L-リジンは必須アミノ酸の一種で
様々な効能があります。
カルシウムのように骨を保護して
骨粗しょう症を予防したり、
脂肪酸を燃やすために必要な
カルニチンの材料になったり、
脂肪やブドウ糖の代謝を助けたり
窒素バランスを保ったりもします。
また、肝臓の機能や免疫力の向上、
コラーゲン、ケラチンの生成にも役立っています。
ヘルペスウィルスに対抗する手段としても有名です。
そして髪に関して特に興味深いのは
ミノキシジルや5α還元酵素阻害薬、
つまりフィナステリドの効果を高める作用です。
スペンサー・デービッド・コブレン氏という
全米脱毛協会・会長の研究報告によると
それが試験で実証されたようで、
かなり高く評価しているそうです。
それがどのようなメカニズムで
どのくらい効果が高まるのか不明ですが
単体でも効果が認められるとのことなので
髪にいい可能性は高いと思われます。
もちろん髪だけに作用しないので
すぐ効きだすとはいえないと思いますが
試してみる価値はあると感じます。
ちなみにリシンと呼ばれることもありますが
それは英語での読み方で
リジンはドイツ語の読み方なので
どちらが間違いというのはありません。