発毛を強力に促進するとして
注目されるミノキシジルですが
それも医薬品のため副作用があります。
一般的にフィナステリド(プロペシアの成分)のそれより
強いといわれているので使用する際は注意が必要です。
ミノキシジルの副作用一覧
<過敏症分類>
ニキビの発生・頭痛・霞み目
手足や顔のしびれ・むくみ・痛み
胸の痛み・皮膚の紅潮
<循環器系分類>
動悸・不整脈(心拍数上昇)・低血圧
<その他分類>
性機能低下・体力の低下
急激な体重増加
体毛の増加(経口タイプのみ)
また塗布した部分にかゆみが生じる場合もあるが
それはミノキシジルのせいではなく
溶液のプロピレングリコールが原因だと思われる。
それが肌に合わない人はけっこういます。
そして最も注意しなければならないのが
循環器系(心臓)に関する副作用です。
因果関係は明らかになっていませんが
ロゲインとリアップを使用した人(それぞれ3名)が
循環器系疾患で死亡した例があります。
その事実は厚生労働省からの
答弁書により始めて明らかになりました。
(2003年9月)
このことがきっかけでミノキシジル育毛剤は
誰でも買える大衆薬にするには危険と判断され
店頭で購入するさいは薬剤師を通すことになりました。
もちろん誰もが重篤な副作用が出るわけではありませんが
少なくとも心臓が弱い方や血圧がとても低い人、
血圧を下げる薬を服用中の方は使用を避けるべきです。
最近は個人輸入を利用して
ミノキシジル含有量が多い育毛剤や
経口タイプのものも簡単に入手できますが
量を増やすほど副作用の危険性が高まるので
健康な方でも注意は必要です。
ミノキシジル使用時の注意点は次回詳しく解説します