育毛というと近年は薬の使用が主流となっています。
それはそれで間違いはでないですし、
AGAなど重度の薄毛症状には欠かせないものです。
しかし、根本的な解決を図りたいのであれば
薬だけでは到底達成することができません。
なぜなら薬=西洋医学は対症療法、
つまり一時的な問題解決しかできないからです。
最も基本的なところからお話しすると、
髪の毛だってタンパク質からできています。
さらに細かくいうとアミノ酸から出来ています。
どんなに育毛を促す効果がある薬を使用したとしても、
肝心の材料が不足していては何にもなりません。
どんなに高性能な重機を開発したとしても
燃料がなければ動かないのと同じです。
そこで薬だけでなく天然成分を摂取することも
大切な薄毛対策のひとつとなるのです。
中でも注目してほしいのがシルクアミノ酸です。
その名の通り、絹から作られる成分のことなのですが、
他に類を見ないほど優れた特長があるのです。
アミノ酸は全部で20種類存在しますが、
シルクアミノ酸はそのうち18種類も含んでいます。
その18種類の中には必須アミノ酸が全て含まれています。
必須アミノ酸とは体内では合成できないので
食べ物から摂るしかないアミノ酸のことです。
参考としてシルクアミノ酸に含まれるアミノ酸を全て紹介しておきます。
<必須アミノ酸>
イソロイシン・スレオニン・トリプトファン・バリン
ヒスチジン・フェニルアラニン・メチオニン・リジン・ロイシン
<非必須アミノ酸>
アスパラギン酸・アラニン・アルギニン・グリシン
グルタミン酸・シスチン・セリン・チロシン・プロリン
※ヒスチジンは幼児の場合のみ必須となると考えられてきましたが、
最近は大人でも必須であると言われるようになっているようです。
ちなみにシルクアミノ酸は
絹糸をただ細かく分解した単純なものではありません。
加水分解という化学工程を経て作られます。
それにより分子量がとても小さくなるので
吸収率が大幅にアップするのです。
通常はタンパク質を分解する必要があるので
吸収する時間も3時間以上と効率はよくないですが、
シルクアミノ酸だと最初から分子量が小さいので
分解する必要がなく30分程度で体内に吸収されます。
単なるシルクの粉末だと半分も吸収されず
ほとんど排泄されてしまいますが、
シルクアミノ酸はほぼ100%近い吸収率を誇ります。
そして肝心の効能に関してですが、実に様々なことに関与しています。
例えば肩こりや便秘などの日常的な不定愁訴から
コレステロールを正常値に促したり、
潰瘍や骨粗しょう症の予防、肝臓機能や免疫力の向上など
実に多くのことに関わっているのです。
アミノ酸は人体組織の全てにかかわりがあるので
効用が多岐に渡るのは当たり前といえば当たり前なのです。
そして毛細血管の血流を促し頭皮や髪の細胞を活性化させる効能もあります。
まさに髪が生える体質へと総合的にアプローチできる
とても優れた成分といえるのです。
下手にビタミン類のサプリを飲むよりずっと効果的だと思われます。
食生活が乱れがちな現代人にはぴったりな成分です。