
基本的にサプリメントになると思います。