ビタミンCは体にいいイメージがあることや
動脈硬化や白内障の予防に繋がることもあり
多めに摂取したいと思う人は多いかもしれません。
しかし副作用がいくつかあるので過剰摂取には注意しましょう。
ビタミンCは酸性なので
摂り過ぎると胃に負担をかけてしまい
吐き気や下痢、腹痛を引き起こす危険性がある。
また、頻尿や発疹を発生させる場合もある。
1日の推奨量は100mgですが
その10倍の以上の量を空腹時に摂取すると
それらのリスクが高くなるといわれています。
また、ビタミンCの一部は蓚(シュウ)酸に変わります。
シュウ酸は小腸で吸収されると腎臓に運ばれていきますが
カルシウムと結合する性質があり
腎臓結石を発生させ腎不全を起こす可能性があります。
(腎臓にはカルシウムが多く存在しています)
腎臓は血液をろ過して綺麗にする重要な内臓で
髪とも関連が深い臓器といわれています。
そして結石が尿管に入る可能性もあるので
尿路結石の一因にビタミンCの摂り過ぎがある、
という意見もあります。
過剰症が起こる量は曖昧で症状は一過性のものが多い、
そしてビタミンCはビタミンB群と同じく水溶性のため
多めに摂ってもすぐ尿から排出される比較的安全な栄養素です。
(大体2,3時間で排出される)
よって普段の食事だけで過剰症はまずないので
そんなに神経質にならなくても大丈夫です。
結石についても否定的な意見が目立ちますが
内臓に負担をかける可能性は少しもないに越したことはないので
サプリなどで摂取しすぎないように少しは気を配りましょう。