ナッツ類は昔からよく食べられていた食べ物ですが、
近年は健康志向の高まり(?)から密かに注目度が上がってきています。
ダイエット目的で紹介されることも多いと思いますが、
体全体の健康増進にも役立つものだと考えられます。
トップテンオブシティが発表した髪にいい食べ物ランキングにおいて
2位に輝くほどなので世界的にも評価がとても高いです。
今回はそのランキング考察シリーズの2回目ということで
ナッツについていろいろ考えていきたいと思います。
まずナッツとは食用の木の実の総称のことで、
日本語では種実(しゅじつ)と表現されます。
ナッツと一口にいってもいろいろな種類があって、
一般的によく食べられているのはアーモンドやカシューナッツ、
マカダミアナッツ、くるみなどがあり、栗(くり)も種実の一種です。
それらのナッツ類はそのまま食べられてもいますし、
菓子類の原料としても使われてるので意外と接する機会は多いです。
ではナッツ類が髪にいいと言われる理由は何かというと、
やはり栄養価が高いというポイントがあるからです。
細かくみるとそれぞれ違った特徴や個性があると思いますが、
どれにも共通してると思われるのが栄養価が高いということです。
アミノ酸類、ビタミン類、ミネラル類を幅広く含み、
不足しがちと言われる良質な脂(不飽和脂肪酸)も豊富であり、
タンパク質も多く含みます。
タンパク質は当然のことながら植物性なので
動物性のそれよりも人の体にあっている可能性があります。
人類は大昔から動物の肉を食べていたと言われていますが、
木の実もよく食べていたそうなので、
そういう意味でも間違いない食品だと言えるかもしれません。
個々のナッツの詳しい考察は後の記事にゆずるとして、
代表的なものの特徴をさらっと見てみます。
最近は世界的に需要が高まっていると言われる「アーモンド」は、
ビタミンEを多く含む食品として有名になってきています。
ビタミンEは強力な抗酸化作用や血行促進に良いなどの効果があるとされ、
育毛的にも常に注目される栄養素のひとつです。
食物繊維も多いので整腸作用にも役立つ、
老化の元凶ともいえるAGEsという物質を減らすなどの効果も期待されており、
今後も需要が尽きることがないだろうと思われます。
おつまみや料理の材料にも使われる「カシューナッツ」は、
アーモンドと同様に栄養価が全体的に高く、
脂肪分が半分以上を占めるということでオイルの原料にもなっています。
チョコレートと愛称のいい「マカダミアナッツ」は
カシューナッツより不飽和脂肪酸の含有量が高く、
全体の8割以上にのぼりコレステロールを含まないという変わった特徴を有しています。
他にも栄養価がとても高いと評判なクルミや、
男性機能改善目的としてサプリメントにも応用されているかぼちゃの種など、
ナッツ類は全体的に栄養面に優れていることが読み取れます。
髪にいい食べ物のトップクラスに君臨するのも納得です。
ちなみに昔から健康食の代表例となっているゴマもナッツの一種に分類されています。
・ナッツ類で注意してほしいポイント
他にもナッツはいろいろあるので、
自分の好みにあったものを食べてほしいと思います。
わけのわからない加工食品にお金をかけるより、
こういうすばらしいものにかけてほしいですね。
ただし、そんな高評価なナッツ類にも注意点はあります。
それは食べ過ぎです。
食べ過ぎはどんなものでもよくないのですが、
なぜあえて言ったのかというと地味に炭水化物の含有量が多いからです。
炭水化物を摂るということは糖質を摂るということになるので、
血糖値を上げてしまうことになります。
少量だと大したことはないですが、
100グラムに換算すると無視できない量になります。
例えばアーモンドだと約20%が炭水化物ですので、
もし100グラムくらい食べてしまったとすると
角砂糖を4~5個ほど摂取していることに近くなります。
(角砂糖は1個あたり約3~4グラム)
ナッツ100グラムとなるとかなりの量かもしれませんが、
塩などで味をつけると意外とバクバクいけてしまうので一定の注意が必要になると思います。
カシューナッツも20~30%が炭水化物であり、
栗(くり)となると50~60%にもなってしまいます。
どんなものも食べ過ぎは体に毒と言われる所以は糖質にあると言っても
過言ではないと思われるので、ナッツ類に関しても十分意識してほしいところです。
この点は触れられないことがほとんどなので注意している人は少ないと思います。
一般的に物事の紹介はメリットの部分ばかり強調される傾向があり、
評価が高いものほどそれが顕著に現れていると感じます。
あとナッツ類は硬い殻を割る工程に手間がかかるのか、
意外と割高な食品でもあるのでそういう意味でも食べ過ぎは禁物です。
<Top Ten of Cityが発表した他の髪にいい食品ランキング>
1位 卵
2位 ナッツ類(この記事)
3位 牡蠣(かき)
4位 緑黄色野菜(葉菜類)
5位 鶏肉
6位 豆類
7位 鮭(さけ:サーモン)
8位 乳製品
9位
人参(にんじん)
10位 全粒穀物(ぜんりゅうこくもつ)
<参考>