リアップエナジーシャンプーについていろいろ考察

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リアップと名のついた
新たな商品がエナジーシャンプー。

プレリアップシリーズでも
シャンプーは出していましたが
だいぶ中身もコンセプトも違うので
より現代版になったという感じです。

これもシリーズ化しており
シャンプーは3種類、
コンディショナーが1種類の
計4種類のラインアップとなっています。

ではどんなものなのか考察していきましょう。

・リアップエナジーシャンプーの概要

リアップエナジーシリーズは
男性向けの頭皮ケアブランドとして
2017年11月16日に発売されました。

アメリカのウィスコンシン大学と
中国北京大学と共に研究して作ったそうで
ライフタイムスカルプケアという
コンセプトも同時に掲げています。

これは生涯に渡って頭皮環境に応じて
手入れしていきましょうという意味。

そのためシャンプーは3種類もあるんですね。

超脂性肌用のストロングオイリー、
脂性肌用のオイリー、
乾燥肌用のドライの3つです。

そしてコンディショナーは
すべての肌タイプに対応してるそうで
頭皮にも潤いを与えるとしています。

それぞれのシャンプーに共通してるのは
ミノキシジルは無配合、
ボタニカル成分(保湿成分)配合、
弱酸性、ノンシリコン、
アロマの香りがあることです。

保湿成分はタイプ別で
異なるものを配合しています。

ストロングオイリーは
レモングラスの葉と茎エキス、
ムラサキ根エキス。

オイリーには柿タンニン、
ウーロン茶エキス、

ドライにはチョウジエキスと
シャクヤクエキスが配合されてます。

その他の洗浄剤や添加物類はほぼ共通で
コンディショナーには若干多めに
保湿成分を入れてるという感じです。

容量と価格はは
シャンプーもコンディショナーも同じく
400ml、3900円(税込み)

ECサイトによっては
1000円安く買えるところもあります。

パッケージデザインは若干逆の台形で
ストロングオイリーが濃いピンク色、
オイリーは少しくすんだオレンジ色、
ドライは青、コンディショナーは緑。

そしてキャッチコピーは、
「未来に、力を。」です。

・リアップエナジーシャンプーの中身を見ると…

ではもう少し深掘りしていきましょう。

シャンプーといえば重要になるのが
どんな洗浄剤を使っているかです。

それこそがシャンプーの根幹になりますが
残念ながらよくない成分が使われています。

まあまあ有名だと思いますが主要洗浄剤は
オレフィン(C14-16)スルホン酸Na。

これは石油系界面活性剤で
悪名高いラウレス硫酸ナトリウムと
同じかそれ以上の脱脂力がある成分です。

泡立ちもいいことから
近年使われることが多い成分です。

他にも界面活性剤が複数配合されており、
洗浄力はどのタイプでも強めです。

なぜか拍車をかけるように
サリチル酸まで配合されています。

これはニキビスキンケアで
よく出てくる成分で殺菌作用や
脱脂作用などがあることで知られています。

皮膚刺激性が強いので
肌に合わずに使えない人も多い
曰く付き成分の代表格です。

基剤ではDPGやPPG-7などの
若干刺激が強いものが使われており、
おなじみのBGも使われています。

BGは天然由来と石油由来がありますが
大量生産は間違いなく後者です。

保存料ではこれまた悪名高い
エデト酸塩や安息香酸Naといった
発がん性が指摘されてる成分を使用。

パラベンの代替成分として定番である
フェノキシエタノールも使われており、
中身が不明の香料も配合されてます。

コンディショナーはシャンプーよりも
植物成分?が多いことからマシに見えますが
界面活性剤はしっかり入ってます。

アルコールやパラベン、そしてなぜか
サリチル酸も配合しているので
肌に合わない人は多いように感じます。

・リアップエナジーシャンプーの評価まとめ

そんなわけで、
残念ながらリアップエナジーシリーズは
お世辞にも質が良いとは言えません。

プレリアップシリーズと見比べると
中身はだいぶ変えているようですが
本質は全然変わっていません。

ボタニカルといった用語の使用も
ブームに乗っかっただけのように思えます。

これでは生涯に渡って
髪も頭皮も痛めるだけですし、
タイプ別に分ける意味や
コンディショナーの存在理由も
よくわかりません。

これで4000円は高すぎると思います。

そもそもシャンプーは単なる洗浄剤であり、
頭皮を痛めないようケアするのが目的ですが
刺激が強い成分を入れては逆効果になります。

未だに本来の目的と逆行するものが
世に出てくる現状は由々しき事態です。

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