にんにくやごぼう、アスパラ、大豆など一部の食品に含まれているオリゴ糖は
健康効果に優れた特徴がある糖類の一種でけっこう昔から注目されています。
オリゴ糖というのは簡単にいうとブドウ糖や果糖が
数個~十数個くっついたもので少糖類という風に分類されています。
一口にオリゴ糖といっても20種類ほどもありますが、
共通する性質に難消化性があります。
その名の通り胃で消化されにくいので腸内まで分解されずに届いて整腸作用を発揮します。
ということで現代食の多くにオリゴ糖が添加されていて、
あなたも知らず知らずのうちに口にしている成分の1つでもあります。
代表的なオリゴ糖には以下のような種類があります。
にんにく、ごぼう、アスパラなどの野菜類に含まれたフラクトオリゴ糖は
ショ糖と果糖で構成された糖類で虫歯になりにくいことから甘味料として使われています。
ブドウ糖(グルコース)が主体となったイソマルオリゴ糖は
防腐作用があることからその目的でよく使われます。
味噌や醤油の他にも蜂蜜にも含まれていることから
多くの日本人に貢献してくれてるといえます。
ガラクトースが主体となっているガラクオリゴ糖は
タンパク質やミネラルの吸収をサポートする働きがあります。
大豆オリゴ糖は大豆に含まれるオリゴ糖全般を指し、
他のオリゴ糖よりも腸内細菌を増やす効果が高いと言われています。
大豆は健康食の代表選手とよく言われますが、
イソフラボン以外にも実に充実した特徴を持っていますね。
オリゴ糖は育毛の視点から見ても重要な成分だといえます。
なぜかというと整腸作用があるという特徴があるからです。
腸は免疫力のほとんどを司り栄養を吸収するとても大切な臓器です。
現代人の典型的な生活習慣では体に余計なものをたくさん放り込んでしまうことになり、
腸内環境はかなりひどくなってると考えられます。
腸内細菌のバランスが崩れてる状態だと
宿便がたまったり便秘を引き起こしやすくなったり、
免疫力を下げてしまうことにもなります。
体の中は常に熱帯雨林気候のようなものですから
便が留まる時間が長いほど腐敗が進んで血液中に毒物が蔓延することになります。
あと虫歯を患う人も相変わらず多いですが、
たかが虫歯と油断してるととんでもないことになりかねません。
虫歯が悪化すると菌やその毒素が血液中に入り込んで
様々な不定愁訴を招くことがわかってきています。
歯も全身の健康と密接に関係していますから当然髪の毛の健康にも関わってくると思います。
オリゴ糖は甘いながらも虫歯の原因である
ミュータンス菌の餌になりにくいのがすごいところです。
ということで単なる生成された砂糖よりもオリゴ糖を使ったり
上記で紹介したにんにく、ごぼう、はちみつ、大豆など
自然の食品から糖分は摂取したほうがいいですね。
カロリーも低いのでダイエット的にもいいですが、
注意点はカロリーは0ではないことと、摂り過ぎは体に毒ということです。
ブドウ糖は1グラムあたり4キロカロリーでオリゴ糖はその半分と言われていますが、
だからといって摂り過ぎるとカロリー過多になりますし、
下手するとお腹を下したりAGEといわれる老化物質を
たくさん発生させることにも繋がりかねません。
いくら体にいいといっても食べ過ぎは内蔵を疲れさせることになり、
末端の組織にまで手がまわらないことにもなります。
つまり髪がしっかり育ってくれない恐れがあるので、
常に少食かつバランスのいい食事を心がけてください。
<にんにくの成分ごとの考察>
にんにくと髪の健康の考察
アリシン(アホエン)
オリゴ糖(この記事)
カリウム
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システイン
食物繊維
スコルジン(スコルニジン)
セレン
スルフィド類
ビタミンB6
モリブデン