牡蠣と育毛の深い関係|亜鉛だけでなく栄養の宝庫と言える存在

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最も有名とかどうかわかりませんが、
育毛(髪)にいいと言われる食べ物の中で
かなり知られていると思われるのが牡蠣(かき)です。

牡蠣は御存知の通り、とても人気が高い貝類の一種で
いまや日本各地で養殖され年中食べることができます。

牡蠣と人類は何千年もの付き合いがって歴史は非常に古く、
日本では縄文時代から食されていたこともわかっています。

美味しい上に栄養価が非常に高いという貴重な存在で、
海のミルクや天然の栄養ドリンクと呼ばれることもあります。

(これらの表現は健康的に少々問題な部分があります。
どちらというと後者のほうがマシかもしれませんがそれはさておき…)

髪に良いと言われる食べ物で共通している要素は栄養価が高いことだと思われます。

1位の卵、2位のナッツ、4位には緑黄色野菜(の葉菜類)と続くので
やはりその点は昔から経験的にわかってきたのでしょう。

牡蠣には各種ビタミン、ミネラル、そしてタンパク質、脂質が
非常に幅広く含まれており正に凝縮されている感じになります。

タンパク質には18種類のアミノ酸全てが含まれており、
他にも疲労回復に良いと言われるタウリンに、
エネルギー源となるグリコーゲンも多く含んでいます。

タウリンはタコに多く含まれてることで有名ですが、
実は牡蠣のほうが多いのです。(100g中約1100mg)

知覚神経を刺激してIGF-1という全ての細胞の活動に関係し
髪の成長にも重要とされるタンパク質を増やすという性質があります。

グリコーゲンは主に肝臓や筋肉に蓄えられており、
必要なときにブドウ糖に分解されてエネルギーとなります。
(この仕組を糖新生といいます)

そして牡蠣と髪を最も強く紐付けしてるのはやはり亜鉛ですね。

亜鉛もとっくにご存知かと思いますが
AGA対策の話で頻繁に出てくる栄養素のひとつです。

体内では300種類以上の役割があると言われていますが、
その一つにAGA治療薬でおなじみのプロペシア(フィナステリド)と
同じと言われることがあります。

AGAの元凶である男性ホルモンのDHTを作り出す
5αリダクターゼという酵素の働きを抑制するというものです。

もちろんその性質ばかりに期待してはいけませんが、
亜鉛は育毛サプリと言われるものに大抵含まれてるので
最も基本的かつ重要な栄養素の一つと捉えて良さそうです。

現代人は亜鉛が不足気味とも言われるので
そういう意味でも重要性があると感じます。

(どのくらい不足してるのか具体性が乏しい部分もありますが
確かに現代人はファストフードを常食したりして食生活が乱れてるので
信ぴょう性が全くないわけでもないとも感じます。)

魚介類が苦手ならたとえ育毛に貢献すると言われても
無理して食べる必要はありませんが、
もし好きなら積極的に食べてほしい食べ物ですね。

ちなみに檸檬(れもん)をかける食べ方が人気ですが、
それは健康的にも理に適った食べ方です。

亜鉛は実は体に吸収されにくい栄養素なのですが、
ビタミンCは亜鉛の吸収を助ける働きがあるからです。

牡蠣は亜鉛やアミノ酸など栄養の宝庫となっている食品で髪にいい食べ物の体表選手

・注意点は食中毒と価格

牡蠣は世界中で古くから食べられているすばらしい食品ですが
注意していただきたいのは食中毒になります。

牡蠣には腸炎ビブリオやノロウィルスなどが潜んでいる場合があり、
ある程度温度が高いと一気に繁殖してしまう性質があります。

よって普段は加熱して食べる方が安全でよいでしょう。

しかし、フライなどの高温過熱する料理だと糖化という現象が進み
老化物質のAGEsを増やすという側面もあるので、
同じ加熱でも鍋などの煮る料理が最適かと思われます。

フライはフライでおいしいのですがパン粉を使ってることもあり
血糖値が急激に上昇する恐れもあります。

そして牡蠣は養殖が盛んということで
一年中食べれるようになっていますが、
値段はそんなに安くないので毎日食べる必要はありません。

余裕があるなら毎日食べてもいいと思いますが、
本当に鮮度がいい上質なものだと10個で3000円を下りません。

かといってあまり安すぎるものだと
偽装リスクもあるので常に油断しないようにしましょう。
(過去に韓国産を国産と偽って赤痢菌中毒事件が発生したことがあります)

そのような注意点も考慮してうまく牡蠣と付き合ってほしいと思います。

<Top Ten of Cityが発表した他の髪にいい食品ランキング>

1位 卵
2位 ナッツ類
3位 牡蠣(かき)(この記事)
4位 緑黄色野菜(葉菜類)
5位 鶏肉
6位 豆類
7位 鮭(さけ:サーモン)
8位 乳製品
9位 人参(にんじん)
10位 全粒穀物(ぜんりゅうこくもつ)

<参考>

⇒ランキング全体の考察記事

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