森林浴をするとなんともいえない
清々しい気分になるものですよね。
なんでそんないい気分になるのか、
以前まではいつもと違う環境にいくことにより
気分転換になって癒されるのであろうなどと、
漠然とした解釈をされていました。
でも現在は森林浴が体にいいと
科学的に証明されています。
植物の多くにはフィトンチッドといって
虫や細菌から身を守る物質をもっています。
植物が傷つくことでその物質が放出され
外敵を撃退するという仕組みです。
森に入ると独特な香りがしますが、
それがフィトンチッドなんですね。
ちなみにフィトンチッドとはロシア語です。
フィトンが植物・チッドが殺すとか
やっつけるという意味ですが
正式にはテルペンという物質のことを指します。
サラリーマンを被験者にした実験によると
免疫に関係するNK細胞の活性が50%以上向上したり、
抗がん作用があるタンパク質の濃度があがる
という結果が出たそうです。
また、知覚神経を刺激する作用もあり
IGF-1濃度もあがることが確かめられています。
他にも森林にはオゾンが多く存在しており、
それも適度に知覚神経を刺激してIGF-1を増やします。
※テルペンの一種のヒノキオールは育毛剤にも使われています。
ということで近くに防風林などの森林がある場合は
是非ちょくちょく散歩やジョギングなどに
出かけてみてはいかがでしょうか。
運動することでまたIGF-1を増やせるので
森林浴はいいこと尽くしですね!
都会は基本的にビルばかりですが
探してみればけっこう森林浴スポットがあると思います。
例えば都内でいうと神代植物園・野川公園・林試の森公園、
代々木公園・神宮の森などなど挙げていくとけっこうあります。