みかんはビタミンCをはじめ
たくさん健康にいい成分が含まれてる果物。
体の健康に良いことは髪にもいいことですので
積極的に食べてほしい食べ物のひとつです。
でも実はみかんの皮にも
体に良い成分が多く含まれています。
その代表がヘスペリジンです。
ヘスペリジンはビタミンPの一種で
毛細血管を強くして動脈硬化や糖尿病など
様々な病気の予防に期待されてる栄養素で
育毛的にもいいといわれています。
ですから皮を捨てるのはもったいないんですが
食べるのはちょっと抵抗がある人が多いと思います。
そのまま食べてる人も中にはいらっしゃいますが
それができない場合はちょっと一工夫すれば
皮の成分も摂取できるようになります。
1つ目の工夫は皮を天日干しにする
天日干しにして乾燥させた後
煮出して飲むと成分が摂取できます。
乾燥させると香りを強くしたり
油分を少なくしたり腐りにくくする効果もあります。
みかんの皮を乾燥させたものを
陳皮(ちんぴ)といい漢方薬としても用いられています。
(ちなみに七味の一種です)
皮の目安量は5~10グラムで細かく刻みます。
お湯の量は600~800ccほどで
15~20分ほど煮出したら完了です。
お茶と一緒に煮出すとおいしいかもしれないので
いろいろ試してみるのも面白いですね。
あと余談ですがお風呂にいれると
風邪や冷え性予防になるのでおすすめです。
生の状態で入れてもいいですが
乾燥させたものと比べて刺激が少し強いので
敏感肌の方は天日干しした皮をいれましょう。
2つ目の工夫は焼く
焼きみかんという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
みかんを焼くと皮の成分が果肉に移動するので
皮を食べなくてもよくなります。
目安は少し焦げ目がついてきた程度でOKです。
ちなみにみかんは体を冷やす食べ物なのですが
焼くと逆に体を温める食べ物に変身するので
冷え性の人には良い食べ方です。
あと甘みも少し強くなるので
はずれみかんも少しおいしくなるかもしれません。
3つ目の工夫は丸ごと煮る
今度は皮だけでなく丸ごと煮る方法です。
成分が自然に溶け出してくれて
酸味がでて独特のおいしさが楽しめます。
鍋が一番合うかなと思います。
自分に一番合った方法でみかんの皮を
有効活用してみましょう。
あと言い忘れてましたが
みかんにはワックスがかかっている場合があります。
そう聞くといかにも体に悪そうなイメージですが
実際は植物由来の成分から作られたもので
役割は水分と鮮度を保つためのものです。
よって口にしても安全なものですが
40度くらいのお湯に数分程度つけておくと
溶けだすそうなので不安な方はそうしてみてください。