サーモン(鮭)は世界中で人気が高い魚で日本でもとても馴染み深い魚となっています。
そして健康的にも優れていることからよくおすすめされる特徴もあります。
トップテンオブシティによる髪にいい(とされる)食べ物ランキングでも
ランクインしているほどなので、相当評価が高いと言えます。
ということで今回は7位の鮭について考察していこうと思います。
まずは鮭のメリットから触れていきます。
鮭はタンパク質はもちろんのことビタミンDやE、
ミネラルなどの基本的な栄養素がいろいろ含まれており、
それらに加え良質な脂肪酸も含んでる特長もあります。
それはEPAやDHAといったオメガ3脂肪酸のことで、
現代人が不足しがちと言われる不飽和脂肪酸の一種です。
前者はエイコサペンタエン酸、後者はドコサヘキサエン酸の略で、
けっこう有名になってきたのであなたも一度は耳にしたことがあると思います。
それらの脂肪酸は血液の流れを良くしたり、
血管の健康そのものを向上させる働きがあると言われています。
赤血球に柔軟性を持たせる作用があるので狭い毛細血管にも
スムーズに流れることができるというわけです。
血管の9割以上は毛細血管で占められており、
髪の毛も毛細血管の先にある器官ということで
血液の流れを良くすることは育毛の基本中の基本です。
不飽和脂肪酸は他の食品でも代用しやすいものですが、
鮭には他にはほとんどない特徴的なポイントがあります。
それはアスタキサンチンが含まれてることです。
アスタキサンチンとは鮭に含まれる色素のことで
それがあるから鮭の肉は赤い色をしているのです。
アスタキサンチンは動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールを
できにくくする作用がありますが、なんといっても大きいのは
強力な抗酸化作用があることです。
抗酸化作用とは活性酸素を無害化することを意味します。
活性酸素は外敵を攻撃する際に役立つのですが、
必要以上に発生すると正常な細胞にダメージを与えてしまいます。
髪の毛も細胞が分裂して出来るものですので、
活性酸素と薄毛は大いに関係していると考えられます。
現代人は不規則な生活を送るのが当たり前になっており、
活性酸素の害を多く受けているものなので育毛の強い味方になってくれるはずです。
アスタキサンチンは鮭以外にも赤い色をしているエビや蟹などにも
含まれてるのでいろんなものを食してみるといいでしょう。
また、炭水化物がほぼゼロというのも大きなポイントです。
調理をすることにより糖質とタンパク質が化学反応を起こして
老化物質のAGEは増えてしまいますが焼き菓子や肉類と比べると
かなり少ない量に抑えることが出来ます。
・ほとんど知られていない鮭のデメリット
意外と知らない方が多いかもしれませんが鮭にも大きな欠点が隠されています。
鮭は世界的に需要があることから養殖が盛んに行われてますが、
産地によってはダイオキシンなどの有害物質の濃度が高かったり、
色を濃くするため餌に色素を混ぜたりするなどお世辞にも質がよいとは
言えないものもかなり流通していると言われています。
中には養殖物の汚染状況はかなり深刻なのでそういうものは
年に3回しか食べてはいけないと発表された論文もあるほどです。
その指摘によるとスコットランド、ノルウェー、カナダ東海岸産は年3回、
チリ産は年6回までにするべきとされています。
逆に天然の白鮭なら毎週食べても大丈夫としています。
天然モノにもなんらかの有害物質は含んでると思われますが、
わけのわからない餌や環境で育った魚よりかはイメージはいいと思います。
アトランティックサーモン、もしくは大西洋サケと表示されてるものは養殖、
アラスカ産の鮭は天然の可能性が高いとのこと。
前者の理由は個体数減少に歯止めをかけるため商業的な漁が規制されてるためで、
後者の理由はアラスカでは鮭の養殖が禁止されてるからです。
また、魚類も肉類と同じくたんぱく加水分解物か何かを混ぜ込んで
増量させてるものも中にはあるらしいことや、
魚介類は酸性の性質があることから食べ過ぎは逆に血液を汚すとも
言われているのでやはり過食はどんなものもよくないと思います。
要はあんまり安物を口にしないほうがいいということです。
たとえ魚介類といえど毎日必ず食べないといけないではなく、
時々質の良さそうなものを食べるのが良策かと思われます。
それだと少し高いものでも出費も抑えることができるうえに
安心しておいしいものを食べることができますよね。
鮭は髪にいい食品の1つに分類してもよいと言える食べ物だと思いますが、
ある一点だけに着目せず広い視野で接してほしいと思います。
その考えは育毛に限らず私生活のあらゆる面で重要なことです。
<Top Ten of Cityが発表した他の髪にいい食品ランキング>
1位 卵(この記事)
2位 ナッツ類
3位 牡蠣(かき)
4位 緑黄色野菜(葉菜類)
5位 鶏肉
6位 豆類
7位 鮭(さけ:サーモン)(この記事)
8位 乳製品
9位 人参(にんじん)<
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10位 全粒穀物(ぜんりゅうこくもつ)
<参考>