育毛薬を使用して満足いくレベルまで
回復した人はたくさんいらっしゃいます。
非常に喜ばしいことですが
ここで一つ気になることが出てくると思います。
それは薬をやめていいのかということ
薬と言うのは効果が高い反面
副作用が必ずあるので体に負担をかけるもの。
中には薬は毒と表現する人もいるので
やめれるならやめたいところではあります。
しかし育毛薬に関しては
急にやめると再発する可能性が高いので
注意する必要があります。
フィナステリド(プロペシアの成分)の効果を少しおさらいすると、
男性ホルモンのテストステロンを
強力に脱毛を促進するDHTに変化させないよう
5α還元酵素の働きを阻害してくれます。
非常に画期的な効果を発揮してくれるのですが、
言い換えると酵素の阻害という効能しかない。
つまり一時的にしか薄毛を防いでくれないので
服用をやめるとまたDHTの影響を
もろにうけてしまうことになるのです。
5αリダクターゼを次第に分泌させなくするとか
薄毛になりにくい遺伝情報に変化していくなどの
効果があれば話は別ですが、
今のところそのような治療薬は存在しません。
よって現時点では使用し続けるしかないということになります。
それはミノキシジルでも同様のことがいえます。
ミノキシジルの効果が高い反面、
使用を中止するとリバウンドする可能性が高いと考えられます。
しかし満足いく状況に到達できたら
使用するペースを少し下げてもOKです。
いきなり止めるのは好ましくないので毎日を2日に1回にし、
それでも維持できると分かれば3日に1回にしていく、
といった感じです。
フィナステリドとミノキシジルを併用している方は
まず副作用が強いミノキシジルから減らすことをおすすめします。
(特にタブレットタイプ)
あと何らかの事情で使用を中止せざるを得ない
状況になってしまったときのために
生活習慣をしっかり気をつけるようにしましょう。
薄毛の原因は男性ホルモンが全てではないですし
薬だけに依存していたらいざというとき困ってしまいます。
それが健全な髪を維持する秘訣でもあります。