野菜は健康食の代表と言えるものであり、
その地位は揺るぎようのないものになっています。
髪にいい食べ物ランキングを発表したトップテンオブシティは
4位に格付けしており、かなりの高評価となっています。
野菜は農薬などの社会問題を除けば
まず間違いないといえる数少ない食品ですので
もう少し評価が高くてもいいような気もしますがそれはさておき、
今回は4位に輝いた野菜と髪について考察していきます。
最大のポイントは野菜は野菜でも「濃い緑の野菜」だということです。
実際ランキングにおいてDark Green Vegetablesと表記されてるように、
野菜だからなんでもいいというわけではなく、
濃い緑の葉物野菜を摂りましょうと推奨されています。
この区分けは非常に重要な意味を持っています。
まず一般的に野菜は色の濃い部分の方が栄養価が高いことがわかっており、
日本ではいわゆる緑黄色野菜と呼ばれています。
それ以外のものは淡色野菜といって、
厚生労働省のルールによると可食部100グラムあたり
カロテンが600μg以上含まれているものとしています。
(代表例:ほうれん草、ブロッコリー、小松菜など)
もしくはそれより少なくても食べる機会が多く、
色が濃いものは緑黄色野菜であると定義されています。
(例えばピーマンやトマトがその部類に入ります)
その辺の話をすると大きく脱線してしまいますので、
まあ大体色の濃い野菜が素晴らしいんだなと思ってもらえばいいと思います。
話を戻しますと、
濃い緑の野菜というとほぼ自然に葉物野菜になるわけですが、
それは糖質的にも優れた評価なんじゃないかと感じます。
一般的にはビタミンやミネラルの供給源になったり、
カロリーが低いからダイエットに良いなどと言われることが多いですが、
それらと同時に糖質もほとんど摂取することにならない、
というポイントがとても大きいと思います。
ほとんどの食べ物には炭水化物は含まれているのですが、
含有量には大きな開きがあり、穀物類はほぼ全てが炭水化物で
血糖値を大きく上げる主な原因になってしまっています。
ところが葉物野菜には100グラムあたり
数グラム程度しか含まれていないのがほとんどなのです。
あと葉物野菜には食物繊維も一緒に含まれているものなので、
血糖値の問題はほとんど無視できるレベルだと思われます。
ちなみに同じ野菜でも炭水化物の含有量が高めのものもあるので、
そういった意味から野菜ならなんでもいいとは言えないのです。
(例えばかぼちゃ、にんじん、いも類など)
炭水化物が比較的多い野菜類に共通しているのは、
葉っぱの部分ではなく実の部分であるということです。
よって葉物野菜を食べてればほぼ間違いないのではないかと、
当ブログでは判断していますのでランキングでも
高評価につながったと解釈している次第です。
・それでもやっぱり食べ方には注意を払いましょう
濃い緑の野菜はビタミン類が豊富であり、
血液の材料となる鉄をはじめとしたミネラルも補給できるので、
育毛的にも色んな意味で貢献してくれるものだと考えられます。
血糖値もほとんど上がらないので髪の成長のみならず
体全体の健康を害するAGEsという老化物質も無駄に多く発生しないので
薄毛の原因を減らすことにも役立つ食べ物だと言えます。
しかし、食べ方を意識しないと血糖値を上げてしまうので
いくら良いと言われるものでも油断してはいけません。
野菜も魚介類と同様に生、もしくはさっと茹でたりする
簡単な調理をして食べたほうが栄養素の損失も少なく済んでいいのですが、
それにドレッシングをドバドバかけたらどうなるでしょう?
ドレッシングの類のものはおいしく感じさせるように
糖質はもちろん添加物もたっぷり使ってるのが通常なので
髪に悪い要素も増やしてしまうことになってしまいます。
よって意識的に使い過ぎないよう気を配ったり、
添加物をほとんど含まない自作のものを使ったりして
食したほうがより健康的かつ育毛的になると思います。
もしくは栄養素が自然と溶け込むスープや味噌汁として
頂くことも素晴らしい選択肢になるでしょう。
色の濃い葉物野菜は大昔から絶賛され続けてる素晴らしい食品ですが、
現代は食べ方の選択肢が増えてしまった分、気をつける点が多々あります。
それも意識した上で野菜を食べることを習慣づけていきましょう。
とても地道なことですが育毛はそもそも地道なことの積み重ねですので
毎日の食生活を大事にしていってほしいと思います。
<Top Ten of Cityが発表した他の髪にいい食品ランキング>
1位 卵
2位 ナッツ類
3位 牡蠣(かき)
4位 緑黄色野菜(葉菜類)(この記事)
5位 鶏肉
6位 豆類
7位 鮭(さけ:サーモン)
8位 乳製品
9位 人参(にんじん)
10位 全粒穀物(ぜんりゅうこくもつ)
<参考>