滅多にないがビオチンが欠乏する事もある|原因は遺伝や食生活

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ビオチン(ビタミンB7またはビタミンH)は
腸内細菌により作られるビタミンなので
通常不足することはほとんどありません。

しかし、抗生物質を長期的に投与して
腸内細菌に異常が起きると欠乏症になることがある。

そしてアルコールや卵白の摂り過ぎや
喫煙のしすぎでも起こる可能性があります。

アルコールと喫煙はビオチンを減らす性質があり
たばこは1本で血中ビオチン濃度を
半分にするといわれています。

アルコールと喫煙の摂取に関しては
ちょくちょく出てくるので
本当に気をつけてほしいものです。

卵白の摂り過ぎがダメな理由は
アビジンというタンパク質とビオチンが結合し
腸内で吸収率が下がるためです。
(乳製品の摂り過ぎにも注意が必要)

ちなみにアビジンは加熱すると
ビオチンと結合しにくくなります。

他にも遺伝疾患が原因になる場合もあります。

ビオチニターゼ欠損症は
ビオチンを再利用するビオチニターゼが
文字通りないので欠乏症になり、

ホロカルボキシラーゼ合成酵素欠損症は
ビオチンが活性化できない病気です。

遺伝的な原因の場合はビオチンを
毎日摂取することで対処するしかないですが
他の原因は生活習慣を改めることで改善できます。

ビオチンは髪や皮膚の健康維持に関係が深いビタミンです。

生活習慣はいかに大事かがわかりますね。


ビオチン欠乏症の症状についてはこの記事にて