玄米は籾(もみ)を精白していない米のことで
白米より栄養価が優れていることで有名です。
特にビタミンB1や食物繊維・カルシウムなどが
白米よりかなり多く含まれている特徴があります。
また、フィチン酸という解毒効果が強い成分も含まれます。
現代人は全体的に栄養分が不足しており
添加物などの体に余計なものを多く摂っているため
必須の食品であるともいわれています。
重金属中毒やコレラの症状が改善したり
ダイオキシンの排泄・ガンの予防にも
効果があるといわれるすごい食品です。
デトックス効果があるということは
体全体を綺麗にすることであり
栄養を多く取れれば細胞も元気になります。
よって髪にもいいのではないかと思いますね。
しかし玄米にはこんな指摘もあります。
・フィチン酸は確かに解毒作用が強いが
排泄作用もすごい強い成分だから
毒素と一緒にミネラルも多く体外に出してしまう
・玄米食と白米食の人を比較すると前者のほうが寿命が短くなる
・ミネラルの含有量が高くてもフィチン酸の影響で
吸収効率が下がるので結局は白米の方がいいのである
・農薬も精白米より多く残ってる可能性がある
ただ…
フィチン酸は熱を加えると効果が薄まる
よって玄米はふつう炊いてから食べるので
ふつうの食事ではそんなに影響がない
という反論もあります。
・・・どないせにゃええねん!
と言いたくなるかも知れませんが…
個人的には次のような提案をしたいと思います。
玄米否定論を支持・玄米の味が苦手と言う人は
いつもどおり白米だけを食べる
一般的に玄米肯定論が多い感じですが
否定意見も無視できないと思います。
あと嫌いなものを無理に食べても
ストレスになるので精神衛生的によくありません。
そして、
玄米肯定論を信じる・玄米が好きという人は
玄米と白米両方を食べる
なぜ両方かと言うと
やはり否定論を完全に無視できないからですね。
(あと科学的に全てが解明されていない点も考慮してます)
デトックス効果や重病予防の改善はすばらしいですが
もしミネラル不足に陥ったら本末転倒になります。
不健康になると当然育毛的にもよろしくありません。
最終的な判断は個々人の考えで左右されるものですので
ひとつの参考にしていただければと思います。