にんにくは何千年も前から
健康にいい食べ物と知られています。
知られている効果を挙げてみると、
疲労回復・スタミナ増強・風邪の予防、
高血圧・動脈硬化などの重病予防、
コレステロールの分解を助ける、
という感じでかなりすばらしいものです。
昔の僧侶は強壮作用が精力に効き過ぎる
ということで食べることを禁じられてたほどです。
それらの効能はアリシンという
強い抗菌力を持つ化合物のおかげと
よく世間ではいわれています。
しかしそれよりも重要だと思われる物質があります。
それがS-アリルシステインというアミノ酸です。
アリルシステインは非常に強い抗酸化力があり
様々な臓器に行き渡って活性酸素と
悪玉コレステロールの結合を防ぐ効果、
そしてガンの予防・アルツハイマーの予防にも
有効性が確認されているすごい物質です。
また、アリシンとおなじく高血圧や
動脈硬化・心疾患の予防にも効果を発揮するとのこと。
なぜそんな効能があるのかというと、
実はIGF-1に秘密が隠されています。
アリルシステインも知覚神経を刺激して
IGF-1を増やすことがわかっているので
様々な効能を発揮する秘密はそこにあるのでは
と言われているのです。
またアリシンの話に戻りますが、
アリシンには血管の細胞をゆるめて
血行を促進する一酸化窒素(NO)を増やす働きもあります。
よってニンニクは血流促進に加え
細胞も活性化できるということで
育毛的にも注目すべき食品だったんですね。
もちろん嫌いなら食べる必要はないですが
重病予防にもいいので薄毛じゃなくても
好きなら積極的に食べるべきですね。
ニンニクにはアリシンなどの他にも
ビタミン類やミネラルもいろいろ含まれています。
特にビタミンB6の含有量が高く、
全食品の中で最も多い部類に入るそうです。
ビタミン類、特にB群は細胞の活性化に大きく関わるので
育毛的にも重要な物質でしたね。
ということでニンニクはずっと注目すべきですね。