拒絶反応がなく自然な仕上がりかつ
一生生え続けるということで人気が高い自毛植毛。
ただそんなすばらしい植毛術にも
いくつか欠点が存在します。
まずは一つ目は傷跡が目立つ場合があること
これは自毛植毛で最も失敗例が多いもので
ひどいときには凹凸が残ってしまいます。
次第に目立たなくなりますが
完全に跡が消えることはありません。
二つ目は生え揃うまで時間がかかること
毛包がしっかり定着するとすぐに休止期に入るので
1ヶ月ほどで移植した髪の毛は抜け落ちます。
その後はもちろん生えてくるのですが
休止期が終わるのに3ヶ月ほどかかり、
そこから満足いく毛量になるには
さらに半年ほどかかるといわれます。
三つ目は手術の回数と限界について
植毛できる間隔に制限があるため
1回の手術で密度が十分に得られません。
薄毛の進行具合によりますが
何回か受ける可能性がけっこうあります。
また、植毛した後薄毛が進行すると
植毛した部分だけが残って不自然になるので
その場合もまた手術を受ける必要がある。
そして薄毛がかなり進行していると
植毛するだけのドナーが足りない場合があるので
どうしても限界というものが出てきます。
そして四つ目は価格が比較的高いこと
一般的に人工毛植毛より費用が高くつくので
100万単位でかかることはざらにあります。
それでもプロペシアや育毛剤などを
買い続けるのと将来的には変わらなくなることもあるので
値段相応以上の価値はあると思います。
他にも術後は腫れやひどいかゆみが続いたり
大切な頭皮を傷つけるのはどうなのか、
という意見もあります。
たしかに頭皮は大事なものなので
傷が付くことに抵抗感が生じるかもしれません。
しかし最近はなるべく傷を少なくする技術が
確立されだしているので今後も期待の施術かと思われます。