2011年3月11日に日本は大きな節目を迎えました。
マグニチュード9.0という膨大なエネルギーをもった
大地震をきっかけに福島原発事故が起こり、
放射性物質が大量に漏れだす自体に発展しました。
日本史上最大の危機といっても過言ではない事態ですが、
時間が経つと事の重大さが薄れ、関心度が低くなるのが人間です。
数年経ったくらいでそんなこともあったくらいの認識になりがちですが、
影響は薄れるどころか濃く波及していくものと思ったほうがいいです。
なぜなら放射性物質の影響はすぐには出てきませんが
数年後に出てくるものだからです。
それはチェルノブイリ原発事故関連の研究でわかってることで、
放射性物質に汚染された食品を食べることにより
徐々に体にそれが蓄積していって病気を発症しだすのです。
体内に放射能をもった物質が入り込むと
解毒しない限り延々と細胞を傷つけることになります。
ですから放射能(※)が弱いからといって安心はできません。
(※:放射能とは放射線を放出する能力のことで、
放射性物質は放射能をもった物質のことを指します)
・驚くほど多くの食品に拡散してしまった現実
原発事故が起こると懸念されるのが健康被害であり、
それはすぐに食品への疑念へと繋がっていきます。
食べ物は命を育むとても大切なものですが、
放射性物質はどんなものにも容赦なく牙をむけます。
そして拡散に精を出しているのが人間です。
日々大量の汚染水を海に垂れ流すことで海洋資源が汚染され、
空中に飛散したものは作物に取り込まれます。
きのこ類が代表例ですがあらゆる種類の野菜や果物、
魚介類に汚染が広がっていることを知っておきましょう。
あまりそういう情報は出てこなくなりましたが、
今でも原発に近い地域の食べ物は深刻な状況であることは
ネットや本で調べればすぐにわかります。
また、汚染を警戒して日本の食品の輸入規制をしている国は多く、
今後もその状況は続いていくと思われます。
でも経済に囚われた現代人はそれらの問題を風評被害と捉え、
どんどん安全性が疑わしい食品を全国へ出荷してきます。
最近は2020年の東京オリンピックにおいても
福島の食べ物を使うと決定したくらいなので
色んな意味で健康への影響は計り知れません。
・放射能の脅威から身を守る最低限の対策
本来なら放射性物質の無毒化や農家への支援など
根本解決に繋がることをやるべきだと思いますが
おかしな方向にばかり進む現代はなかなかそうはならないようです。
残念なことですが、まずは個人レベルで意識を高め
少しずつ出来ることをやっていく以外にありません。
といってもやることはとてもシンプルです。
質の良い食べ物を中心に選択し、それを少量いただくこと。
添加物と同様に100%避けるのは無理なので
解毒(デトックス)も習慣化させることも重要です。
質のいい食べ物とは農薬や肥料に頼っていない、
もしくは減らすよう努力して作られた農産物のことで、
いまや宅配で簡単に入手することができます。
中にはホワイトフードさんのように
放射能検査にストイックに取り組む健全な業者さんも存在します。
デトックスは玄米やゴマ、味噌などの発酵食品の摂取、
サウナや軽い運動などで汗をかき、
良質な油や塩を摂取することで実現できます。
要はこれまで言われてきた健康法を実践していけば
自然と解毒も行えるってことですね。
過去には福島以外にもチェルノブイリやスリーマイル島の事故、
原爆・水爆実験が幾度と無く行われてきたことから
昔から放射性物質自体は存在していました。
しかし、とてつもなく身近なところに世界最大級の汚染源が発生し、
その影響はいきなり大きくなってしまったってことです。
放射性物質は海洋と大気を通じて世界中に拡散し続けてることが
わかっているので正に地球規模の危機といえます。
体に悪いもの、健康を害するものは全て髪にも悪いと認識し、
それを糧として常に放射能の脅威を意識してほしいと思います。