今回は果物とGI値がテーマです。
果物は全体的にGI値が低く
おいしいので人気がある食材ですが
近年の果物は糖質が多くなっています。
いくら自然かそれに近いものだとしても
食べすぎには十分注意しましょう。
GI値的には優れている果物
果物はビタミン類などの栄養価が豊富に含まれ
しかも甘くておいしいものが多いので
いろんな意味で重宝される食材です。
主に含まれる糖分はフルクトース(果糖)で
自然界に存在する糖の中で最も甘いと言われています。
甘いということはGI値が高いというイメージを
持たれるかも知れませんが
フルクトースはグルコース(ブドウ糖の一種)に
基本的に変換されることがない為GI値は低くなります。
GI値が低い=育毛に良いとは言えませんが
食べすぎなければ良い栄養や水分が摂れるので
ほどほどを心がけましょう。
参考までにGI値一覧表をご覧ください。
果物のGI値一覧表 | |
---|---|
アボカド | 27 |
すだち | 27 |
ゆず | 28 |
あんず | 29 |
苺(イチゴ) | 29 |
かぼす | 29 |
パパイヤ | 30 |
オレンジ | 31 |
グレープフルーツ | 31 |
夏みかん | 31 |
びわ | 32 |
梨(なし) | 32 |
いよかん | 33 |
はっさく | 33 |
みかん | 33 |
ブルーベリー | 34 |
プルーン | 34 |
レモン | 34 |
キウイ | 35 |
キウイフルーツ | 35 |
いちじく | 36 |
りんご | 36 |
洋梨 | 36 |
さくらんぼ | 37 |
ざくろ | 37 |
柿 | 37 |
ライチ | 38 |
アメリカンチェリー | 39 |
あんず(乾燥) | 41 |
プルーン(乾燥) | 41 |
メロン | 41 |
桃 | 41 |
デラウェア | 47 |
マスカット | 48 |
マンゴー | 49 |
葡萄(ぶどう) | 50 |
巨峰 | 50 |
バナナ | 55 |
みかん(缶詰) | 57 |
レーズン | 57 |
さくらんぼ(缶詰) | 59 |
パイナップル(缶詰) | 62 |
缶詰黄桃(おうとう) | 63 |
パイナップル | 65 |
バナナ(乾燥) | 65 |
果物に関する基本的な注意点
まずいくらGI値が低いといっても
食べ過ぎると意味がありませんので
常識的な範囲内に収めることは基本になります。
例えばバナナなら1日2本、
みかんやグレープフルーツ、
りんご、ももなどは1個まで、
苺なら15個までがいいと思います。
(目安は200グラムです)
また、人間は糖分を夜に取り込みやすくなるので
食べる時間帯はなるべく朝か
昼間にした方がいいでしょう。
カロリーが低いからと夜に多く摂取すると
体脂肪を増やすことに繋がりかねません。
あと缶詰などの加工食品は砂糖を
余分に使ってることもあるので
できるだけ生のものを食べるのが理想です。
ちなみに近年の果物は品種改良されすぎで
糖分過多になっている傾向にあります。
ですから中には全く食べなくてもよいという
医者もいるくらいです。
糖質を摂りすぎると糖化が進み
毛細血管が傷ついたりして
育毛的にもマイナスになるので
自然のものとはいえ十分注意しましょう。
■個々の食品のGI値一覧表■
2017年3月1日 加筆