m字はげをプロペシアだけで治すのはとっても難しい3つの理由

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男性型脱毛症の進行の仕方は3パターンあります。

てっぺんだけ薄くなる、おでこの生え際が後退する、
頭頂部と前頭部の両方が進行する、の3つです。

やっかいなのは前頭部が後退するパターンです。

AGAは男性ホルモンのdhtが主原因で起こる脱毛症なので
どちらからハゲてきたとしてもフィナステリドで
ホルモンを抑制する必要があります。

最も一般的な方法はプロペシアを服用することです。

現在も飲んでいる方は多いかもしれませんが
満足できている方はおそらくとても少ないと思います。

特にm字はげに代表される前頭部のAGAは
いつまで経っても回復の片鱗すら見られないという方が多いはずです。

プロペシアの主成分であるフィナステリドは
AGAを引き起こすDHT(ジヒドロテストステロン)
という男性ホルモンを生み出す酵素を阻害できます。

その酵素は5アルファリダクターゼといい、
i型とii型の2種類あることが知られてますが
フィナステライドは2型のみに働きかけます。

前頭部には2型5αリダクターゼが存在する
数少ない箇所の1つであることが知られています。

そう聞くとプロペシアの服用はものすごく理に叶った対策に感じますよね。

でもそれだけでm字ハゲが完治するのであれば
未だに多くの人が悩み苦しむ状況は矛盾してしまいます。

なぜメカニズム的にも効能的にも合致した対策をとっても
M型薄毛がさっぱり治らないのか、その理由は大きく3つあります。

m字部分は様々な薄毛になりやすい要因が重なっているためとても治しにくいのが特徴

一つは的確に酵素抑制ができないことがあります。

剃り込み部分は5α2型酵素が存在してる箇所であるため
DHTの影響が最も強い箇所でもあります。

そして錠剤を服用する対策ではおでこの両端へ的確に対処することができません。

そのため満足に悪玉男性ホルモンを減らす事ができないと考えられるのです。

二つ目は血流が悪くなりやすいことがあります。

一般的に頭頂部は最も体の上に位置しているので
血流が最も流れにくく一番やっかいだ、と言われることもありますが
前頭部のほうが顕著になる要素が盛り込まれています。

頭皮下の筋肉を保護する帽状腱膜の硬化、
頭蓋骨の歪(いびつ)な発達による突っ張り、血管が元々少ない部分である、

という具合に非常に血が流れにくい要素が満載なのです。

三つ目は育毛効果がないことです。

AGA治療は男性ホルモンを阻害するだけでなく
萎縮した毛根に喝をいれ再び正常なヘアサイクルに戻させることが鉄則です。

フィナステリドの効能は酵素の阻害のみなので
当然血流を促進することはできませんし
髪の成長に必要なタンパク質も生み出せません。

その欠点を補うために生活習慣を改善したり
ミノキシジルをつけることが推奨されるのです。

という感じでプロペシアを飲んでいるだけで
M字ハゲを治すのはとても難しいということがお分かりいただけたと思います。

それはもちろん海外のフィナステリド錠である
フィンペシアやエフペシアなどでも同様です。

薄毛というのは色々な要素が組み合わさって起こるものなので
1つの対策で全てをまかなうのは不可能です。

やることは増えますがそれが当たり前と受け止め
日々諦めず対策することがとても大切になります。

⇒mハゲを治すための基本的な対策