セファランチンは円形脱毛症には用いられるがAGAには非推奨

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アレルギー反応を抑制する抗アレルギー作用や
血液幹細胞を増やして造血機能回復作用がある
セファランチンと言う医薬品。

タマサキツヅラフジという植物から
抽出された成分で医薬品に分類されています。
(錠剤タイプのみで健康保険は適用されます)

その用途は多岐にわたりますが
脱毛症では円形脱毛症に有効とされます。

円形脱毛症は免疫機能が暴走した
一種のアレルギー反応なので処方されることがあります。
(粃糠性脱毛症にも用いられることがある)

セファランチンの副作用は次のものが報告されています。

食欲の低下・胃の不快感・皮疹(皮膚にでる発疹の総称)
かゆみ・頭痛・めまい・顔や手足のむくみ・下痢

女性の場合は月経不順も報告されている。

また、顔が赤くなる顔面潮紅やじんま疹、
胸の不快感、アレルギーショック症状のようなものが出たら
すぐ使用を中止して医師に相談するべきです。

(他の症状も軽度から重度に変わる可能性もあります。
そして上記以外でも何か異変を感じたら医師に相談するべき)

重篤な症状が出る例は少ないようですが
フィナステリドやミノキシジルなどのように
個人輸入で入手できないことから
それらより副作用のリスクが高いのかもしれません。

よって用法・用量はしっかり守りましょう。
(それはどの医薬品でもいえることですが)

特に注意する事は飲むのを忘れたからと言って
一度に複数錠を飲まないことです。

血行を促進する効果もあるので
脱毛症全般にいいと思うかもしれませんが
とりあえず円形脱毛症の方だけが
利用しておいたほうがいいでしょう。

男性型脱毛症のガイドラインでは
セファランチンはC2に分類され
処方するべきではないとされているからです。

(皮膚科にいっても処方してくれないと思いますが)

今のところ有力な研究結果がなく
根拠が曖昧になっています。

ちなみに円形脱毛症のガイドラインでは
C1なので治療に用いてもよいとされています。
(単発型と多発型)