システインは含硫アミノ酸ということで育毛とも関連が深いとされる

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アミノ酸の一種であるシステインは
育毛と関連が深いのではないかと言われる成分のひとつです。

体内で生成できるということで非必須アミノ酸に分類されていますが、
老化で生成量が減ったり不摂生で消費しやすくなるので
日々摂取することも重要だと言われています。

システインが髪との関連が深いと言われるのは
髪の重要な構成要素の1つだからです。

髪の主成分はケラチンというタンパク質ですが、
ケラチンはシスチンというアミノ酸が多く含まれます。

シスチンはシステインが2つ結合したアミノ酸で
ジスルフィド結合という丈夫な構造を生み出します。

髪が燃えると独特の臭いを発しますが、
それは硫黄が含まれているからでシステインは含硫アミノ酸の一種になります。

髪はシステインだけで作られてるわけではないですが、
含硫アミノ酸の存在量が最も多いので
それだけ重要な成分だということがわかります。

他にもシステインには銅などの金属の毒性を中和したり、
抗酸化作用、メラニンの生成を抑えるなどの役割もあります。

健康体を維持することは髪を維持することに繋がりますが、
抗酸化はそれを実現する上でかなり重要な位置にあります。

活性酸素はあらゆる病気に関わっていると言われるほど
体に悪いものになりうるので必要以上に増えてしまうと
髪の生育にも支障をきたしかねません。

メラニンはシミなどの原因になってしまうので
美容目的でも活用される事も多く、化粧品やサプリなどの商品が五万とあります。

二日酔いにも良いと言われているので
よくお酒をお飲みの方にもいいかもしれません。

肝臓の働きが悪くなると全身に悪影響が及ぶので当然髪にもよくありません。

システインは含硫アミノ酸の一種で髪の毛と関連が深い成分ですがそればかりに注目するのはナンセンス

ただ他の成分でもそうですが、
システインは確かに髪にも健康にも重要な成分かもしれませんが、
あくまで要因の1つであることを忘れてはいけません。

よく思いがちなのが何か特定のものを使えば何かが達成できるだろうということ。

育毛的にいえばシステインを補給すれば薄毛が解消できる!?
みたいな発想をする人が多いということです。

全く無意味ではないかもしれませんが、
薄毛というのはいろんな要因が重なり合って
起こるものなので特定の対策だけで治るほど甘いモノではありません。

システインがどうのこうのと気にするよりも食事内容を気にしたほうがいいと思います。

システインはアミノ酸ということでたくさんの食品に含まれており、
加工食品やファーストフードではなく自然の食品(野菜や魚)を
食べるよう心がければちゃんと補給できるものです。

サプリを飲んでも体に添加物だらけの有害物質を取り込んでいては
何の意味もないので盲目的にならないようにしましょう。

システインを含む食品の代表例は、
大豆、赤みの肉、玄米、にんにく、玉ねぎ、アボガド、
ブロッコリー、かつお、しらす、ココアなどです。

<にんにくの成分ごとの考察>

にんにくと髪の健康の考察
アリシン(アホエン)
オリゴ糖
カリウム
ゲルマニウム
システイン(この記事)
食物繊維
スコルジン(スコルニジン)
セレン
スルフィド類
ビタミンB6
モリブデン

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