・グルタミン酸は自然な形で接するのが理想
旨味成分として有名なグルタミン酸は
アミノ酸の一種ということで
多種多様な食品に多く含まれています。
いったい何に含まれていないのか?
と思うくらいなのでグルタミン酸を気にして
食事をする必要性はありません。
当然育毛を基準にすべきでもありません。
髪の毛の構成比率がシスチンについで多いですが
だからといってたくさん摂れば髪が生えるとか
増えることに繋がるとは限りません。
あくまで健康維持に大事なものであり、
料理に活かし旨味を楽しむものくらいの認識で
いたほうがより自然でいいと思います。
よって多く含む食品を紹介しても
意味がないといえばないのですが
これまでの記事の流れがあるということで
一部を紹介しつつ注意点も述べたいと思います。
・他のアミノ酸とほぼ共通するラインアップ
グルタミン酸を多く含む食品の一例
(100gあたり 単位mg)
食品 | 含有量 |
---|---|
小麦たんぱく(粉末) | 29000 |
カゼイン | 19000 |
分離大豆たんぱく | 17000 |
干し湯葉 | 11000 |
豚ゼラチン | 10000 |
削り節 | 9800 |
高野豆腐 | 9500 |
黄な粉 | 7300 |
脱脂粉乳 | 6900 |
しらす干し | 5500 |
ナチュラルチーズ(チェダー) | 5400 |
落花生(乾燥) | 5400 |
アーモンド(乾燥) | 5100 |
プロセスチーズ | 5000 |
マカロニスパゲッティ(乾燥) | 4700 |
カシューナッツ(フライ) | 4600 |
甘海苔 | 4300 |
そら豆 | 4100 |
ゴマ | 4000 |
たらこ(すけとうだら) | 3900 |
鶏肉(むね) | 3600 |
クロマグロ | 3500 |
参考:wholefoodcatalog.com
このように一部を抜粋させていただきましたが、
大体他のアミノ酸と共通してることがわかります。
乳製品とか小麦とか肉類とかですね。
他と少し違うのは含有量の多さだと思われます。
グルタミン酸は動植物に備わる最も基本的な
栄養素のひとつなのかもしれません。
・グルタミン酸は最も注意が必要なアミノ酸?
注意点ももはや共通しているのが当然なので
もしかしたら耳タコかもしれません。
上記の食品も他の食品もそうですが、
常に質について考えてほしいと思います。
穀物は精製されているのか、
魚介類も含め動物はどんな育てられ方をしてるのか、
妙な添加物まみれになっていないか、
遺伝子組み換え作物なのか、などなど
考慮するポイントはたくさんあります。
髪にとって良さそうなものを食べても
一緒に毒が混ざっているようでは本末転倒です。
毒素の無毒化や排泄にも様々な栄養素を消費するので
結局何のために食べてるのか状態になりかねません。
また、グルタミン酸の場合は化学物質と
混同しないことがとても重要です。
成分表示にはよく調味料(アミノ酸)と書かれてますが
それはグルタミン酸ナトリウムのことを指します。
調味料(アミノ酸等)と書かれていた場合、
他の旨味(核酸など)が混ざっています。
グルタミン酸とグルタミン酸ナトリウムは似て非なるもの。
興奮毒性が強く神経細胞を破壊し不眠、うつ、めまいを起こし、
活性酸素の温床にもなり、心臓病や下痢、嘔吐など
多くの毒性が発揮されることがわかっています。
でも体は旨味として認識してしまい、
グルタミン酸よりも作用が強いことから
依存性が強くどんどん欲しくなってしまう問題もあります。
ですからジャンクフードがどんどん欲しくなるのです。
加工食品の類はほとんどにグルタミン酸ナトリウムが
配合されてしまっており、アミノ酸だから、
旨味だからといって無知な状態でいると、
育毛どころの話ではなくなる危険性もあります。
ということでグルタミン酸は他のアミノ酸と比べて
特に注意が必要な栄養素だということがわかります。
髪を増やす(生やす)ためには栄養補給は欠かせませんが、
体に負担をかける化学物質を極力避けることが
育毛の第一歩となるでしょう。