カプサイシンという名前を
知っている方は多いと思います。
唐辛子に含まれる辛み成分で
香辛料としておなじみですね。
そのカプサイシンが育毛にも効果があるとして
近年すごく注目されています。
どういうメカニズムかと言うと、
カプサイシンを摂取することで
胃の知覚神経が刺激されます。
知覚神経とは触覚や嗅覚など
様々な刺激を脳に伝えるための神経で
全身に張り巡らされています。
胃からの刺激を受け取った脳は
毛根周辺の知覚神経にも刺激を与えます。
すると知覚神経からは
CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)
という物質を放出し始めます。
そして髪の最深部である毛乳頭細胞が
CGRPを受け取ってIGF-1を作り、
それを髪の元となる毛母細胞に渡し、
髪の成長を促進するという仕組みです。
でも注意したいのは
カプサイシンばかり摂取してもだめと言うこと。
カプサイシンはCGRPの放出を促す作用がありますが
CGRPを作り出すことができません。
つまりCGRPが不足した燃料不足の状態で
カプサイシンを摂り続けても意味がない、
ということになります。
空の灯油タンクをいくら振っても
出てこないのと同じような状態ですね。
そこでイソフラボンの登場です。
今のところCGRPを増やす効果が
確認されているのはイソフラボンのみですので、
カプサイシンとの同時摂取が推奨されているのです。
でも摂りすぎも体に毒ですのでそれは常に意識しましょう。
カプサイシンの過剰摂取について