シャンプーは大きく分けて
石油系、アミノ酸系、石鹸系の3種類があります。
今回は石鹸系のお話です。
石鹸シャンプーは刺激が少ないので髪や頭皮にやさしく、
値段もそんなに高くないので根強い人気があります。
しかしデメリットがいくつかあるので
注意しないとトラブルに繋がる可能性があります。
その注意すべき項目を順に見て行こうと思います。
まずアルカリ性であること
石鹸シャンプーは他の種類のシャンプーと違って
弱アルカリ性になっています。
それは洗浄力を出すためなのですが
髪はアルカリ性に弱い性質があります。
ギシギシするのはキューティクルが開いて
摩擦が大きくなっているためです。
次に石鹸カスができること
石鹸は水の中のカルシウムイオンと
マグネシウムイオンと結合することで
石鹸カスができてしまいます。
石鹸カスはすすぐときにどんどんできてしまい、
水に溶けないので髪に付着していきます。
これも髪がギシギシする一因になってます。
そしてリンスを使う羽目になること
石鹸シャンプー後はリンスを使うことが推奨されてます。
クエン酸や酢を使用した専用酸性リンスを使い
キューティクルを閉じ石鹸カスの一部を脂肪酸に変えるためです。
(脂肪酸は皮脂に含まれる成分で
肌や髪を弱酸性に保つ大切な役割がある)
もしリンスをしなければ
石鹸カスが髪に多く残ることになり、
フケみたいな白い粉が目立ってしまいます。
あとゴワゴワになる理由は石鹸カスに保湿力がないためです。
ただリンスを使うにしても
ヘアケアの手間が増えてしまうので
面倒になってすすぎが手抜きになる危険性も出てきます。
このように石鹸シャンプーには
他のシャンプーとは別の問題が多くあるのです。
汚れ自体が脱毛症を促す作用はありませんが
髪型を決めづらくなったり炎症を起こす可能性もあるので
無視できない要素なのです。
もしそれでもこだわりなどがあるとしたら
正しいケア方法をちゃんと実践するか
なるべく無添加のものを選んだほうがいいですね。