ケトコナゾールは真菌などによって起こった
皮膚炎を治療するために開発された薬です。
脱毛症対策としてはシャンプーを用いるのが一般的で
皮膚炎によるものや男性型脱毛症にも使うことができる。
ただ使い方が少々異なるので
今回はその違いを解説していきたいと思います。
<皮膚炎による脱毛の場合>
脂漏性脱毛や粃糠性脱毛(フケが大量にでるタイプの脱毛)の場合
使い始めの1ヶ月間は週に2回使用します。
その後は1週間~2週間に1回のペースに落とします。
(その他の日は通常のシャンプーを使います)
洗い方はふつうのシャンプーと同じです。
髪を濡らしてから手で泡立てて
指の腹で軽くマッサージするように洗います。
<男性型脱毛症の場合>
使用頻度は週に2~3回でそれを継続的に行います。
効果は3日以上続くようなので週に2回が妥当かと思われます。
毎日使用してもいいことにはなってますが
洗浄力が強めなので皮脂を取りすぎて
過剰分泌に繋がる恐れがあります。
頭皮のベタベタ感が気になるようでしたら
間を置くことをおすすめします。
(その間はアミノ酸シャンプーだとなお良い)
そして一通り洗い終わったらすぐに洗い流さず
5分間ほど泡をつけたまま放置します。
ケトコナゾールの含有量は
1%と2%の2種類があります。
1%は通常フケを治療するとき、
2%は変色する輪癬や粃糠疹など
ちょっと症状が重いときに使用します。
皮膚が弱くないのであれば
どちらを使ってもいいと思いますが
弱い方は1%を使ったほうが無難です。
しかしフケ予防シャンプーとして
世界で最も使われているニゾラルシャンプーの
1%タイプにはコンディショナーが配合されています。
それだと頭皮に余計な油分を残す恐れがあるので
2%を選ぶか違う種類のケトコナゾールシャンプーの
1%タイプを選んで個別にコンディショナーや
トリートメントをしたほうがいいでしょう。